目次
元美容師Mです。
成分の93%が天然の成分で作られている!と宣伝している「THREE (スリー)スキャルプ&ヘア リファイニング シャンプー」の成分を解析&評価していきたいと思います。
正直言って、天然成分とかオーガニック!とか効果が感じられるものでも無いので、どっちでも良いのですが(汗)
ただ、結論から言うと天然成分云々を抜きにして「おお!これは良いぞッ!」というのが成分を見た私の感想です。久々に少し興奮しました(笑)ただ、弱点もありましたが・・・
というわけで、どの成分がどのような特徴を持ち、どういいのか?!を解説していきたいと思います!
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【最重要】THREE(スリー)スキャルプ&ヘア リファイニング シャンプーの洗浄成分は?
スリー 【THREE】 スキャルプ&ヘア リファイニング シャンプー 300ml
いつもいつも、いつも!言っている事ですがシャンプーで大事なのは何がなんでも「洗浄成分」です。
なぜなら、成分量の水6,7割で洗浄成分が2,3割を締めており、最も影響力の高い成分がこの洗浄成分だからです。
どんなに「〇〇エキス配合!」と謳っていようと、洗浄成分が強力であれば、洗浄力が高すぎてその他の成分の効果はほぼ感じられずに終了です。
もし、あなたが「このシャンプー気になるゥゥ!」と思った時はずぇっったい!に洗浄成分くらいはチェックしましょうね!
一回、一回の違いが感じられなくても、365日毎日頭皮に触れるので2,3ヶ月と使い続けるとどんどん髪質、頭皮の質に変化が感じられるはずです。
と長い前置きを置いた上で、コチラが「HREE スキャルプ&ヘア リファイニング シャンプー」の全成分です↓
水、ココイルメチルタウリンNa、コカミドプロピルベタイン、DPG、コカミドDEA、サトウカエデ樹液(メープルシロップ)、ポリソルベート80、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、カプロイルメチルタウリンNa、リンゴ果実水、ホホバ種子油、チャ実油、アルガニアスピノサ核油、シア脂、オリーブ油、ニュウコウジュ油、ローズマリー油、オレンジ果皮油、ラベンダー油、シイクワシャー果皮エキス、オルトシホンスタミネウスエキス、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(ペリセア)、ポリクオタニウム-64、(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー、セテアラミドエチルジエトニウムサクシノイル加水分解エンドウタンパク、スイゼンジノリ多糖体、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ポリクオタニウム-10、グリセリン、BG、エチルヘキシルグリセリン、ココイルアルギニンエチルPCA、クエン酸、エチドロン酸、フェノキシエタノール
黄色にマーキングしている成分が、洗浄成分です。
この洗浄成分だけ抜き出して見ると・・・↓
ココイルメチルタウリンNa、コカミドプロピルベタイン
シャンプーの性格を左右する、メインの洗浄成分はたったの2つ!とかんりシンプルで好印象。
ではこの成分の特徴とどんな人に向いているのか?!を1つずつ見ていきましょう!
洗浄成分1、ココイルメチルタウリンNa
アミノ酸系のなかでは、洗浄力がやや高めの洗浄成分ですが、頭皮に対しては低刺激のかなり優れた成分なのは間違いないです。
「やや高め」と言っても、市販によく使われるような「ラウレス硫酸Na」や「オレフィンスルホン酸」などと比べればかなりマイルドなので、この成分のせいでバサボサになるということは無いです。
文献によりアミノ酸とする文献もあれば、正確にはアミノ酸じゃないとする文献もある成分ですが、アミノ酸系の性質にかなり近い事には変わりないので個人的にはどっちでもいいと言うのが私の意見です。
洗浄成分2、コカミドプロピルベタイン
こちらは上記よりも更に低刺激&マイルドな洗浄成分で、よくベビーシャンプーに配合されるほど優しい成分ですね。シャンプー界のバファリン的存在。
ただ、安価な成分で1,000円以下のシャンプーにもかなり多く配合されているので、プレミア感などは皆無。悪くは無いのですが、この価格帯であれば、もうちょっと「コレ!」といえる成分を配合して欲しい所。
ベタイン系は頭皮にかなり残りやすい性質があるので、この成分が高濃度のシャンプーを使う時は、メッチャすすぎまくる事を推奨します。
総合的に見ると、やや強めの『ココイルメチルタウリンNa』の成分を「ベタイン」で洗浄力を抑えている感じです。
洗浄力自体は、結構マイルドなので、もしあなたがライトダメージ~ミドルダメージであれば、満足度は高いはず。
逆に頭皮の油分量が多い人、ハイダメージの場合は、ちょっと洗浄力のバランスがマッチしていないかなぁという印象の洗浄成分ですね。
その他の補修成分の効果はあるのか?
このシャンプーが全面に押し出している各種植物系のエキス、オイルに関してはぶっちゃけほぼ効果無いと言っても問題ないです。
例えばサトウカエデ樹液(メープルシロップ)とかシャンプーに配合したところで、効果があるか?と言われたらほぼ感じないでしょうし、メープルシロップが毛髪を補修するとかそういう研究データも見受けられませんでした。
消費者側に「植物系成分をいっぱい使っているから安全だよっ!」とアピールするために配合していると言っても過言じゃないでしょう。
まぁ。オーガニックとかボタニカル成分!とか言っておけば聞こえは良いですからね・・・
そんな植物成分よりも「うおぉっぉぉ!、コレは!」と思える成分が「ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(ペリセア)」という毛髪補修成分。
たったの一分で毛髪内部に浸透し、ネチネチ補修し続ける変態的な補修成分です(笑)
引用:旭化成ファインケムより
上記のようにしっかり毛髪が補修されていると言うデータが出ているので、効果があるのかないのか?ふわふわしている植物性の成分よりもよっぽど押し出した方が良いと思います。
ただ、スキャルプヘア!と頭皮ケアを彷彿とさせつ、ネーミングの割には頭皮ケア成分に関しては「コレ!」というものは見受けられませんね。
頭皮ケアを謳うなら、「フムスエキス」や「リンゴ果実培養エキス」など効果が実証されている成分をいくつか配合して頂ければ嬉しい所。
⇛「フムスエキス」や「リンゴ果実培養エキス」が配合されたシャンプーランキングはコチラ
【結論】優良シャンプーだが弱点も・・・
マイルドな洗浄力のタウリン系とベタイン系を組みあせているので、洗浄成分はミドルダメージ以下なら文句無し。
更に毛髪補修成分「ペリセア」も配合しているので、もしあなたが、「最近ちょっとパサツクなぁ~」と感じているのであれば、満足度が高いシャンプーだと言えます。
あとは、スカルプシャンプーを謳っているので、「コレぇぇえ!」と言えるような頭皮ケア成分も配合していれば、サイッコーー!なのですが・・・(笑)
ただ、悪いシャンプーでは無いのですが、最大の弱点があります。それは・・・
価格!です(ドンッ!)
このシャンプー定価価格あと300mlで4860円と鬼のように高い。1ml辺りはなんとッ!16,2円。なんというセレブリティなプライス。
もし、あなたがこの価格を見ても「ふんッ安いわね」といえるセレブなら引き止めはしないが、私のように一般ピープルであれば、もっと安価で同等以上の内容成分が配合されているシャンプーを超絶推奨します。
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どんなに内容成分が良かろうとシャンプーは2ヶ月3ヶ月と使い続けなければ、まっったく意味がありませんからね。
「優良シャンプーだが、価格がちょっと高すぎる」という結論を述べて、筆を置きたいと思います。ぜひぜひ参考にしてみてくださいね!
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