【元美容師が解析】5つの牛乳成分は効果なし?ミルリッシュシャンプーの成分をレビュー！

元美容師Mです。

ドラッグストアを徘徊していていたら、オシャンティ(死語)なシャンプーを発見しちゃったので、思わず解析欲が湧いてきちゃいました。

そのシャンプーというのが今回の『ミルリッシュシャンプー』というおしゃれなボトルが購買意欲を掻き立てるシャンプーです。

ボトル自体はなんとなくおしゃれなんですが、本当に良いシャンプーなのかどうか？はボトルでは中身の成分が超絶重要。

私がこのシャンプーを見た時に一番に感じた疑問は「ん？牛乳って髪の毛になんか効果あるの？」っと言うことです。

っというわけでミルリッシュの”牛乳成分は毛髪に何か効果があるのか？””ミルリッシュは使うべきシャンプー”なのか？を解析＆レビューしていきたいと思います。

【最重要】ミルリッシュ(MiLRISH)シャンプーモイストの洗浄成分は？

『MILRISH MOISTSHAMPOO/ミルリッシュ　モイストシャンプー

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どんなにミルク成分配合！とかはちみつ成分配合！とかなんとな～く良さそうな事が書かれていても、それだけを見て購入しちゃあダメです。

当ブログ読者さんにはいい加減しつけーよ！っと怒られそうですが、一番重要なので私が生きている限り何度でもお伝えさせて頂きたいのが「シャンプーを選ぶ際は、洗浄成分を見よっ！」という事です。

どんなに植物性保湿成分がホニャララ～っと書かれていようがシャンプーのメインとも言える『洗浄成分』が強力すぎればそのような保湿成分など無意味。

あまりにも洗浄力が強力すぎれば、保湿成分の効果を感じる以前に、脱脂力が強すぎてパサボサになりますので・・・

っという前置きを書いた上でミルリッシュしっとりの全成分がこちら↓

水、ラウレス硫酸Ｎａ、コカミドＤＥＡ、コカミドプロピルベタイン、塩化Ｎａ、ホエイ（牛乳）、カゼインＮａ（牛乳）、ラクトフェリン（牛乳）、乳酸桿菌／乳発酵液(牛乳)、ヨーグルト液(牛乳)、ゼイン、加水分解ケラチン（羊毛）、加水分解シルク、セイヨウオトギリソウ花／葉／茎エキス、カミツレ花エキス、フユボダイジュ花エキス、トウキンセンカ花エキス、ヤグルマギク花エキス、ローマカミツレ花エキス、サピンヅストリホリアツス果実エキス、ポリクオタニウム－７、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ＥＤＴＡ－２Ｎａ、クエン酸、乳酸、グリセリン、ＢＧ、ＤＰＧ、エタノール、安息香酸Ｎａ、ソルビン酸Ｋ、メチルパラベン、フェノキシエタノール、香料

黄色にマーキングしている成分がこのシャンプーの命運を分けると言っても過言じゃない。『洗浄成分』ですね。

ラウレス硫酸Ｎａ、コカミドプロピルベタイン

はい。たったの２つです。シンプルで素晴らしぃいぃ！っと言いたいところなんですが、、、この中に私が嫌悪する洗浄成分が混ざっていますです。

当ブログ読者さんならもう２秒とは言わず、0,5秒くらいで「あ～～！！・・・」っと思って頂けるかもしれません。

１つずつ成分の特徴を見ていきましょう！

洗浄成分１、ラウレス硫酸Ｎａ

君だけは、、、君だけは見たくなかった・・・

そう！私が嫌悪する洗浄成分というのが、この『ラウレス硫酸NA』というかなり洗浄力が高い成分です。

恐らく数あるシャンプーの洗浄成分の中でもトップクラスに洗浄力が高く、使っていくうちに髪がボロくなっていく可能性が高いくらい洗浄力が強い成分なんです。
⇛ラウレス硫酸ナトリウムのシャンプーは強力すぎ？3つのダメな点とは？？

しかも、洗浄力をアップさせるように3,4番目に補助的に配合されているならまだしも、一番最初に記載されていることから、最も配合量の多いメイン成分ですからね。

いくらしっかり保湿成分を配合していようがこの時点でOUT！！です。

あまりにも、洗浄力が高く一般的にも「ラウレス～と書かれているものはなんかヤバイらしい！」というのが広まっているのもあって市販品ですら、配合が避けられることが多くなってきています。

サルフェートフリーシャンプーとかよく書かれているものが「ラウレス硫酸系未配合」とはなっています。ただ、このサルフェートフリーも実は要注意なんですが・・・↓
⇛「サルフェートフリーシャンプー＝良い」は大間違い！3つの選び方を解説します。

保湿力が低下するので、カラーやパーマの持ちも悪くなりますし、私はこの成分が配合されているシャンプーは絶対に使わないです。

洗浄成分２、コカミドプロピルベタイン

こちらは上記のラウレス系の高すぎる洗浄力を持つ洗浄成分と違って、刺激性も低く洗浄力もマイルドな成分です。

安価なシャンプーはこのシャンプーと同じようにラウレス硫酸＋コカミドプロピルベタインと合わせることで、ある程度洗浄力を調整しているものが多いです。

それでも、洗浄力がしっかり抑えられてるか？というとまだまだ強すぎるくらいなんですが・・・

コカミドプロピルベタイン単体で見れば、ベビーシャンプーにも配合されるくらい優しい成分だけど、ラウレス硫酸が完全に優しさを殺している感じですね。

総合的に見ると、、、メチャ強な洗浄力を持つラウレス硫酸NA＋コカミドプロピルベタインを＋しているという、10年以上前に市販品に多くあったようなシャンプーです。

牛乳の成分が髪に良いか？云々の前に洗浄力が強すぎるので、オススメはしませんし出来ません。

牛乳の効果は？保湿成分はどうなのか？

ミルリッシュというネーミング的に牛乳成分推している感じがヒシヒシと伝わってきます。

成分表を見てもコレでもか！ってくらい牛乳アピールが凄いですし　笑

ホエイ（牛乳）、カゼインＮａ（牛乳）、ラクトフェリン（牛乳）、乳酸桿菌／乳発酵液(牛乳)、ヨーグルト液(牛乳)

ただ、これらの牛乳成分に毛髪の保湿力をアップさせるような効果があるのか？っというとちょっと疑問です。

私が調べた感じ「牛乳成分が毛髪の保湿力や補修する効果が認められた」というような、客観的な実験データなどは見つかりませんでした。

これだけなら、私のリサーチ力不足という可能性もありますが、ミルリッシュの公式サイトを見ても特に牛乳成分が毛髪を保湿しますなどとは書かれていません。引用：ミルリッシュ公式

「あ、あれ？牛乳は？」っと言いたくなりますが、正直そこまで効果は期待できないから、大きくアピール出来ないのかなぁと。

ただ、加水分解ケラチン（羊毛）、加水分解シルクの２つの成分に関しては、髪のハリ・コシ感をアップさせるようなｍ定番補修成分です。

っといっても最近では市販のものから高額なシャンプーまで幅広く配合されている成分なので、”このシャンプーならでは”というにはちょっと弱いです。

牛乳成分が本当に毛髪補修力が高いのであれば、そのまま牛乳を頭にぶっかけてみたい所ですが・・・(トリートメントして考えれば、1本200円弱で買えるので安いですし)

牛乳成分はあくまでも他シャンプーと差別化するために、配合していると感じられたのが正直な感想ですね。

【結論】ありきたりな市販シャンプーに、牛乳成分を配合しただけか。

ボトルに関しては、最近の流行りに合わせたおしゃれ～なボトルではあります。牛柄もなんか可愛いですし。

ただ、内容成分に関して言えば、定価500円の値段相応の成分かと思いました。

10年くらい前によく見られた安価で強力すぎる洗浄力の『ラウレス硫酸』ベースのシャンプーに差別化を図るために、牛乳成分を配合してボトルを牛柄にしてみた・・・って感じですかね(汗)

もしあなたが、カラーやパーマをしているなら乾燥⇛持ちが悪くなるっという可能性は高いですし、脱脂力も高いので頭皮の油分の分泌量が増える可能性もあります。

500円程度で買えるというのはかなり魅力的ではあるんですが、、、最近は市販のものでもサロンよりワンランク上のシャンプーもあるので、あえてこのシャンプーじゃなくても良いと思います↓
⇛【2023年版】元美容師が全力で超上質な市販シャンプーランキング9選を発表します。

ぜひぜひ、参考の１つにしてみてくださいね！