元美容師Mです。
お客様の中には「高いシャンプーだからいいシャンプーでしょ♪」と値段だけで満足されてしまう方もいらっしゃいました。
が!実は高いシャンプーだから、良いシャンプーとは限らないんですよ。高いシャンプーだから高い原料を使って高ければ高いほど、髪や頭皮に良い成分が使われている
と思ってしまいがちなんですが、実は高いシャンプーでも「あれ?市販シャンプーなみじゃん・・・」というものもあるんです
というわけで、今回は安いシャンプーと高いシャンプーの大きな3つの違いを
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安いシャンプー高いシャンプーは何が違う?4つの違い
1,成分の違い
もうこれ。とにかくコレ。
安いシャンプーと高いシャンプーとでは成分の内容が違います。
もちろん、高いシャンプーの方が成分が良い傾向はあるんですが、実は高いシャンプーだから良いシャンプーとも限らないのが難しいところ。
私は当ブログで3年くらい言い続けているんですが、シャンプーを購入する時は安いものだろうと、高いものだろうと成分をチェックせよっ!と言わせてください。笑
というのも、安いシャンプーでも成分を見ると「ぬお!サロンシャンプー並のじゃん!」
という物もあれば、3,000円を超えるような高価なシャンプーでも「市販と何が違うの・・・」とものもあるんです。
例を1つ挙げると、1,000円以下の市販シャンプーの成分がコレ↓
水, ラウレス硫酸Na, ラウリル硫酸Na, コカミドプロピルベタイン, 香料, コカミドMEA, 塩化Na, 安息香酸Na, EDTA-4Na, クエン酸, エチレンジアミンジコハク酸3Na, PEG-60アーモンド脂肪酸グリセリル, PG, グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド, パンテノール, パンテニルエチル, アロエベラ液汁, メチルクロロイソチアゾリノン, メチルイソチアゾリノン, クエン酸Na, キシレンスルホン酸Na
ここでは具体的なシャンプー名は控えておきますが、1,000円以下の市販シャンプーです。
で、コチラが3,000円超えのサロンでも取り扱っている某有名シャンプーの成分↓
水、ラウレス硫酸Na、ココベタイン、ラウレス-5カルボン酸、コカミドMIPA、アモジメチコン、塩化Na、ポリクオタニウム-10、PPG-5セテス20、安息香酸Na、オレイン酸PEG-55PG、PG、サリチル酸、水酸化Na、ベンジルアルコール、シトロネロール、リナロール、ヤシ油脂肪酸メチル、ゲラニオール、ヤシ油脂肪酸Na、サラソウジュ種子油、黄4、クエン酸、香料
すべての成分が同じってわけじゃないですが、シャンプーの命とも言える洗浄成分に”ラウレス硫酸Na”が使われています・・・
ラウレス硫酸Naって洗浄力がめちゃ強くて、シャンプーの洗浄成分の中ではかなり刺激性も高い方なので、最近では市販シャンプーですら配合されないことが多くなっている成分です。
サルフェートフリーとか、ラウレス硫酸系不使用とか書いているシャンプーよく見かけませんか?それです!↓
⇛「サルフェートフリーシャンプー=良い」は大間違い!3つの選び方を解説します。
1,000円以下のシャンプーであれば、ああ市販シャンプーだし仕方ないかぁと思えますが、コレ3,000円超えですよ?!
ちなみにその他の成分も『アモジメチコン』等のシリコン系成分で多量に配合されてて、特にこのシャンプーならでは!ってものはありません(汗)
正直、言って成分内容的にはこれほどの価格差があるとは到底思えませんでした。
逆に市販のシャンプーでも、メインの洗浄成分が頭皮にも髪にも優しい『ココイルメチルタウリンNa』『ラウロイルメチルアラニンNa』がメインになっているシャンプーもあります↓
私が見た限り1,000円で1つの壁がありますね。1,000円以下だとどうしてもコスト的に難しいのか、洗浄力が強いものがほとんどです。
逆に3,000円以上でも値段相応に洗浄成分が『ココイルグルタミン酸』などの超マイルドな洗浄成分が使われているシャンプーもあります↓
⇛【髪のプロが197品検証!】アミノ酸シャンプーBEST5を理由を添えて発表します。
まとめると、値段が高い=良成分とは限らないが、ちゃんと値段相応に成分も豪華なシャンプーはあるということです。
2,ブランド力の違い
値段が高いくせに成分が市販並のシャンプーに多いのがブランド力で「なんか凄そうなシャンプー」に魅せる演出です。
海外製でなんか凄いオシャレな高級感モリモリなボトルなものが多いですね。
高級感があるのは精神的満足度が高まるので、悪いことではないですが”なんとなくオシャレ”ってだけで選ぶのは髪にも頭皮にも優しくないですよね(汗)
高級ブランドであっても成分は市販並のものも多いので正直、シャンプーにおいてブランドってあんまり意味ないと思います。
3,入手性の違い
高級なシャンプーはサロン専売品のものが多いので、市販シャンプーに比べると入手性が悪いです。
市販のシャンプーであれば、買い出しのついでにドラッグストアによっていつも使っているシャンプーを購入することができます。
が、サロンシャンプーの場合はわざわざサロンまで買いにいかないと購入出来ないのがメンドウですね(汗)
なくなった時にすぐに手に入るって点では市販の安価なシャンプーの方がメリットがあるかと思います。
4,価格の違い
当たり前でしょ!と言われてしまうそうですが、価格の違いはでかいです。
1,500円のシャンプーと3,000円のシャンプーとでは、2倍以上価格が違います。
たった1回だけならそんなに大した価格差じゃないんですが、1ヶ月に1回シャンプーを買うとすると、年額換算で結構差がでてきます。
1,500円×12ヶ月=18,000円
3,000円×12ヶ月=36,000円
そして以前から言っているようにシャンプーって1回使っただけじゃああんまり意味が無いんですよね(汗)
どんなにスンバラシイ成分のシャンプーだろうと、1ヶ月使っただけじゃ髪質はそこまで大きく変わらないことが殆どです。
あなたが今使っているシャンプーが、洗浄力がめちゃ強烈に強いもので、それからアミノ酸系の優しいシャンプーに変更するような場合は「おお!なんか違う!」っと違いを感じる可能性は高いです。
が、一度シャンプーを良いものに変更しても、また同じ洗浄力が強いシャンプーに戻したら、髪質も元に戻ります・・・
【結論】高いシャンプー=良いシャンプーとは限らない。
何度も何度もお伝えしているので耳タコかもですが、高いシャンプーだから良いシャンプーとは限らない!っとネットの片隅で叫ばせていただきたいです。
高いシャンプーでも良いシャンプーもあれば、イマイチなシャンプーもかなりあるので値段だけでシャンプーを選ぶと失敗する可能性がかなり高いです。
どのシャンプーが良くてこのシャンプーダメぇ!とかはこの記事では言及しないですが、シャンプーで最も重要なのは成分。
もし、あなたがシャンプー選びで失敗したくないのであれば、ぜっったいに成分はチェックしましょう。
365日頭皮と髪に直接触れる洗剤なので、成分くらいはチェックするべき!です。
というわけで、この記事をここまで読んでくださったあなたはシャンプーの”値段”に惑わされないようにしましょう!
ちなみに結局何が良いかわからない!という方は以下記事も参考にしてみてくださいませ↓
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⇛【2020.11月】元美容師が市販シャンプーランキング8選を発表します。
今まで300種以上はシャンプー使ってきてますが、成分、価格とも良いっ!と思ったシャンプーのみ解説してますので。
⇛シャンプーは高い物が良いとは限らない!元美容師が3つの理由を暴露します。
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