【元美容師が解析】シャルマンシュシュ シャンプー 保湿成分はイマイチでした・・・

元美容師Mです。

今回はパッケージがオシャレぇぇな『シャルマンシュシュシャンプー』の成分を解析&評価していきたいと思います。

成分的には安価な市販シャンプーと違って、上質な洗浄成分がメインに配合されている感じ。

ただ、”モイストリペア”というにはちょっと保湿力や補修成分がイマイチ・・・っと感じてしまったのも本音だったりします。

もし、あなたが本当にダメージや乾燥になやんでいるならちょっと、物足りないかなぁと言う感じ。

では一体どんな成分が配合され、どんな人向きのシャンプーなのか?!解説してきます!

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【最重要】シャルマンシュシュ モイスト&リペアシャンプーの洗浄成分は?

当ブログでずーっと言い続けているのがシャンプーを選ぶ際はぜっったいに洗浄成分はチェックせよ!という事です。

っというのもどんなに保湿成分や補修成分をモリモリ配合していようが肝心の洗浄成分が刺激が強かったり、洗浄力がメチャ強ければ当然頭皮や髪の油分を脱脂するので、パサツキまくります(汗)

どんなに海の植物エキスをたっぷり配合していようと、結局は洗剤なので洗浄成分が一番重要なのは当たり前なわけです。

っというわけであなたがシャンプーを選ぶ際はぜったいに洗浄成分だけでもチェックしてください。

これだけでも大外れはかなり避けられるはず!なので。

という長い前置きをおいた上で、、、『シャルマンシュシュ』の全成分がコチラぁ!↓

水、ココイルメチルタウリンNa、BG、コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸2Na、グリセリン、PEG-20ソルビタンココエート、コカミドメチルMEA、ココイルグルタミン酸Na、アラリアエスクレンタエキス、イヌラクリスモイデ花/葉エキス、リモニウムゲルベリエキス、ラベンダー油、ライム油、コリアンダー果実油、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、グルタミン酸ジ酢酸4Na、クエン酸、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ポリクオタニウム-10、エチルヘキシルグリセリン、フェノキシエタノール、塩化Na、グリコール酸Na

黄色にマーキングされている成分がこのシャンプーに配合されている命!とも言える洗浄成分になります。

うーむ、やはり価格がちょい高めなだけあって洗浄成分も上質な成分が多いですな。笑

成分1、ココイルメチルタウリンNa

洗浄成分で一番多く配合されているのがこのココイルメチルタウリンという、タウリン系の洗浄成分。

ベースはこの成分だと考えて良いでしょう。

特徴としては、アミノ酸系成分に近い性質の成分で刺激性はかなり低く、洗浄力に関しても市販によく配合される『ラウレス硫酸』や『オレフィンスルホン酸』よりかなり優しい成分です。

ただ、アミノ酸系の洗浄成分よりも若干洗浄力が強めなので

「ダメージは気になるけどちょっとしっかりめに洗いたい」「サラッとした質感を求めている」「動きのあるヘアスタイル」

というような人に向いている洗浄成分だと言えますね。モイスト?っと言われるとややネーミングとミスマッチ感もありますが、ヘアケアシャンプーとしてはGOOD!な成分です。

成分2、コカミドプロピルベタイン

こちらに関してはほぼ全てのシャンプーに配合されているだろ!ってくらい配合されている成分。

刺激性も洗浄力もマイルドで、原料も比較的安価なのでほぼ全てのシャンプーに配合されています。笑

成分3、ココイルグルタミン酸2Na

最近流行りつつあるアミノ酸系成分がコレ!市販の洗浄成分よりも刺激性&洗浄力はかなりマイルドな成分で、ダメージヘアにも最適な洗浄成分です。

ただ、なぜかネット上だと「アミノ酸系成分でかなり洗浄成分が強いです」っと解説されている事が多いです。

確かに『ココイルグルタミン酸TEA』に比べると、サッパリとした質感に仕上がる成分ではあるんですが、洗浄力はかなりマイルドです(汗)

川研ファインケミカルさんの洗浄成分評価でも↓

出典:シャンプー処方による官能評価 川研ファインケミカル

このように『AGS(ココイルグルタミン酸2Na』は”すすぎ時の指通りやきしみ感”は市販多く配合される『AOS(オレフィンスルホン酸)』や『SLES(ラウレス硫酸』よりも良いという検証結果も出しています。

あくまで官能評価なので感覚によるところもあるのですが、シャンプーの原料を製造している会社なので適当なことは公表しないでしょうし、信憑性があると言って良いでしょう。

で成分を総合的に見ると、、、アミノ酸系よりはやや洗浄力があるタウリン系をベースに、ベタイン系とココイルグルタミン酸のマイルドな成分を+している感じ。

間違いなくダメージヘアの人向け!ではあるものの、”モイスト&リペア”と言うほどしっとり感がある感はそこまで無いような・・・

全体的にはしっとり感重視というよりも「ダメージは気になっているけど、サラッとした質感向き」という感じの洗浄成分ですね。

私がシャルマンシュシュシャンプーを使って感じた本音はこちら↓
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2つの保湿成分は効果ある?

洗浄成分に関してはヘアケアシャンプーらしい成分しか配合されていないので上質!

とは感じたのですが、その他の保湿成分に関しては正直「イマイチ・・・」っと感じてしまいました(汗)

1,アラリアエスクレンタエキス

1kgの海藻から10gのエキスしか採取できない大変貴重なエキス。

らしいのですが、希少性が高いからその分毛髪の保湿力が高いってわけでもありません。

化粧水やクリームなんかにも配合される成分ではありますが、毛髪がこれだけ保湿された!というようなデータは特に見つからず・・・

全く効果無しっ!ってことは無いんだろうけど、ある程度保湿力があるかなぁくらいに考えた方が良いかと。

2,イヌラクリスモイデ花/葉エキス

こちらも「紫外線による乾燥を防ぐ効果」なんかが期待できると言われてはいますが、実際どの程度紫外線を防いでくれるのか?客観的なデータはありませんでした。

この他にも『グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド』という手触り感が向上するようなポリマー成分だったり『ポリクオタニウム-10』といった質感向上成分も配合されてます。

ただ、これらの成分は1000円以下のシャンプーにも結構配合されている成分だしなぁ・・・

そこまで良いぞっ!っと興奮するような成分でもありあません。

モイスト&リペアという割には、補修保湿成分に関してはかなりイマイチに感じてしまいました(汗)

せめて、ヒアルロン酸の2倍の保湿力があるリピジュアやら、ヒアロベールくらい配合されていればしっとり感も期待できそうなのですけどね~。

【結論】しっとり感、ダメージヘアはちょっと物足りないかも。

洗浄成分に関しては文句なしです。メイン成分は若干洗浄力があるとは言え、市販の安価な成分よりはだいぶ刺激も洗浄力も穏やかですし、その他の成分も本当にマイルド。

ただやっぱりイマイチだなぁと思ってしまったのは保湿補修成分ですね。

フランス産の希少な海藻や花エキスが目玉成分っぽいですが、希少だからといって保湿力が高いわけじゃあるまいし・・・

全体の総評としては悪くない成分だけど、あなたが本当に”ダメージや乾燥”に悩んでいるなら「物足りない!」っと感じるかなぁと言うのが成分を見た私の感想です。

モイストと書いてある割にはしっとり系成分はほぼ無いので、「サラサラ感重視」「ライトダメージ」向けのシャンプーって感じですね。

同じような価格帯でダメージや乾燥が気になる!っという人はペリセアやリピジュアなどの保湿&補修成分が配合されているものを選んだ方が間違いないく幸せになれるかと!
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というわけで『シャルマンシュシュ モイスト&リペアシャンプー』を検討している人は参考の1つにして頂ければ幸いですm(_ _)m

 

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※新規タブで開きますので「読む時間が無いわっ!」という人はとりあえずタップし、あとで読むと言うのもオススメですよ。

※記事の内容は個人の感想であり効果効能を保証、医師や薬剤師およびその他の資格をもった専門家の意見に代わるものではありません。そもそも髪質、頭皮質は人により大きく違い、ご自身に合った物を選択するのが重要です。

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