【元美容師が解析】マシェリ シャンプーは2つの成分が微妙でした・・・

元美容師Mです。

今回はマシェリシャンプーという市販シャンプーの成分を解析し、本当に良いシャンプーなのか?!全力で評価していきたいと思います。

結論から言ってしまえば「昔っからある、王道的な市販シャンプー」っと言った感じ。

めちゃ強い洗浄成分をベースになっていてシリコンの代わりにポリマー性のコーティング成分を配合しているだけってシャンプーです(汗)

ではは一体どんな成分が配合され、どんな人向きのシャンプーなのか?!300種以上のシャンプーを見てきた私が解説します。

その他よく読まれている記事
【2024年版】301品使って良かったと感じたアミノ酸シャンプー5選はコレ。

安いけど使用感良かった2,000円以下市販シャンプー8選を発表します。

正しいシャンプーの選び方と4つの洗浄成分の特徴とは?

※新規タブで開きますので「読む時間が無いわっ!」という人はとりあえずタップし、あとで読むと言うのもオススメですよ。

【最重要】マシェリ エアフィール シャンプー EXの洗浄成分は?

資生堂 マシェリ エアフィール シャンプー EX《450ml》
マシェリ(MA CHÉRIE)

シャンプーを購入する際にぜっったいにチェックしておくべきは、”洗浄成分”です。

シャンプーのボトルを見ると「〇〇成分配合!」とか効果があるのか無いのか?イマイチわからないような植物性の成分が強調されていたりすることが殆どです。

しかし!シャンプーの内容成分は水と洗浄成分が8割くらいを占める事が殆ど。

つまり、水はどれだけこだわろうとも水でしかないので、洗浄成分がどんな物が使われているのか?!を見るのが最も重要な指標になる!ってわけです。

いくら、保湿成分やら補修成分やらタップリ配合していようが、洗浄成分が粗悪だったら無意味に終わりますので・・・

当記事を読んでしまったあなたは今日からでも良いので、絶対にシャンプーの洗浄成分だけでもチェックしてくださいね。

っというわけで『マシェリシャンプー』の全成分がコチラ↓

水、ラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、DPG、ラウリルグリコール酢酸Na、グアーヒドロキシプロピルトリモヌムクロリド、ヒドロキシエチルウレア、ポリクオタニウム-7、(プロピルトリモニウムクロリドアクリルアミド/ジメチルアクリルアミド)コポリマー、乳酸、ハチミツ、ヒアルロン酸Na、加水分解コンキオリン、硫酸Na、ラウリン酸PEG-2、クエン酸、サリチル酸、EDTA-2Na、乳酸アンモニウム、BG、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料

黄色にマーキングされている成分がシャンプーの洗浄成分ですね。

もう、パッと見ただけでも「ああ、市販クオリティだ・・・」っと即答できる成分しか入ってないです・・・

そして、私が嫌悪する”ある成分”も配合されちゃっています。

成分1、ラウレス硫酸Na

微妙な成分の1つがコレ。

水の次に記載されているので、この成分が最も配合量の多い洗浄成分という事になります。

で、特徴としてはシャンプーの洗浄成分の中で刺激性が強めで、洗浄力もメチャ高い洗浄成分です。

原料が安価で洗浄力が高いのでよく500円程度の市販シャンプーに配合される成分ですね・・・

「安いから悪い!」ってことではないのですが、この成分に関しては本当に洗浄力がメチャ高いので、どんな人にもオススメしません(汗)

あなたが「ダメージや乾燥が気になっている!」というなら更に気になっていくだろうし、「サッパリした使用感が良い!」っという人でも、もっと刺激の低い”酸性石鹸系”の成分もあったりします。

あえて、この成分が配合されているシャンプーを選ぶ意味が無いので、私はこの成分が配合されている時点で選択肢から外しますね。

成分2、コカミドプロピルベタイン

次点で多く配合されているのがベタイン系の成分。

こちらは低刺激&マイルドな洗浄成分なので、洗浄力のバランスをとる為に配合される事がかなり多い成分ですね。

ただし!いくらマイルドな成分だからと言っても、やはりラウレス硫酸Naの洗浄力をマイルドにできるほど、優しいわけでもありません。

成分3、ラウリルグリコール酢酸Na

ラウリル~っと書かれているのでちょっと成分に詳しくなっている人からすると、「ダメ成分なんじゃないか?!」っと疑いたくなりますね・・・

しかし!後半の字を見ると硫酸ではなく”酢酸Na”っという表記になっていますね。

硫酸系と違って酢酸系は洗浄力が優しくなる傾向にあり、今回のラウリルグリコール酢酸Naも上記”ラウレス硫酸Naなんかよりも洗浄力は優しめです。

ただ、シャンプーの洗浄成分としては割と洗浄力が高い方なので、やはりダメージがある場合や乾燥毛の人には向いていない!っというのが私の意見ですね。

成分を総合的に見ると、、、洗浄力がダメージがある場合には洗浄力が高いラウレス硫酸をベースにベタイン系を配合し、更にそこそこ洗浄力が高いラウリルグリコール酢酸Naを+しているという感じか。

うーむ、、、やはりどっからどう見てもTHE・市販シャンプーという感じのクオリティです(汗)

最近は洗浄力の高さもあって、ラウレス硫酸Naの配合が避けれられつつあるのですが
「サルフェートフリーシャンプー=良い」は大間違い!3つの選び方を解説します。

それでもやっぱりラウレス硫酸を配合するという事はそれだけ原料が安く利益率が高いってことなんしょう。

いずれにしても、この成分がメインになっている時点でどんな人にもオススメとは言い難いですし、私は使いたいと思えません。

2つの良成分とは?

成分1、グアーヒドロキシプロピルトリモヌムクロリド

私がちょっと問題あると微妙な成分の2つめがコレ。カチオン系のポリマー成分ですね。

トリートメントなんかによく配合される成分で、毛髪に吸着しやすく毛髪表面をコーティングする成分なので、ハリ・コシ感が出るような成分ではあります。

が、吸着性が高いのに加えて皮膚刺激性がやや強めでもあるんですよね(汗)

よくトリートメントはしっかり流してください!っと美容室なんかでも言われると思いますが、それはこれらのカチオン系の成分が頭皮に残らないようにするという意図もあるんです。

もちろん、刺激が強いと言っても21世紀の現代で売られている商品なので直ちに影響がでる可能性は低いです。

ただ、お肌が弱い人なんかは使っていく内に「痒くなってきた」っと感じる可能性はあるので、やはりこの成分が配合されているシャンプーはオススメと言えませんね・・・

2,ポリクオタニウム-7

こちらも吸着性が強いポリマー性の成分で髪の表面にをコーティングし、手触り感アップが期待できる成分です。

出典:ポリクオタニウム-7 

ノンシリコンシャンプーにはシリコンの変わりによく配合されている成分だったりします。

シリコンも別に悪い成分じゃないですし、結局ポリマー性の成分で誤魔化しているだけなら一緒じゃんっ!って感じですが(汗)

マシェリシャンプーの成分をどれだけ見ても、「コレは良い!」っと思えるような成分はありませんでしたね・・・

ずーっと昔から販売されているラウレス硫酸Na系の強力な洗浄成分+洗浄力を誤魔化す為にシリコンを配合しているようなシャンプーっと同じ。

ノンシリコン!っと訴求する為に、シリコンの代わりにポリマー系の成分を配合しているだけって感じです。

「良くも悪くも値段相応の配合成分だ!」っと言うのが私の本音ですね。

【結論】オススメしないがとにかく安さ重視なら・・・

正直、ラウレス硫酸Naがベース成分になっている時点でまっったくオススメ!とは言えません。

いや、本当に最初は良くても使っていく内にパサツイてくるんですよね(汗)

ダメージも肌も強いぜ!って人は・・・まあ「とにかく安さ重視」なら検討しても良いのかもしれません。

ただ、逆にあなたが「髪のダメージや乾燥をどうにかしたい!」、「シャンプーによってはお肌が痒くなる!」っという人には絶対にオススメとは言えません。

洗浄成分が刺激強めってだけでなく、カチオン系の刺激が強めな成分まで配合されちゃっているので、最初はよくても段々使い心地が悪くなる可能性は高いかと。

1,000円以下のシャンプーでも洗浄力がマイルドなものは他にいくらでもあるので、あえてマシェリシャンプーを選ぶ必要は無い!っと言うのが私の心からの本音。
【全部1000円以下】元美容師がドラッグストアシャンプーBEST6を発表します!

っということでマシェリシャンプーを検討している人は参考にして頂ければ幸いですm(_ _)m

 

その他よく読まれている記事
【2024年版】301品使って良かったと感じたアミノ酸シャンプー5選はコレ。

安いけど使用感良かった2,000円以下市販シャンプー8選を発表します。

正しいシャンプーの選び方と4つの洗浄成分の特徴とは?

※新規タブで開きますので「読む時間が無いわっ!」という人はとりあえずタップし、あとで読むと言うのもオススメですよ。

※記事の内容は個人の感想であり効果効能を保証、医師や薬剤師およびその他の資格をもった専門家の意見に代わるものではありません。そもそも髪質、頭皮質は人により大きく違い、ご自身に合った物を選択するのが重要です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です