【日本一わかりやすく解説】ヘアカラーで髪が痛む2つの原因と3つの対策とは?

元美容師Mです。

カラーリングをするとダメージを受ける事は知っていても「なぜダメージを受けるのか?」メカニズムまで知っている!とという人は少ないんじゃないでしょうか?

私の考えでは「メカニズムを知らずして、ヘアケアは不可能」という考えなので、もしあなたがサラッサラの髪の毛にしたい!と思うのであれば、ダメージの原因となるカラーダメージのメカニズムを絶対に学ぶべきです。

ただ・・・メカニズムを0から解説すると、難しい横文字のパレードなので、今回は忙しいあなたの為に超わかりやすい図を用意し、わかりやすい文章で解説していきますね!

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そもそも、カラーリングの仕組みとは?

カラーリングと言うと厳密に言えば、ヘアマニキュアなど色々な種類があるのですが、ここで言うヘアカラーは一般的に一番多く使われるアルカリ性カラー剤のことを指します。

ドラッグストアとかで売られているのも、99%はこのアルカリ性のカラー剤ですね。

通常髪の毛にカラー剤を入れようと思っても、髪の毛の表面は『キューティクル』という強力なバリア機能が働いていて、キュッと締まっているのでカラー剤を入れたくても入れることができないんですね。

ただ単に、染料をベタベタ塗ってもキューティクルが防御しているので染まらない。

しかし!髪の毛はPHがアルカリ性に傾くと膨潤し、それにともなってキューティクルも開く性質があるのです。

アルカリに傾くと、キューティクルが開くという原理を活かして、カラー剤の中にはアルカリ剤が配合されているのです。

この超わかりやすい図に書いてあるように、アルカリ剤によってキューティクルをパカっと開き、カラーリングの染料をぶち込んでいるというわけですね。

このカラー剤の中には染料意外にも『過酸化水素』という髪を明るくする成分も配合されていて、この過酸化水素が髪の毛に元々あるメラニンをぶっ壊してくれます。

メラニンは髪の毛の黒味をだしているものなので、メラニンをぶっ壊せばぶっ壊すほど、髪の毛がどんどん明るくなってくるわけです。

髪の毛のメラニンをぶっ壊しつつ、髪の内部に染料をぶち込むことで、自分の表現したい色味を出せる!というのがカラーの仕組みです。

この図のようにメラニンを減らしつつ、染料の割合を増やすことで、鮮やかな色味を表現することができる!ってわけです。

 

~ここまでのまとめ~

・髪の毛は元々『キューティクル』によって強固に守られている

・そのままではカラー剤が内部に入らないので、アルカリ性に傾けて無理やりこじ開けている

・染料を入れると同時に『過酸化水素』で髪の黒味成分『メラニン』を同時に破壊する

・メラニンを破壊すればするほど明るく高明度になる。

 

【本題】なぜ、カラーリングをすると痛むのか?2つの原因。

カラーリングで髪の毛が染まる仕組みは、なんとなーくわかったかと思います。

このまま綺麗にカラーリングだけできれば良いのですが、美に代償はつきもの。髪の毛を強引にこじ開けているので、どうしても副作用的に髪の毛はダメージを負ってしまうのです。

原因1 過酸化水素が髪の毛のタンパク質も壊してしまう。

髪の毛を明るくするためにどうしても必要なのが『過酸化水素』黒味成分『メラニン』だけを壊してくれれば良いのですが、同時に髪の毛のタンパク質まで壊してしまいます。

基本的に髪の毛を明るくすればするほど、ヘアダメージも比例して増えていきます。

その原因の1つとしては過酸化水素の配合量が多くなり、メラニン破壊量も増えるが、その分内部のタンパク質もより多く壊れてしまう・・・ってわけです。

13レベルとか高明度になると髪がパサッパサになりやすいのは、過酸化水素がタンパク質を壊しまくる!というのも1つの原因なんですねぇ~

原因2 アルカリに傾くとキューティクルが開きっぱなしになるっ!

強引にアルカリ性に傾けてキューティクルを開くわけですが、この時に髪の内部の栄養分も同時に抜け出て行ってしまいます。

更にカラー剤を流したからと言ってすぐに髪の毛が弱酸性に戻るわけじゃあないんです。カラーしてしばらくの間は、アルカリに傾いたままで徐々に徐々に弱酸性に戻ってくるんですね。

美容室で2シャンプーしても髪の内部にはカラー剤の残留薬液が残ってしまうので、しばらくの間はアルカリに傾いたままどんどん栄養分が抜け出ていってしまう・・・ということです。

美容室によってはバッファー剤と言って、髪の毛を酸性に引き戻すトリートメントをしてくれる所もありますが、かなり少ない上にカラーの残留液を全て除去することは不可能。

美容室で最大限できることは精々トリートメントで擬似的栄養分を一時的に与えて、手触りをよくしバッファー剤などで髪をある程度酸性側に戻すくらいのところまで。

つまり如何に「ホームケアでダメージを最小限に抑えるか?!」があなたの髪の寿命を左右すると言っても過言じゃないってことです。

~ここまでのまとめ~

・髪の毛を明るくするには過酸化水素でメラニンを破壊する必要がある。

・メラニンと同時にタンパク質も破壊してしまう。

・アルカリに傾けると、髪内部の栄養分も同時に抜けていってしまう。

・家に帰った後もしばらくアルカリ性なので、徐々にダメージを受け続ける

 

カラーダメージを最小限に抑える3つの対策

 

対策1 カラーの頻度を減らす

「カラーの頻度を減らせ!」というとあなたはカラーしたいんですけど?!と反発するかもしれません。

が!カラーすればぜっっったいダメージは避けられないです。髪の明度を上げるヘアマニキュアなどは別ですが、基本的にカラーすれば100%痛みます。

もしあなたが「髪がパッサパサでもう何をしてもまとまらないぃ」ということであれば、新しい髪の毛が伸びてくるまでカラーリングは避けるべきです。

明らかに痛みまくっているのに、やたらとカラーリングを薦めてくる美容師さんには要注意。

余談ですが私Mが美容師時代の話ですがお客様で「1週間に一度カラーしないと気がすまない」というカラーマニアな人がいたのですが、最終的にはドライヤーの風を当てただけで、髪の毛がブチ切れるほど致命的なダメージを負ってしまいました。

「もうヤバイです!」とスタッフで何度も静止したのですが「カラーだけは髪がなくなろうがする!」のだそうで・・・

対策2 トリートメントで髪の毛を保湿する

傷んだ髪の毛は2度復活することはないです。どんなに「髪の毛が治る!」と宣伝している美容室のトリートメントを使おうが、基本的に髪が元に戻るということは絶対にありえません。

ただし!一時的に髪の毛の内部の成分に近い疑似成分を入れ保湿、キューティクルを保護したりすることで物理ダメージを減らすことは可能。

髪の毛がもとに戻るということはありえないのですが、「一時的に修復する」「ダメージを最低限に抑える」という意味合いでトリートメントするのはあり!

対策3 ホームケアは最強のダメージケアになりうる

私の意見では最も大事なのがこの「ホームケア」です。美容室でのケアも大事といえば大事ですが、美容室なんて精々2,3ヶ月に1日行くとかその程度。

2ヶ月に1度の頻度だとすれば、62日分の1日です。他の61日は家でケアすることになりますよね?

たった1日ジムで超筋トレするよりも、毎日家でトレーニングしたほうが筋肉がつくように、1日超頑張るよりも毎日すこ~しずつでもケアしたほうが絶対ケア力は高いのです。

特に365日間、年中無休で毎日するであろうシャンプーはぜっったいコダワルべき。

「シャンプーよりもトリートメントの方が大事だ!」という人も多かったのですが確実に誰がなんと言おうとシャンプーの方が重要です。
トリートメントよりシャンプーが絶っ対重要だと言える3つの理由とは?

数ヶ月に1度、気が向いた時に4000円程度の美容室のトリートメントをするくらいなら、毎日使うシャンプーを髪や頭皮と同じアミノ酸系弱酸性のシャンプーを使うべきです。

欲を言えば、髪に残った薬液を除去効果のある『ヘマチン』などの成分が入っていればもう最高っ!です。
弱酸性で薬液除去成分配合のアミノ酸系シャンプーはこちら

髪の毛は一度傷んだら絶対もとに戻らないよ?

いつもいつも言っていることなのですが、「髪の毛はどんなに高級なトリートメントしようが、一度傷んだらもとに戻ることはない」です。

だからこそ、如何に日々のダメージを最低限に抑えるか?!が重要になってくるわけで、特に毎日毎日使うシャンプーは全人類がコダワルべきです。

なぜなら、洗浄力が強力なものを選んでしまえばそれだけで、365日間ダメージを与え続けることになります。

カラーやパーマの持ちも本来1ヶ月持つものが、2週間しか持たなくなったり・・・と結局何度も美容室に足を運ぶことになるので、長期的に見ると時間的にもお金的にもコストがかかちゃうんです。

当記事をここまで読み進めて頂けたあなたは、ヘアケア意識が高いはずなので騙されたと思って、シャンプーについては一生コダワリ抜いて欲しいです。

そして、当ブログではこれからも完全匿名性を活かした、ガチの美容情報をあなたにお届けしたいと思います。乞うご期待!

 

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※記事の内容は個人の感想であり効果効能を保証、医師や薬剤師およびその他の資格をもった専門家の意見に代わるものではありません。そもそも髪質、頭皮質は人により大きく違い、ご自身に合った物を選択するのが重要です。

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