トリートメントよりシャンプーが絶っ対重要だと言える3つの理由とは？

元美容師Mです。

あなたは「シャンプーは安物を使って、トリートメントは高いものを使ったほうが良いのでは？」と思ったことはないでしょうか？

実際、私が美容室に勤めているときでも「シャンプーは市販、トリートメントは美容室でガッツリやれば大丈夫でしょっ！」というお客様はかなり多かったのですが実はこれは大間違い！

もしあなたがなるべく「髪のダメージを抑えたい」「少しでもカラーやパーマの持ちを長持ちさせたい！」のであれば、まずはトリートメントよりも、ぜっっったいシャンプーにコダわるべきです。

その理由を３つに分けてみたので、１つずつ説明していきますね。

理由１、髪の毛は一度傷んだら、2度と復活しない。

まず、大前提あなたに知ってほしい知識ですが、傷んでしまった髪の毛は２度と復活しない！ということです。

大事なことなので、もう一度いいます。

「一度傷んだ髪の毛は、２度と復活しない！！！」

よく美容師さんでも「髪の毛が治ります！」と美容室専用の4000円とかするトリートメントを薦めたりしてますが、基本的に一度傷んだ髪の毛が修復させることは有りえません。

業者さんが「この新しい成分は凄い！髪の毛が修復する！」と煽りまくるので美容師さんも信じ込んじゃって、そのままお客さんに薦めているってパターンが多いんですけどね・・・

髪の毛は他の器官と違い、血管も通っていない死滅細胞なので、生えてきた直後が最高潮であとは減点方式で傷んでいくのみ。

生えてきた直後が髪の毛の体力MAXだとすると・・・

カラーやパーマなどの美容院での施術、洗浄力が強力なシャンプーを使ったり、日々のケアを怠ると、どんどんダメージを受けて瀕死状態になってきます。

つまり、髪の毛を美しい状態に保ちたいのであれば「如何にして髪の毛を傷めないようにするのか？」が超、超、超大事になるってことですね。

一度壊れた細胞組織を元に戻すなんて不可能、割れたiPhoneの画面をもとに戻すくらい不可能。ってことは覚えておきましょう！

理由２　トリートメントはあくまでも疑似成分でしかない。

だったら、髪の毛が傷んできたら、トリートメント使って回復すれば良いんじゃんっ！とあなたは感じるかもしれません。

しかし！ゲームであれば瀕死になったら回復アイテムを使って回復できるのですが、髪の毛の場合はそうはいかないんですね。

本来髪の毛はつよーい、つよーい結合で成分ががっちし手を取り合っています。

※絵がド下手なのはご了承ください・・・

トリートメントに含まれる補修成分、保湿成分はあくまでも髪の毛の内部の成分に近い疑似成分で、髪の毛本来の成分を入れているわけではありません。

どんなに高機能なトリートメントでも、あくまでも髪の毛に似ている成分が配合されているだけで、がっちしと定着してくれないんです。

一度壊れた細胞に疑似成分をいくら入れても、元のようには定着してくれません。

一時的に、髪の毛に定着しますが、髪の毛本来の成分を定着させているわけではないので、どんどん疑似成分が抜けていってしまうんです。

一度壊れたものを元に戻すことは「割れたガラスを元に戻す！」っていうくらい絶対、ずぇっったいにありえないことなんです。

ただし！元のように定着することはありえないですが、一時的には定着するのは確かなので、全く意味がないというわけではないです。

補修＝髪が元に戻ると思われがちなのですが、補修はあくまでも一時的な処置で、トリートメントは補修はするけど元に復活させることはできないってことですね。

あくまでも、一時的な処置と考えればOkです。

理由３，シャンプーで365日毎日痛め続ける

一回のヘアダメージは美容院での施術がダントツで一撃のダメージはデカイです。

あなたもカラー、パーマをしたことがあるなら「なんかパサついたなぁ」と感じたことがあると思います。

しかし！意外かもしれませんが毎日のシャンプーでも実は少しずつ、少しずつダメージを受けているんです。

もちろん洗浄力の強さでどのくらいダメージを受けるのか？は全ッ然変わりますが、どんなシャンプーでもすこ～しずつ、すこ～しずつダメージを受けていると考えて間違いないです。

そりゃ、毎日、毎日365日間洗剤をつけてゴシっゴシこすりまくっているのだから、物理的に傷つかない訳がないですよね。

だからこそ、私は「絶対にアミノ酸系のマイルドな成分のシャンプーを使うべきだ」と美容師時代から一貫してお客さんにお伝えしています。

欲を言えば私が愛してやまないコチラのシャンプーのように、シャンプーの中にも補修成分が入っているものを選ぶことで、更に毎日のダメージを最小限に留めることが可能です。
⇛haruシャンプーの解析＆効果と弱点とは？「5つの補修成分が優良サロン級」

逆にどんなに高額なトリートメントを使おうとも、疑似成分を一時的に髪に入れているだけなので、市販によくある強力なシャンプーを使っていれば、あっという間に成分が抜けていくどころか、毎日毎日ダメージを与えていると言っても過言ではないです。

トリートメントは悪？やる必要はないのか？

ここまで読んで頂けると、もしかすると「トリートメントは必要なく悪だ！」と勘違いされるかもしれません。

が！トリートメントはトリートメントで手触りを良くしたり、保湿力アップ、一時的にですが補修する効果は間違いなくあります。

保湿力がアップすることで静電気によるダメージも減るし、手触りがよくなることで引っかかりなども劇的に減るし、一時的に補修することでドライヤーや紫外線からのダメージを軽減することもできます。

もし、あなたが「髪がパサパサする！」とか「カラーやパーマをもっと長持ちさせたい！」ということであれば、アミノ酸系の優しいシャンプーを使った上でトリートメントを使うのは大いにありだ！と、記事の終盤で叫ばせて頂きます。

トリートメントは体力回復というよりも、防御力アップみたいなイメージでOk。

【結論】シャンプーが駄目なら何をしても無意味

殆どの人が毎日シャンプーすると思うですが、つまり毎日毎日洗剤をつけてゴシゴシとこすり合わせているということです。

恐らくこんなに毎日洗剤つけて、ゴシゴシ洗うなんて髪の毛と頭皮くらいです。

にもかかわらず、高級アルコール系のような洗浄力MAXなシャンプーで毎日、毎日休まず洗い続ければそんなの痛みまくるに決まっています。

本来1ヶ月、2ヶ月持つであろうカラーリングやパーマも速攻で落ちますし、いくらトリートメントのような疑似成分を入れても定着しないのでガンガン落ちていきます。

もし、あなたがシャンプートリートメントどちらかにしかお金をかけられない！ということであれば、間違いなくシャンプーの方からコダわってくださいね。

美容室で毎回数千円以上のトリートメントをして、家では市販のシャンプーを使っているなら、絶対×100まずはシャンプーの方から変えるべきです。

その方が間違いなく１００倍幸せになれることは、元美容師Mの私が保証します。