目次
元美容師Mです。
あのサロン専売品メーカー『アリミノ』が販売しているミントシャンプーがあったので、今回も全力で成分を解析&評価していきます。
アリミノのミントシャンプーにはラインナップが3つあるんですが、最もクール感の強い『ミント シャンプー フローズンリフレッシュ』の成分を見ていきます。
実は私が美容室に勤めていたときも、このアリミノのミントシャンプーを取り扱っていんですが、爽快感に関しては最強クラスです。
お客さんでも「ちょっと頭皮がヒリヒリします・・・」と仰る人がいるくらい清涼感が強いシャンプーです。
そんなミントシャンプーの洗浄力は良い成分なのか?、どんな人が使うべきなのか?を解説していきます!
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【最重要】ミント シャンプー フローズンリフレッシュ洗浄成分は?
私が当ブログを開設した当初から発信し続けているのが、シャンプーを選ぶときは「洗浄成分を絶対見てください!」ということです。
最近のシャンプーは〇〇エキス配合とかシャレオツなボトルにしてみたりして、差別化を図っていますが、シャンプーの本質的な役割は頭皮と髪を洗浄すること。
もし、この洗浄成分が強い成分だったらシャンプーをするたびに髪や頭皮に負担を与えることに繋がります。シャンプーって365日毎日、毎日直接触れ続けますからね・・・
これが、5年10年と続けば、どんどん頭皮や髪の状態に差が開くわけです。
という前置きをおいた上で、、、『アリミノミント シャンプー フローズンリフレッシュ』の全成分がこちらァ!↓
水、ラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、ラウロイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNa、メントール、ラウリルグルコシド、メントキシプロパンジオール、セイヨウハッカ葉エキス、カキタンニン、ワサビ葉エキス、オウゴン根エキス、グアイアズレンスルホン酸Na、DPG、BG、コカミドメチルMEA、ポリクオタニウム-10、トリイソステアリン酸PEG-160ソルビタン、EDTA-2Na、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、ポリソルベート80、オレス-8リン酸Na、クエン酸、クエン酸Na、炭酸Na、炭酸水素Na、フェノキシエタノール、安息香酸Na、クロラミンT、香料
いつものように黄色にマーキングしている成分が、このシャンプーの命運を分けると言っても過言じゃない『洗浄成分』です。
ラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、ラウロイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNa
正直いって、私の嫌悪する洗浄成分の中でもトップクラスに”ダメ成分”が紛れ込んでいます。
当ブログを読んでいただいている読者さんはこの時点で「あっ!」と気づくと思いますが・・・1つずつ成分の特徴を解説していきますね!
洗浄成分1、ラウレス硫酸Na
「なぜこの成分を配合した?!」と小一時間問い詰めたくなる、私が最も嫌悪する成分がコレ!!
よく安価な市販のシャンプーに配合されるのですが、シャンプーの洗浄成分の中で、トップクラスに洗浄成分が高い成分なんです。
私はこの成分が配合されている時点で、選択技から外しますし、誰にも勧められません。
もし、あなたがダメージがある場合だったり、乾燥毛であればパサつき、ごわつきが気になる可能性が高いですし、経験上カラーやパーマの持ちもかなり悪くなります。
むぅぅ。サロン専売メーカーなのだからメイン成分くらい、、もっともっとこだわってもいいと思いますが、、、むぅぅ。
洗浄成分2、コカミドプロピルベタイン
ベビーシャンプーに配合されるくらい、マイルドな刺激性で洗浄力もかなり低い成分。
上記の『ラウレス硫酸』など洗浄力が強い成分が配合される際に、洗浄力緩和成分としてよく配合される成分です。
といっても、この成分を配合したところで、やはり洗浄力はかなり高いのでオススメは出来ませんし、500円くらいのシャンプーにも配合されるような成分なので、サロンクオリティとは言い難い。
洗浄成分3、ラウロイルグルタミン酸TEA
「コレコレコレぇぇ!」と私が毎回興奮する成分。それがこのラウロイルグルタミン酸TEAというアミノ酸系の成分。アリミノミントシャンプーの中で最も優良成分ですね。
頭皮や髪と同じ弱酸性で、刺激性や洗浄力はマイルド。
でありながら「毛髪にしっとり感を与える」というシャンプーの洗浄成分のなかで最高クラスと言っても過言じゃない成分です。
ああああ、ラウレス硫酸じゃなくこの成分をメイン成分に配合していただければ、一気に覆るのに!
洗浄成分4、ラウロイルメチルアラニンNa
こちらも優良成分。アミノ酸系の成分で刺激性や洗浄力はマイルド。上記のグルタミン酸よりは、やや洗浄力がありますがダメージがある場合でも問題な使えるGREAT!な成分です。
しっとり重視よりもサラサラ感重視の人。夕方になると髪がぺったりしちゃう人にオススメの成分ですね。
総合的にみると、、、洗浄力が高い洗浄成分に+洗浄力がマイルドなアミノ酸系成分を配合して、ある程度洗浄力を抑えているという感じ。
洗浄力を抑えているとはいえ、『ラウレス硫酸』の洗浄力はかなり、かなり強い成分なのでいくら、アミノ酸系など配合してもまだまだ強いです。
サロンクオリティなら、もう少しメインの洗浄成分に力を入れていいと思いますが・・・
保湿成分&補修成分も微妙…
保湿成分や補修成分に関しても、はっきり言ってしまうと微妙。かなり微妙。
と言ってもまっったくなんにも配合されていないわけじゃないんです。まずは、頭皮の匂いを抑える効果が期待される『カキタンニンエキス』
もう一つは『メントキシプロパンジオール』という保湿成分。プロパンジオールにメントールの清涼感を+したという感じの成分です。
こちらに関してはグリセリンと一緒に配合することで、しっとり感が飛躍的にアップするという研究データがありますし、3,000円超えのヘアケアシャンプーにも配合されていたりします。
プロパンジオール(Zenma)+グリセリン《臨床試験による角層水分量の向上作用》化粧品への影響(シャンプー処方)
ただ、このミントシャンプーには『グリセリン』は配合されていないんですよねぇ。
一応、単体でもしっとり感はアップしますので効果0ってわけじゃないですし、ミントシャンプーなのであえてしっとり感は抑えているのかもしれませんが、もうちょっと毛髪を保護するような成分がはいっていてもいいかと。
【結論】本当にサロンクオリティ?
当ブログの方針としてはできるだけシャンプーのいいところを引き出したい思いがあるんですが、メインの成分が『ラウレス硫酸』という時点でオススメ!とは言えないです。
私の経験上、いくら次点の成分にアミノ酸系などマイルドな成分を配合していても、メインの成分が強いともれなくパサツキます(汗)
アリミノさんの販売するワックスなんかはめちゃ使いやすいので、シャンプーもできるだけいい面を引き出したいですが、う~んこれはちょっと勧められません・・・
メインのラウレス硫酸を抜くだけでも、一気にランクがあがるのですが、正直「市販よりちょっとマシかな?」くらいにしか感じませんでした。
もし、あなたが頭皮や髪をいたわりつつ、クール系シャンプーも使いたい!とういのであれば、ぜひ以下のランキングも読んでいただければ幸いです。もう、次元が違いますので(笑)
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こちらのサイトでharuに出会って、頭皮の荒れが改善された者です。某サロン専売品のシャンプーを使って頭皮が荒れに荒れていた時でしたので、非常に助かりました。ありがとうございます。
現在もharuを使い続けておりますが、夏の強い日差し&ヘアカラーの影響か、ここ最近髪のダメージがひどく、もう少し補修力のあるシャンプー・トリートメントを一時的に使いたいと考えております。
美容師さんに相談したところ、アリミノのコアミー シャンプー S・ヘアマスク S をおすすめいただきました。
上記商品を信頼する元美容師Mさんに解析いただきたく書き込みいたしました。
お手隙の際にご検討いただけますと幸いです。
こちらこそ参考になったようで何よりです
アリミノコアミーっていうのがあるんですね。ちょっと見てみたいと思います。
haruシャンプーですが、ちょっとぱさついてきたなぁっと思った場合はこちらのトリートメントなんかもおすすめですよ!↓
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コスト的に新しいシャンプートリートメント買うよりも、安くすみますので!