【元美容師が解析】まだ買うな!イリュージュダメージケアシャンプーの成分はココが駄目かも?

元美容師Mです。

先日ドラッグストアに立ち寄った際に、かなぁぁり気になるシャンプーがあったのです。

「アミノ酸で洗う!!」とポップが貼ってあったのでついつい、シャンプーのボトルをクルッと引っくり返して成分をみたのですが・・・

アミノ酸で洗うという割には、アミノ酸の配合量が少ないな~と感じました。

もし、あなたがアミノ酸シャンプーで洗いたいと考えているのであれば、「イリュージュダメージケアシャンプーはオススメできない」

という結論を述べた上で、その理由を成分解析を兼ねながら解説していきたいと思います!

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【最重要】イリュージュダメージケアシャンプー洗浄成分は?

いつも私のブログを見に来ていただいている読者さんからすると「もういいよ・・・」と言われそうですが、何度でもいわせて頂きたいの点があります。

それが「シャンプーを新しく購入する際は、ぜっっったいにどんな洗浄成分が配合されているのか?」を見るッ!ということです。

恐らく多くの方が毎日、毎日365日間シャンプーすると思います。少ない方でも週に5回くらいはするはず。

かなりの回数を洗う洗浄成分が、もし強力な成分で構成されていたら毎日、毎日髪や頭皮をイジメ続けることになります。

もちろん、今は21世紀。

使って速攻で抜け毛が増えるとか、目にみえて害悪な成分こそないものの、無駄に洗浄力が高い成分がかなり多いのでこれを2年、3年と使い続ければ、将来的に抜け毛量や髪のダメージに差が出てくるのは間違いないです。

当記事を読んでいただいているあなたには、絶対に美髪をキープして頂きたいので、洗浄成分だけでも見るようにしていきましょう。

という前置きを置いた上でコチラが「イリュージュダメージケアシャンプー」の全成分になります↓

水、ラウラミドプロピルベタイン、DPG、PEG-3ラウラミド、ラウレス4カルボン酸Na、ジステアリン酸PEG-150、ココイルグルタミン酸TEAラウロイルメチルアラニンNa、加水分解コンキオリン、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン、サクラ葉エキスパラエキス、加水分解酵母エキスタウリンテアラニン酒石酸、アルギニン、PEGやPG 30/10ジメチコン、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、 BG ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-10. EDTA-2Na、 亜硫酸Na、クエン酸、安息香酸Na、フェノキシエタノール、香料

黄色にマーキングしているのが、シャンプーの最も影響力がデカイといえる「洗浄成分」であります。

この洗浄成分のみを抜き出してみると・・・↓

ラウラミドプロピルベタイン、ラウレス4カルボン酸Na、ココイルグルタミン酸TEA

正確に言うと他にも細かい洗浄成分は配合されていrのですが、表記の順番的に影響力のある成分はこの3つと考えてもOKだといえます。

では1つずつ見ていきましょうッ!

洗浄成分1、ラウラミドプロピルベタイン

シャンプーは表記の早いものが最も多く配合されている成分なので、洗浄成分で一番多く配合されているのがこの『ラウラミドプロピルベタイン』になります。

一番多い成分なので、メインといっても間違いじゃなく最も影響力がある成分ですね。

『ラウラミドプロピルベタイン』ですが、ほぼ『コカミドプロピルベタイン』で超低刺激&マイルドな洗浄力!でベビーシャンプーに配合されてるほど優しい成分なんです。

ただし!!この成分はアミノ酸系の成分では無いのでよくこのシャンプーが宣伝しているような、「アミノ酸で洗う」という趣旨には反しているような気がしまくります。

そして、この成分自体は安価な成分であり、500円程度のシャンプーの刺激緩和剤としても多く配合されてるので、「良いッ!」と鼻息を荒くするほどでもありません。

悪くはないが、特別良くもない成分。

洗浄成分2,ラウレス4カルボン酸Na

あなたも一度くらいは「ラウレス系はヤバイッ!」と聞いたことがあるかもしれません。

確かにラウレス硫酸Naなどは人間の髪の毛に使うにしては強力すぎる脱脂力があるので、ヤバイのは間違いないです。
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ただ、この『ラウレス4カルボン酸Na』は刺激が強い高級アルコール系の中でもかなり低刺激で、酸性石鹸系の洗浄剤と言われているものです。
※正確に言うと石鹸系ではないのですが

よく一般的に市販に配合されている『ラウレス硫酸Na』などよりはメチャ低刺激なんですが、洗浄力は強い。

皮膚刺激は優しけれど、洗浄力は強い版のラウレス硫酸のようなイメージですね。

この成分に関してもアミノ酸系ではありません。「アミノ酸で洗う」とは一体・・・

洗浄成分3,ココイルグルタミン酸TEA

ついに出てきた!アミノ酸系の洗浄成分『ココイルグルタミン酸TEA』

私が大好きな、大好きな成分の1つで間違いなくシャンプーの成分ランキングトップ5に入るであろう良成分。

髪や頭皮と同じ弱酸性であるので、カラーやパーマした直後のアルカリに傾いた髪を弱酸性に戻す作用も期待できるGREAT!!な成分ですね。

ただし・・・表記順を見てもらうとわかりますが、7番目に表記されており配合量はそれほど多くないと予想されます。

総合的に見るとかなり優しい洗浄力のベタイン系をメインに強力な洗浄力のラウレス酢酸でバランスを取っている感じ。

「アミノ酸で洗う」っと言いつつメインの成分はベタインなのが引っかかりはしますが、市販シャンプーとしては悪くはないです。

ただラウレス酢酸は結構洗浄力が高い成分なので、カラーやパーマを繰り返している髪であれば、パサツキや絡まりを感じる可能性はありそうですね。

っていうか「アミノ酸で洗う」っていうくらいなら、メイン成分くらいアミノ酸にしてくれぇぇ!

補修、保湿成分はかなり残念?

イリュージュダメージケアシャンプーの補修成分ですが、「タウリン」「テアニン」この両成分が毛髪の強度を高めるという記載がされています。

タウリン、テアニンに関しては確かに、実証実験で毛髪の強度が高まったというデータもあるので、効果がない!ということは無いです。

毛髪補修成分を探索したところ、タウリン、Lテアニンが損傷により低下した各組織の弾性比率を回復させる事がわかった。

引用:原子間力顕微鏡による毛髪の微細構造と物性の研究

最近流行りの効果があるのかないのか?実験もされていないような、「ボタニカルエキス」などよりは間違いなく補修効果は望めるでしょう。

ただ、やはり懸念されるのは洗浄成分の強さ。いくら補修成分が良質だったとしても、洗浄成分が強ければ補修力を殺してしまうので、ほぼ無意味になってしまいます。

成分自体は良い成分なのは間違いなのですが、「このシャンプーに配合して、効果が見込めるか?!」と言われるとちょっと無理がある気がします・・・

【結論】補修成分は良いものの、「アミノ酸で洗う」は言い過ぎでは?

補修成分に関してはハリ・コシがアップする成分が配合されているので、なかなか良成分だと思います。

ただ何度も言うように、2番めに配合されている『ラウレス4カルボン酸Na』これは結構、洗浄力が高い成分なので、もしあなたがミドル~ハイダメージの髪であればかなりパサツきを感じるかもしれないです。

現に口コミを見てみても、「パサツイて、絡まる!」という声は結構多いようです↓

私の髪には全然あいませんでした。前髪がベタつくようになり髪もバサバサになりました。せっかく買ったので1週間使い続けましたが頭皮も痒くなったのでやめました。

引用:@コスメから

価格に関しても1,700円前後と市販にしては高額な部類です。この成分で1,700円も払うのであれば、もうワンランク上のシャンプーを使うか
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もしくは、市販のシャンプーも良いシャンプーはあるのでこのシャンプーを選ぶ理由は無いッ!というのが私の結論です。
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というか「アミノ酸で洗う!」と宣伝するなら、メイン成分くらいアミノ酸にするべきだと強く思います。

最悪なシャンプーとまでは言わないですが、使いなく無い商品の1つですね。

という事で、ぜひぜひ参考にしてみください!また当ブログではシャンプー解析以外の美髪記事も定期的にアップしていきます。

一緒に美髪ライフを楽しんでいきましょう!!

 

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※記事の内容は個人の感想であり効果効能を保証、医師や薬剤師およびその他の資格をもった専門家の意見に代わるものではありません。そもそも髪質、頭皮質は人により大きく違い、ご自身に合った物を選択するのが重要です。

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