【元美容師が解析】5つの成分と弱点とは?パブリックオーガニックシャンプーを徹底レビュー!

元美容師Mです。

またもや、ドラッグストアでしゃれおつぅぅなシャンプーを見つけたので、解析したくてニヤニヤ、ウズウズしてしまいました・・・

パブリックオーガニックには、「リラックス」と「リフレッシュ」のラインナップがあるのですが、間違いなくリラックスの方が優れています。なぜならリラックスには「ある成分」が配合されているんです。

「パブリックオーガニックスーパーリラックスシャンプー」の成分を解析&評価レビューしていきたいと思います。

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【最重要】パブリックオーガニックスーパーリラックスシャンプーの洗浄成分は?

当ブログをいつも見てくれている方にはそろそろしつこい!と言われそうですが、それでも超、超重要なのであえて言わせていただきます。

シャンプーをえらぶ時はぜっったいに「洗浄成分」に何が使われているのかみる!ということです。

シャンプーの成分は水が6,7割で洗浄成分が2,3割で設計されているので、シャンプーにおいて最も影響力があるのがこの洗浄成分なのです。

もし、あなたが365日毎日、洗浄力の強いシャンプーを使えば、シャンプーをする度に髪や頭皮にダメージを与えることになります。

ということで、「パブリックオーガニックスーパーリラックスシャンプー」の全成分がこちら↓

水、アロエベラ液汁、コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸2Naラウラミドプロピルベタイン、コカミドDEA、プロパンジオール、塩化Na、ラベンダー油、ニオイテンジクアオイ油、ラバンデュラハイブリダ油、イランイラン花油、アルテミシアパレンス花油、ユーカリ葉油、エンピツビャクシン油、オレンジ油、ココイルグルタミン酸Na、ヒマワリ種子油、ラウロイルアルギニン、カプリル酸グリセリル、マカデミア種子油、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、アーモンド油、ポリクオタニウム-10、アンズ核油、ポリクオタニウム-7、ヨモギ葉エキス、クエン酸、エチドロン酸4Na、ドクダミエキス、エタノール、ウンシュウミカン果皮エキス、ペンチレングリコール、デヒドロ酢酸Na、ツユクサ葉/花/茎エキス、ベンジルアルコール、ラベンダー水、カラメル

黄色にマーキングしている成分がこのシャンプーの生命線とも言える洗浄成分です。

この洗浄成分だけ抜き出すと・・・↓

コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸2Na、ラウラミドプロピルベタイン

洗浄力を左右する洗浄成分は以上の3つですね。では、この洗浄成分の正確を1つ1つ見ていきましょう!

洗浄成分1、コカミドプロピルベタイン

最初に記載されている洗浄成分がこの『コカミドプロピルベタイン』なので、最も配合量が多いメインとも言えるのがこのベタイン系の成分です。

性質的には、ベビーシャンプーに配合されるほど、超低刺激&超マイルドな洗浄力の成分。

市販で販売されている1000円以下のシャンプーにも、刺激を緩和するためにかなり、かなり配合されている成分ですね。

もはや、「この成分が入っていないシャンプーなんて無いんじゃないか?」ってくらいよく配合されています(汗)

成分的には悪くはないのですが、かなり洗浄力が弱い成分なので、この成分がメインのシャンプーを使う場合は、2シャンを強く推奨します。

洗浄成分2、ココイルグルタミン酸2Na

こちらも低刺激でマイルドな洗浄力もかなり優しい成分。頭皮や髪と同じ弱酸性の性質を持つアミノ酸系の成分でシャンプーの洗浄成分としてはトップクラスの成分です。

乾燥肌の方や、カラーパーマを良くする人、パサツキが気になる人の為に生まれてきたと言っても過言じゃないほど優れた成分です。

できればこの成分がメインなら!と思ったのですが、この価格帯では流石に難しいかもしれませんね。

洗浄成分3、ラウラミドプロピルベタイン

一番最初に挙げた「コカミドプロピルベタイン」とほぼ同等の成分。こちらも超低刺激で安全性が高いのがメリットではあるもののメチャクチャ洗浄力が低い成分なので、油分量が多い人だとかなりべとつく可能性が高いです。

総合的に見るとめちゃくちゃ優しいベタイン系をメインにアミノ酸系成分を配合し、更にベタイン系で〆ているかなーーーリ洗浄力が弱い設計です。

もはや洗浄力が弱すぎて「これで洗える人いるのか?」と心配になるほど弱そうですが、もしあなたが超乾燥肌であれば、満足度は高そうな設計。

逆にオイリー肌であれば、2シャンならぬ3シャンくらいしないと洗った感じがしないくらいに弱いです。

最高ッ!の補修成分「ペリセア」配合

冒頭で伝えたある成分がコチラのペリセアという毛髪補修成分。たったの1分で毛髪内部に浸透し、ネチネチ補修し続ける美容室のトリートメントでも使われるような補修成分です。

「うおぉ、市販シャンプーにも配合されたか!」と鼻息を荒くしてしまいました(笑)

ただし!なぜかリフレッシュのシリーズにはこのペリセアが配合されておらず、リラックスのみこのペリセアが配合されているんです。故にパブリックオーガニックを購入する際はリラックス一択だな。というのが私の意見です。

この原料は高価であり、このシャンプーの価格帯が1500円前後なので、配合量は多くないと思われますが、市販で配合されているのは素直に凄い!

「アロエベラ液汁」ってぶっちゃけ効果あるの?

私は基本的にオーガニックとかボタニカルとか植物性の成分に興味がありません。というのもいくら植物の汁や油をぶち込んだところで、対して効果的だと思わないんですよね。

これは適当に言っているわけではなく100種類以上シャンプーを使ってきた経験から、植物性〇〇エキスくらいしか、補修、保湿成分が配合されていない商品は対して効果を感じなかったんです。

入っていないよりは0,01%くらいはマシでしょうってくらいです。

で、この「アロエベラ液汁」もただ、オーガニックをアピールするための材料にすぎないと思ったのですが、意外にもターンオーバー効果がある!という実験データが出ているんです。出典:小林製薬 アロエベラ液汁の効果

なにか難しい単語が羅列してあって、脳みそが沸騰しそうになりますが、ヒトの表皮細胞をアロエベラ液に48時間浸したら、ターンオーバーの指標とされるインボルクリン遺伝子が増加したという事です。

注意点としてはあくまでも、48時間ヒッタヒタに浸した結果なので、シャンプーに配合して同等の効果が得られるわけではないです。

とはいえ、シャンプーは毎日、毎日頭皮にふれるものなので、なーーんも配合されていないシャンプーを使い続けるのと、この成分が配合されたものを使い続けるのとでは2年3年後は差がでる可能性はありますね。

本当に効果があるなら、ぜひぜひアロエベラ液汁の湯船に浸かりたい・・・

パブリックオーガニックバスソルト(仮)に期待。(筆者の勝手な妄想商品です)

【結論】良シャンプー!最大の弱点は〇〇でした・・・

洗浄成分もかなり優しく、ペリセアも配合されている・・・という点からして優良なシャンプーなのは間違いないです。

ただし、やはり懸念されるのは洗浄力の弱さ。これがこのシャンプーの最大のメリットでもあり、弱点ともいえますね。

私の考えでは洗浄力が弱ければ2シャンすればOk!という考えですが、ベタイン系はかなり弱いのでノーマル~オイリーな人には全く向いてません。

ただ、ドラッグストアで気軽に買える点を考慮すると、もしあなたがオーガニック好きなら1度試してみるのもあり!だと思います。

オーガニックシャンプーと宣伝しておいて、中身はオーガニックじゃない商品を10年売り続けていた企業もあるので、そういうものに比べればだいぶ健全なシャンプーだと思いますよ。
⇛【元美容師が解析】ジョンマスターシャンプーの成分は本当に最低だと思う。

それでは、ぜひぜひ参考にしてみてください!

パブリックオーガニックの別シリーズはコチラ↓
【解析】パブリックオーガニックポジティブシャンプーは4つの洗浄成分が◎でした!

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※新規タブで開きますので「読む時間が無いわっ!」という人はとりあえずタップし、あとで読むと言うのもオススメですよ。

※記事の内容は個人の感想であり効果効能を保証、医師や薬剤師およびその他の資格をもった専門家の意見に代わるものではありません。そもそも髪質、頭皮質は人により大きく違い、ご自身に合った物を選択するのが重要です。

2 件のコメント

  • シロクマ より:

    はじめまして!パブリックオーガニックのスーパーポジティブという新しいシリーズが登場したようですが、そちらの成分はぱっと見た感じどうでしょうか?所感を参考にさせていただきたいです。

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