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元美容師Mです。
成分の98%が植物性成分で作られているというシャンプー『メデルシャンプー』が2018年2月に全面リニューアルしたので、過去のメデルと一体何が違うのか?!
成分を徹底解析&評価していきたいと思います。
正直シャンプーのリニューアルってちょっぴり植物性の成分を+してパッケージを変えているだけで、肝心の洗浄成分は全く同じ「焼き増しマーケティング」が取られることがほとんどなんです。
しかし!このメデルシャンプーは違います。一番肝心な洗浄成分もしっかりリニューアルされているんです!
と言うわけで、過去バージョンのメデルと最新版のメデルと成分を見ていきましょう!
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【最重要】medel natural(リニューアル版)シャンプーの洗浄成分は?
シャンプーで最も肝心な成分は誰がなんと言おうと『洗浄成分』です。
なぜなら、シャンプーの成分の構成はどんなシャンプーでも水が6~7割で、洗浄成分が2~3割、残りの1割り程度に香料や保湿、補修成分、安定剤などが配合されているんです。
つまり、シャンプーにおいて最も影響力が高い成分は水の次に配合量の多い、洗浄成分というわけですね。水はどんなにこだわっても水なので・・・
この洗浄成分が強すぎれば、いくら保湿成分配合!と記載されていも洗浄力が強いので無意味に終わります。
という事で2018年最新版の『メデルシャンプー』の全成分を見ていきましょう!
※2018年リニューアル版の全成分
水、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、コカミドメチルMEA、デシルグルコシド、グルコシルセラミド、加水分解コメヌカエキス、コメヌカエキス、カミツレ花エキス、トウキンセンカ花エキス、ローズマリー葉エキス、ソケイ花エキス、セージ葉エキス、ツバキ種子油、アンズ核油、ヒマワリ種子油、ラベンダー油、オレンジ油、マンダリンオレンジ果皮油、パルマローザ油、ニオイテンジクアオイ油、アオモジ果実油、セイヨウハッカ油、シベリアモミ油、ローズマリー葉油、クエン酸、テトラオレイン酸ソルベス-60、ポリクオタニウム‐10、ポリクオタニウム‐7、αーグルカン、トコフェロール、BG、エタノール、フェノキシエタノール、安息香酸Na、EDTA‐2Na
黄色にマーキングしている成分がこのシャンプーの生命線とも言える『洗浄成分』になります。
この洗浄成分を抜き出してみるとこんな感じ↓
ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa
う~ん。素晴らしいっ!リニューアルしたと書かれていたんですが、正直「どうせ、ちょっと植物のエキスを足したくらいだろうな・・・」と思ったんですが、シャンプーの命とも言える洗浄成分もしっかり、リニューアルされているんです。
リニューアル前の成分と見比べていきましょう↓
※リニューアル”前”の全成分
水、ラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドメチルMEA、テトラオレイン酸ソルベス-60、ポリクオタニウム-10、デシルグルコシド、グルコシルセラミド、加水分解コメヌカエキス、コメヌカエキス、ヘチマエキス、モモ葉エキス、カミツレ花エキス、ツバキ油、オレンジ油、レモン果皮油、グレープフルーツ果皮油、ラベンダー油、ヒノキ油、α-グルカン、ポリクオタニウム-7、クエン酸、BG、エタノール、フェノキシエタノール、安息香酸Na、EDTA-2Na、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノ
もうね。一目瞭然です。
リニューアル前の成分はラウレス硫酸ナトリウムという、シャンプーの成分の中でも”トップクラスに洗浄力が高い成分”がメインに配合され、アミノ酸系シャンプーを宣伝するためにちょっぴり、『ココイルグルタミン酸』を配合しているという典型的な駄シャンプーの配合だったんです。
⇛ラウレス硫酸ナトリウムのシャンプーは強力すぎ?3つのダメな点とは??
※メデルシャンプーを解析しているサイトの中にはこの旧バージョンを解析しているサイトもあるので、要注意です。
リニューアル後の成分はよくある、駄シャンプーに配合される成分じゃなく、3000円クラスのシャンプーにも配合される成分も配合されてます。
では1つずつ成分の特徴を見ていきましょう!
洗浄成分1,ラウロイルメチルアラニンNa
キターーー!洗浄成分のなかで最も配合量の多いのがこちらの『ラウロイルメチルアラニン』というアミノ酸の成分。
頭皮や毛髪と同じ弱酸性の性質で、かなり低刺激で安全性も高く3,000円程度のシャンプーにも配合されるくらい優良成分です。
いやいや、正直驚きました(汗)メデルシャンプーの過去の洗浄成分があまりにもダメダメ過ぎたので「どうせ今回もメイン成分がダメなんだろうなぁ」と勝手に妄想していたんですが、しっかりリニューアルされています。
アミノ酸系の成分のなかではやや洗浄力がある方ですが、ミドルダメージ以下のくらいなら全く問題ないですね。しっとり系よりもサラサラ系が好みのあなたにオススメの成分。
洗浄成分2,コカミドプロピルベタイン
ベビシャンプーにも配合されるくらい、超低刺激&マイルドな洗浄力のベタイン系の成分です。
原価が安価で、安全性も高いので大抵どんなシャンプーにも配合されていますね。
この成分はベタインの名の通り、髪や頭皮に残りやすい性質がありべとつきすいので、しっかりすすぎすることを強くオススメします。
洗浄成分3,ココイルメチルタウリンNa
ココイル~と書かれていますが、実はアミノ酸系の成分ではないこの成分。
ただ、性質的にはかなりアミノ酸系に近い成分で、刺激性もかなり低いので安全性はかなり高い成分です。
洗浄力が強めなので、上の2つのマイルドな洗浄力をアップさせる為に配合している・・・といった感じでしょう。
洗浄力が強めといっても、良く市販に配合される『ラウレス硫酸系』よりかなりマイルドなので、さっぱり系が好みのあなたにオススメ。
総合的に見るとサラサラ系重視のアミノ酸系成分をベースに、洗浄力を抑える&原価を抑える為にベタイン系を配合し、更に洗浄力を高める為にココイルメチルタウリンを配合しているという感じ。
しっとり系というよりも、ややさっぱり系ではありますが、かなりの細毛やミドルダメージ以下であれば満足度が高いといえる設計の成分構成です。
うん!素晴らしいっ!!この価格でこの成分だったら誰も文句は言わないでしょう。というか文句の付け所が無いです(笑)
保湿、補修成分は正直「微妙」です。
洗浄成分に関しては、good!いや、、、GREAT!!と言い切れるんですが、その他の保湿成分に関してはかなり微妙です。
というのも成分を一生懸命見回しても「〇〇油、〇〇エキス」といった植物系の成分くらいしか保湿成分が配合されていないんです。
私の意見としては、これらの植物性のエキスやオイルは配合されているからと言って、対して効果が無いというのが本音です。
植物の汁や油は別に皮膚や毛髪を保湿するために生えているわけでないですし、そのまま配合したからといって、保湿が高いとも思えません。
ないよりは入っていた方がほんの0,001%くらいは保湿力アップするかもしれませんが、ぶっちゃけ入っていても入っていなくても気づかないレベルでしょう。
一応、この植物性成分の中で、最も効果のありそうな成分が『加水分解コメヌカエキス』という成分ですが、この成分も皮膚に対しては一定の保湿力があるというデータもあるようですが、「毛髪に塗布してこれだけ保湿力がアップした!」という客観的なデータは見つかりませんでした。
【結論】コスパ良し!こんな人は使ってもOK!
保湿成分がビミョーと伝えたものの、洗浄成分に関しては、「本当にこの価格で良いの?!」と本社に電話したくなるほど、クオリティが高い成分だと言えます。
もし、あなたが「パサツキはそこまで気にならない」「特に引っかかりなどは感じていない」「とにかくコスパ重視」というのであれば、リニューアルしたメデルシャンプーを使ってみるのはあり!だと思います。
逆に「めっちゃパサツク」「もっとカラーやパーマを長持ちさせたい!」「しっとり系が好みだわぁ」というあなたはアミン酸系にさらに『ペリセア』などの補修成分が配合されているシャンプーを強くオススメします
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1つあなたに注意してほしいのが、リニューアル前版とリニューアル後版がまっったく違うので、誤って古いバージョンの方を購入しないようにしましょう!
こちらの↓パッケージが旧バージョンで
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ディアテック カウンセリングプレシャンプー をメインシャンプーとして使ってるのですが良いのでしょうか?
コメントありがとうございます!
また、時間があるときに見てみたいと思います。
ディアテックなので悪い商品では無いと思いますが・・・