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元美容師Mです。
『パンテーン』と言えば、もう知らない人はいないんじゃないか?ってくらい有名なシャンプーブランドですね。
そんなパンテーンから最高級シリーズ『パンテーンミラクルズ』というものが、販売されていたので成分をみてみたのですが、「これで最高級なのか・・・」というのが成分を見た私の本音でした。
もう少しハッキリ言ってしまえば、「このシャンプーの良いところが見つからん!」というのが私の主張です。
なぜ?使うべき理由が無いといえるのか?成分解析とともに解説していきます。
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今回のパンテーンは最高級ラインナップを謳っているので、補修成分に力を入れているようなんですが、シャンプーで最も重要な成分は『洗浄成分』です。
いくら補修力が高い成分を配合したって、シャンプーのメイン成分である『洗浄成分』がめちゃ強い成分だったら、いくら補修力が高い成分を背後しても無意味。
高級成分をいくら配合しようと、洗浄成分が強ければ補修成分なんて、強すぎる洗浄力の前にねじ伏せられますので(汗)
もし、あなたがシャンプーを新しく購入検討する際はまずは『洗浄成分』がどんなものが使われているのか?最低でもこれだけはチェックしましょう!
ということで、『パンテーン シャンプー ミラクルズ クリスタルスムース』の全成分がコチラ↓
水、ラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、ステアリルアルコール、ラウリル硫酸Na、セタノール、香料、グリセリン、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、クエン酸、安息香酸Na、ポリクオタニウム‐6、EDTA-4Na、エチレンジアミンジコハク酸3Na、ポリクオタニウム‐10、トリヒドロキシステアリン、パンテノール、パンテニルエチル、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、クエン酸Na、塩化Na、キシレンスルホン酸Na
いつものように黄色にマーキングしている成分がこのシャンプーのメインとも言える『洗浄成分』です。
抜き出してみるとコチラ↓
ラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、ラウリル硫酸Na
※洗浄成分
この中に私の嫌悪する洗浄成分が入っています・・・しかも2つも。
もうね、ある程度シャンプーにこだわっている人ならこの時点で「え?!これで最高級なの?!」と思うはず。
どの成分がダメでどういう特徴なのか?1つずつ成分の特徴を見ていきましょう!
洗浄成分1,ラウレス硫酸Na
シャンプー解析サイトをよくみる方ならご存知。シャンプーの洗浄成分の中でもトップクラスに洗浄力が高い成分です。
私の経験から言うとこの成分が主成分のシャンプーは、いくら高品質な補修成分を配合しようと、使っていくうちに髪がパサツイてきます(汗)
実際この成分が主成分の5000円超えのシャンプーでも「髪がバッサバサになった」というコメントは多数いただいています。
⇛【成分解析】3つのダメ成分はコレ?オージュアシャンプーを心の底からオススメ出来ない理由とは?
いくら補修成分に力を入れようと、洗浄力が強すぎると必要以上に脱脂してしまうので、頭皮や髪が乾燥しボサボサになってくるんです。
パンテーン最高級シリーズと謳っているので「ついに洗浄成分も改善されるのか?!」と淡い期待を抱いてましたが、やっぱりいつものパンテーンでした。
洗浄成分2,コカミドプロピルベタイン
上記の成分とは違い洗浄力、刺激性がマイルドなベタイン系の成分。とは言え大体どんなシャンプーにも配合されているので、珍しくもなんとも無いです。
洗浄成分3,ラウリル硫酸Na
おいおいマジかよ・・・とつぶやいてしまった成分がこの『ラウリル硫酸Na』
ラウレス硫酸と同等レベルの強力な洗浄力で更にこちらのラウリルは分子がとても小さいので、より脱脂力が高いと言われている成分です。
元々はこちらのラウリル硫酸が最初に開発されたのですが、分子が小さく刺激性が強いので、この弱点を改良するために『ラウレス硫酸』が開発されたのです。
つまり、有名な『ラウレス硫酸Na』よりも更にイマイチな成分といっても言いすぎじゃない成分です。
かなり洗浄力が高くダメージがある場合には向いてないので、最近は市販シャンプーでさえ使われない傾向にある成分なんです。
総合的に見ると、、、強力な洗浄力を誇る『ラウレス硫酸』をベースに洗浄力を調整する為に『ベタイン系』を配合し、更に強力な『ラウウリル硫酸』を配合しているという感じ。
パンテーンの最高級ラインナップということで「ついに方向転換するのか!」とワクワクしたのですが、いつものパンテーンでした。
本当に高級成分?『リポショット』の疑問点とは?
ミラクルズシリーズの特徴成分とも言えるのが、「パンテーン史上初奇跡の発見!」と謳っている『リポショット』なる補修成分です。
奇跡の発見!と宣伝しているからには、新成分なのか?!と思いきや、下の小さな※を見ると「セタノール、ステアリルアルコール」と表記されてます。
別に高価な成分でもなんでも無く、一般的なトリートメントのベース剤として多く配合される成分で、毛髪を補修する効果があるなんてことはありません(汗)
せいぜい、毛髪を柔軟にしたり手触り感をアップあせるくらいなもんで、毛髪内部の空洞化を埋める効果なんてほぼ無いかと。(もしそのようなデータが見つかれば追記します)
更に言うと、肌への刺激性も高い成分なので普通はシャンプーなんかには、あまり配合されない使われない成分なんですよ。
そもそも、高級でもなんでもないし、こんな昔からある成分を本気で「奇跡の発見」と言っているのだとしたらヤバイと思います。いやガチで。
ああ!もしかしたら「セタノール、ステアリルアルコール」は高級アルコール系の成分だから『高級美容液』と謳っているのかもしれません。
ただ一般の人がこのような広告表記を見たら↓
誰がどう見ても「高価な化粧品に配合されているんだろうなぁ」と思うはず。少なくとも私は高価な成分が配合されているのかな?と成分を見るまでは思い込んでいました。
うーん、紛らわしい。
【結論】やっぱりいつものパンテーンでした。
最近は市販シャンプーでもアミノ酸系の成分がメインで使われたり、かなり優良なシャンプーが増えてきました。
なのでついにパンテーンも時代の波に乗ったか!と成分を見る前は少しワクワクしたんですが、、、成分を見てガッカリ。
やはりパンテーンはいつもの洗浄力が高いだけのパンテーンでした(汗)
最高級を謳っている割に、成分はほぼ今までのものと一緒にもかかわらず、価格に関しては1000円超えと何故か強気な価格設定。
これでカシミアのような髪にするのは難しいように思えます。
同価格帯でも、マイルドな洗浄力のアミノ酸系メインのシャンプーはいくらでもありますし、あえてこのシャンプーを選ぶ理由が何1つ見つかりません。
パッケージにコストがかかっているのか、宣伝費にコストがかかっているのか分かりませんが、私的には一生使うことは無いシャンプーなのは間違いないです。
その他よく読まれている記事
⇛【2024年版】301品使って良かったと感じたアミノ酸シャンプー5選はコレ。
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※新規タブで開きますので「読む時間が無いわっ!」という人はとりあえずタップし、あとで読むと言うのもオススメですよ。
クレムドアンという生クリームシャンプーはどうなのでしょうか?ぜひレビューをお願いしたいです。
コメントありがとうございます。
⇛【元美容師が解析】3つのダメな点はコレ。クレムドアンシャンプー成分をレビューした結果・・・
コチラを参考にして頂ければ幸いですm(_ _)m
はじめまして。
シャンプー・トリートメントを現在のものから変えてみようかとふらふらしていたところ、こちらのサイトへ辿り着きました。
他のサイトと違い、良い点悪い点をはっきり述べられていらっしゃり、且つ実際にその商品を使用されて評価を記載されているものもありとても参考になります!ありがとうございます!笑
こちらのサイトを参考にして、シャンプーをボタニストに、トリートメントをアメニモに変えてみようかと検討しています。
そこでふと、自分が今まで使ってきたものは良いものだったのだろうか?良いものだったのなら変えない方がいいのか?と疑問に思いました。かれこれ5年ほど「AROMA KIFI」のダメージケアシリーズを愛用しています。管理人様はこちらを拝見・利用等されたことはありますでしょうか?
もし気が向かれましたら、こちらの商品について管理人様の評価などお教え頂けましたら幸いです。
はじめまして。コチラこそブログ見ていただきありがとうございます!
ボタニストでしたら、ダメージケアがぶっちぎりで良いですよ~ 笑
⇛ボタニストダメージケアシャンプーを使って分かった5つの真実と弱点とは?
ただ、お気に入りのシャンプーがあるのでしたら、ムリに変更しなくてもいいとも思います。
どうてしても新しいものをつかってみたくなるんですけどね・・・
アロマキフィは使ってみたことがないので、すいませんがなんとも言えませんm(_ _)m申し訳ありません。
いつも記事読ませてもらってます。本当にためになります。この記事を読んで全てシャンプー選んでるほど、信者です。笑
話は変わりますが
パンテーンの透明なやつ(一番最新の商品かな?)はどう思われますか?(´・_・`)
いつも記事よんで頂きありがとうございます!
透明のパンテーンはちょっと見たことがないかもです・・・(パンテーン系は新しい商品だしすぎ!)
また時間があれば記事にしてみようかと思いますm(_ _)m