目次
元美容師Mです。
今回は成分の80%が美容”液”成分と宣伝している『グランブレンドシャンプー』の成分を解析&どのような特徴のシャンプーなのか?を見ていきたいと思います。
最近シャンプー業界で流行りつつあるの宣伝方法が「成分の〇〇%以上が美容液成分!」という謳い文句です。
こう書かれていると「成分の殆どが美容成分なのか!」っとちょっと興奮してしまいますが・・・これにはカラクリがあります。笑
本当に成分の殆どが美容液成分なのか?!も交えて解説していきますね!
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当ブログでは何度もお伝えしているのが、シャンプーを選ぶ際には”どんな洗浄成分が配合されているのか?”をチェックせよ!っという事です。
メーカー側は美容液成分が80%以上!っと記載していようが、シャンプーの中身は水が6~7割、洗浄成分が3~4割で残りの1割程度内に保湿成分が配合されているんです。
本当に成分の8割が美容成分だったら、全く泡立ちませんので。(じゃあなぜ成分の80%が美容”液”成分と表記しているのか?については後述します)
シャンプー内の殆どを占める、水については何をどうコダワッても水でしかありません。なので次点で配合量が多くシャンプーに置いて最も影響力のある”洗浄成分”をチェックするべきなんです。
っというわけで『グランブレンドシャンプー』の全成分表記を見ていきましょう!
水、ラウリルグルコシド、グリセリン、ココイル加水分解コラーゲンK、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルアラニンNa、ペンチレングリコール、PCAイソステアリン酸PEG-40水添ヒマシ油、コカミドDEA、ポリクオタニウム-10、コンフリー葉エキス、カンゾウ根エキス、ベタイン、ステアリルトリモニウムサッカリン、紅藻エキス、褐藻エキス、ボタンエキス、フユボダイジュ花エキス、カンゾウ葉エキス、加水分解コラーゲン、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、フラーレン、プエラリアミリフィカ根エキス、ヒオウギエキス、ダイズ種子エキス、ザクロ果皮エキス、水溶性プロテオグリカン、レモン果皮油、ローズマリー葉油、ライム油、ユーカリ油、ベルガモット果実油、ニオイテンジクアオイ油、オレンジ油、オニサルビア油、ソルビトール、PCA-Na、セリン、トレオニン、リシン、プロリン、グルタミン酸、グリシン、アルギニン、アラニン、ヒアルロン酸Na、尿素、クエン酸、乳酸Na、乳酸、BG、ペンテト酸5Na、塩化Na、エタノール、PVP
黄色にマーキングしている成分がシャンプーの性格を決める”洗浄成分”になります。
成分表見れば分かりますが、、、美容液成分が80%!っと記載している割に他のシャンプーと同じく最も配合量の多い成分が水で次に多い成分が”洗浄成分”になっていますね。
シャンプーは化粧品登録の商品は成分が早く記載している方が、配合量が多いので真っ先に記載されている”水”が最も配合量が多いと言うことになります。
805が美容成分じゃないじゃんっ!っというツッコミは後に置いておいて・・・まずは洗浄成分を見ていきましょう。
ラウリルグルコシド、ココイル加水分解コラーゲンK、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルアラニンNa
上記の4成分がシャンプーの洗浄成分になります。では、これらの成分の特徴を1つずつチェックしてきましょう!
成分1 ラウリルグルコシド
グランブレンドシャンプーで最も配合量が多い洗浄成分がコレ。
ラウリル~と書かれているのでよく解析サイトを見る人からすると「もしやめちゃ洗浄力が高いのでは?!」っと勘ぐってしまいますが、ベビーシャンプーに配合されるくらい低刺激!な成分です。
ただ、洗浄力については割としっかりめに皮脂やシリコン等を落とせるくらいあります。
脱脂力自体はそこそこある成分なので、「髪がぱさついていて油分不足」の人には向いていない成分だと言えますね。
成分2 ココイル加水分解コラーゲンK
キッキター!━━(゚∀゚)━━!久々に拝見した、優良成分がコレェ!
アミノ酸成分であり、毛髪や頭皮のコンデイショニング能力に長けた洗浄成分の中でもトップクラスに優れている成分です。
洗浄成分のクセにトリートメント効果も期待できるという、変態的な優良成分なんです。「もう、全てのシャンプーに配合して欲しい!」っと私なんかは思うほどなんですが・・・
かなり高価な成分なので、一般的な市販シャンプーなんかにはほぼ配合されません。(涙)
原料が高くなるので、どうしてもそれに比例してシャンプーの価格も高価になってしまう傾向がありますね。
成分3、コカミドプロピルベタイン
こちらはシャンプーの成分をよく見る人にはお馴染みのマイルドな成分。大体500円程度のものから4000円を超えるものまで入っていますね。
ただ、多く配合されている成分ではありますが、洗浄力は非常にマイルドで刺激性も低いので成分的には悪くないです。
あちこちのサイトでは保湿力が高い!っと書かれてはいるのですが、今まで300種以上はシャンプーを使ってきた私的にはアミノ酸系成分よりもやや洗浄力が高く感じる。。。っというのが本音。
成分4 ココイルメチルアラニンNa
キタっ!こちらも優良なアミノ酸系成分。3000円を超えるようなシャンプーにはメイン成分としてよく配合されますね。
特徴としてはお肌や髪と同じ弱酸性なので低刺激!なのは当然ですが、洗浄力もかなりマイルド。
もし、あなたが「髪がパサツク!」「乾燥する!」というならこの成分が多く配合されているシャンプーを選べば”大外れ”は避けられるはず。
アミノ酸系洗浄成分の中ではしっとり重視というよりもサラサラ感重視の成分ですね。
総合的に成分を見てみると、、、洗浄力がマイルドなラウリルグルコシドをベースに神的なアミノ酸系洗浄成分コラーゲンKやココイルメチルタウリンを+しているという感じ。
メインのラウリルグルコシド自体はそれほどスゴイっ!っと興奮するような成分でもありませんが・・・
次点のココイル加水分解コラーゲンKはGOD。GOODじゃなくてGOD。洗浄成分のクセにトリートメント効果が高い成分が高配合されている点からしてヤヴァイですね。笑
欲を言えばこの成分をメイン成分にして欲しいくらいですが、、、流石にコスト的に難しいのかもしれませんね。
洗浄成分に関しては文句なしっ!で優良シャンプーなのは間違いないです。
その他の補修成分
シャンプーの命!とも言える洗浄成分については文句なしで優良だと思いました。が!その他の保湿、補修成分については、、、う~ん。正直、微妙・・・っと感じてしまったのが本音。
っというのも成分表を見る感じ、「〇〇エキス」とか効果があるのか無いのか?イマイチよく分からない植物性の液類が殆どなんですよね。(汗)
できれば、「ペリセア」や「リピジュア」などの”保湿効果が観測されている成分”が配合されていればGOOD!
なのですが、特に私が「コレはっ!」っと興奮するような成分はありませんでした。
とは言え、コレは良い!と思える成分もちょっぴりあったので少し紹介していきます。
1,フラーレン
毛髪を直接補修したり、保湿効果を与える効果はあんまり期待できませんが、”抗酸化作用”が期待出来る成分がコレ。
直接この成分が髪のダメージを補修や保湿してくれるわけじゃあ無いのですが、”紫外線”などのダメージを抑えてくれる効果は期待できるかも。
っというのも、紫外線での酸化を抑えてくれるという研究結果も発表されていたりするんです↓
あくまでもシャンプーに配合されてる成分なので、過度の期待は禁物です。とは言えシャンプーは365日毎日、毎日頭皮に触れ続けるもの。
なので使っているのと使っていないのとでは5年後、10年後で差が出てくる可能性はありそう。
2,水溶性プロテオグリカン
こちらも毛髪の保湿や補修効果などというよりも、皮膚の老化防止や保湿力アップ。ヒアルロン酸の生成促進が観測されている成分です。
お肌に対してはシワ改善効果や、お肌弾力が改善した!というデータはあるのですが、毛髪に対してどのような効果があるのか?!は無いんですよね(汗)
一応、保湿力が高い!というデータもあるのである程度は毛髪に対しても保湿力は期待できそうですが・・・
出典:http://www.kinpaku-gen.com/catalog/catalog_proteoglycan.pdf
う~む。できれば「毛髪に対してこれだけ保湿力期待できる!」というデータのある成分が配合されている方が嬉しいですね。
美容液成分が80%は本当なのか?!
私が最も伝えたかったのがコレ。シャンプーの成分の80%が美容液成分!という表記は本当なのか?!という点です。
既に伝えたとおり、成分表を見る感じだと他のシャンプーと水や洗浄成分の配合量は変わりません。
本当に美容成分が8割なら「〇〇エキス」的な成分がもっと配合量が多いハズ!では、なぜ成分の80%が美容液成分と表記できてしまうのか?!
これにはカラクリがあって美容成分が80%!と記載しているのではなく、美容”液”成分と記載しているからなんです。
美容液ってほとんどの商品に”水”が配合されていますよね?なので、成分の大半が水だったとしても美容”液”成分が80%!と記載できちゃうというわけです。
これが”美容成分”っと表記していたら水よりも多く、ヒアルロン酸やらコラーゲンやらを多く配合しないと嘘になります。
が!美容”液”なら一般的に美容液に配合されている成分を入れてしまえばセーフというわけです。
これが誠実性のある広告表記なのか・・・はあなたの判断におまかせしますが、最近はこの手の「シャンプーの成分の〇%が美容”液”成分」っと謳っている市販シャンプーも増えているので、勘違いしないように注意。
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もし、迷った場合は成分表を見れば一発で分かります。シャンプーの表側はメーカー側が都合の良いことしか書きませんが、裏面にある成分表は正直なので。笑
【結論】良シャンプーだが、やや価格は高め。
美容液成分が80%という売り出し方にはやや引っかかる面もありますが、シャンプー自体は良シャンプーだと思います。
シャンプーの性格を決めると言っても過言じゃない、”洗浄成分”にはかなり上質な”ココイル加水コラーゲン”が採用されていますし、他の成分も刺激&洗浄力はマイルド。
美容液成分が80%という割には保湿、補修成分はイマイチに感じました。(恐らく美容液成分の中にはココイル加水コラーゲンも含んでいるのかと思われます)
この価格帯であれば、もっと保湿力の高い成分を配合してくれれば最高!っと叫べるのですが・・・
そして、私が気になるのが価格!1本辺りのか価格が4000円とちょっと強気な価格設定。そして、内容量も300mlと少なめで1ml辺り13円程度。
激高!ってほどじゃあないですが、やや高めですね。(汗)
一応、定期コースで購入すれば10%OFFで購入できるものの、定期コースはトリートメントとセットじゃないと購入できないので、2つあわせて7200円+税。
うむむ、、、ちょっと私のような一般ピープルには即決するには熟考が必要な価格です。せめて3000円程度に抑えてくれれば、嬉しいのですが・・・
”シャンプーは使い続けなければ意味がない!”ので、あなたが「この価格なら使い続けられる!」っと感じるなら試してみるのはアリ!かと思いますよ。
⇛【最大10%OFF】グランブレンドシャンプーの現在の価格や詳細はコチラ
逆に「チト高いわ~」っと感じたならもう少し安価でマイルドなアミノ酸系シャンプーを使ってみるのもアリかと。
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グランブレンドシャンプーが気になっている人は参考の1つにして頂ければ幸いですm(_ _)m
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フケとベタベタに悩んでこのブログを読んでハーブガーデン を使い始めました。まだ2週間程ですが少しは良くなってきたようです。ありがとうございました。
質問なんですが、まだべたつくのでハーブガーデンでは少し弱いようです。1シャンに少し強めのをよくオススメしているのを見ているのですが、具体的にどれが1シャンにむいてるでしょうか?教えていただけると幸いです。
コメントありがとうございます!
どの程度ベタつくか?にもよりますが、少し強めのひまわりシャンプー辺りから使ってみると良いかと思いますよ!
ハーブガーデンよりもやや強めのタウリン系の洗浄成分がメインなので、是非試してみて頂ければ幸いですm(_ _)m