【元美容師が解析】ハニーチェクリーミーシャンプー2つの良成分と弱点とは?

元美容師Mです。

はちみつシャンプーの中でもかなり人気を誇っているハニーチェから新商品が販売されるっ!

市販シャンプーってリニューアル販売されても、「中身は対して変わってないじゃん!」ってものが殆ど。

しかし!今回のハニーチェクリーミーシャンプーは恐るべきパワーアップ成分が+されているんです。

ある弱点1つを除いては・・・

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【最重要】ハニーチェクリーミーハニーシャンプーの洗浄成分は?

私がいつもいつもいつも!お伝えしているのがシャンプーを選ぶ時はぜったいに洗浄成分だけでもチェックせよっ!という事です。

メーカー側は「はちみつ成分タップリ配合!」や「ダメージ補修成分を配合!」っと”オマケ成分”のみアピールしまくります。

が!シャンプーはあくまでも髪や頭皮を洗浄するアイテム。

どんなに保湿成分や補修成分に力を入れていようが、メインとなる洗浄成分が強すぎればバサボサになる可能性が高くなるし、頭皮の油分が余計に分泌されて、ベタつきやすくなる可能性もあります。

もし、あなたが「このシャンプーどうなんだろう?」っと気になっているものがあれば、ぜっったいに洗浄成分だけでもチェックしてみてくださいね!

という事で”ハニーチェクリーミーシャンプー”の全成分がコチラ!

水、コカミドプロピルベタイン、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、塩化Na、ハチミツ、加水分解ハチミツタンパク、乳脂、シア脂、γ-ドコサラクトン、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、コカミドメチルMEA、PEG-40水添ヒマシ油、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-7、デシルグルコシド、クエン酸、EDTA-2Na、クエン酸Na、セバシン酸ジエチル、安息香酸Na、フェノキシエタノール、香料

黄色になっているのが、このシャンプーの命!とも言える洗浄成分になります。

この洗浄成分を抜き出してみるとこんな感じ↓

コカミドプロピルベタイン、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na

実は記事冒頭で”弱点”っとお伝えしたのはこのどちらかの成分のことだったりします・・・

私はこの成分が入っている時点で絶対に使いたくないッ!っと思っている、洗浄力が高い洗浄成分なんですよね。

っという事で1つずつ成分の特徴を解説していきたいと思います。

成分1、コカミドプロピルベタイン

まずはベタイン系の成分。こちらの方が先に記載されているので、より配合量が多くメイン成分とも言えるのがこのコカミドプロピルベタインですね。

どんなシャンプーにも配合されているような成分ではありますが、洗浄力自体はマイルド。更に刺激性もマイルド。

この成分自体は他の強力な洗浄力を抑えるために配合されることもあるくらい、優しい成分ではあります。

珍しい成分でも無く、私の経験上アミノ酸系の成分よりはやや強めな洗浄力がある印象。

っと言っても、市販シャンプーの成分の中では優しい部類なのは間違いないので何の問題も無し!

成分2、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na

問題はコレぇ!私はこの成分が配合されている時点で使いたいと思えません・・・

っというのも洗浄力がかの有名な”ラウレス硫酸Na”と同等レベルに強力な洗浄成分なんです。
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シャンプーの洗浄成分の中でもトップクラスに洗浄力が高い成分なので、ダメージや乾燥が気になる!っという人には全く向いていない成分なんですよね。

たった1度使っただけでバッサボサになるほどではなくとも、1ヶ月、2ヶ月と使い続ければパサツキやキシミが気になる可能性は高いといえます。

総合的に成分を見ると、、、マイルドな洗浄力のベタイン系をベースに、強力で安価なオレフィンスルホン酸で洗浄力をUPさせ(すぎ)ているという感じ。

メインの成分はマイルドな成分なので、ただちにバッサバサになる可能性は低いです。

が、上記でも述べたように使っていく内にパサツキを感じ可能性はありますね・・・

よくシャンプーの使い始めは良い感じ♪っといった感じの使用感でも、1週間、2週間継続して使っていくと最初よりも使用感が悪くなるのは洗浄力が強い成分が入っているものが多いです。

洗浄成分に関してはその辺の市販シャンプーとあまり変わらないクオリティだなっと言うのが私の本音ですね。

2つの良成分とは?

しかし!今回のハニーチェは一味違います。というのも、「コレは良い!」っと私が興奮してしまうような補修成分が+されているんですよ。コレが。

成分1、γ-ドコサラクトン

ドライヤーやアイロンの熱に反応して毛髪を補修する成分がコレ。

髪の表面にあるキューティクルのめくれやうねり等を補修しくれる成分で、何より凄いのがドライヤーなどの熱に反応して毛髪に結合して補修してくれるという点ですね。

よくアウトバス系のトリートメントなんかにも配合されている俗に言う”ヒートプロテクト成分”みたいな補修成分です。

熱で毛髪と結合する特徴がるので、シャンプー後でも持続性が高い!っというのが特徴の1つですね。

成分2、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa

おおおお!キター!!っと私がついつい興奮してしまうのがこの成分。

通称ペリセアという毛髪補修成分で、毛髪に付着すると1分ほどで高速浸透、吸着補修してくれるというトリートメントにも配合されるような成分です。

もちろん、私が妄想で語っているわけじゃなく、このように毛髪の補修効果が期待できるというようなデータも発表されています↓

引用:旭化成ファインケムより

まあ、価格が安価なシャンプーなのでそれほど多く配合されていない可能性も否めませんが、入っていないよりは入っている方が良いのは間違いないでしょう。

もし、あなたが「カラーやパーマを長持ちさせたい」「髪がきしむ」などのダメージのお悩みがあるならオススメしたい成分。

成分3、ハチミツタンパク、乳脂

このシャンプーの特徴でもある”はちみつ”と”生クリーム”成分はどうなの?!っと疑問に思うかもしれません。

が、個人的にはこれらの成分を髪に塗布してもあまり効果は期待できない・・・っと思います。

ある程度の保湿力はあるかもしれませんが、はちみつや生クリームを髪に付けて補修された!っというような実験データ等は見たことないんですよね(汗)

少し前にはちみつを頭に塗ったまま寝るという荒業トリートメントが流行っていた(?)時期もありましたが、それほど普及していない点からするとそれほど効果は無いんじゃないかと。

生クリームを髪につけて補修されるのであれば、スーパーで買ってきた生クリームを頭に載せて”生クリームトリートメントパーティー”を開きたいところですが・・・

あくまでも、想像ではありますが”ハチミツ”や”生クリーム”などの女性ウケしそうなキーワードを商品名に入れて、他商品と差別化を図るために配合しているのかなぁと思います。

【結論】オススメ!とは言えないが、悪すぎるわけでも無い

オレフィンスルホン酸が配合されているのでオススメ!とは私は言いません。

メイン成分が優しいベタイン系の成分なのですぐにバッサボサになるような事は考えられないですが、うーん・・・別にあえてこのシャンプーじゃなくても良いかな(汗)

と言うのも最近は市販シャンプーでも以前は3,000円くらすのシャンプーにしか配合されないようなアミノ酸系の優しい、優しい洗浄成分が使われる傾向もあります↓
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補修成分はかなりGREAT!!ではあるものの、「あえてこのハニーチェじゃなくても良いかなぁ」というのが私の心からの本音です。

実は軽く使ってみたのですが、やっぱり洗浄力が高めだからかちょっと「キュッ」っと突っ張る感じはあるんですよね。

※より詳しい使用レビューは後日書き綴ってみたいと思う。

決してパッサパサになるわけじゃないけど、やはりアミノ酸系のシャンプーに比べるとかなり使用感は劣ると感じ。

これだったら、もう数百円プラスしてアミノ酸系で補修成分も配合されているシャンプーを使ったほうが良いっ!っと思っちゃいました。笑

もし、あなたがハニーチェクリーミーシャンプーを検討しているなら参考の1つにして頂ければ幸いですm(_ _)m

 

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※新規タブで開きますので「読む時間が無いわっ!」という人はとりあえずタップし、あとで読むと言うのもオススメですよ。

※記事の内容は個人の感想であり効果効能を保証、医師や薬剤師およびその他の資格をもった専門家の意見に代わるものではありません。そもそも髪質、頭皮質は人により大きく違い、ご自身に合った物を選択するのが重要です。

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