目次
元美容師Mです。
今回は『ママバター ナチュラルシアバターシャンプー』というなんともしっとりしそうなシャンプーの成分を全力解析&評価していきたいと思います。
※ママバターシャンプーは2018年にリニューアルしていますが、当記事は最新のリニューアル版を解析しています。
成分をパッと見た感じは、「超良いシャンプー!」
っとまではいかないものの、この価格でこの成分ならアリだなぁ~っというのが300種以上のシャンプーを見てきた私の本音です。
一体どんな成分が配合され、どんな人向きのシャンプーなのか?!解説していきます!
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【最重要】ママバター ナチュラルシアバターシャンプー(リニューアル版)の洗浄成分は?
もし、あなたがシャンプーを購入検討する際は絶対にどんな成分が配合されてるのか?!はチェックしましょう。
特に洗浄成分!シャンプーに配合される成分の殆どは、水と洗浄成分で出来ています。
なので洗浄成分の刺激性や洗浄力が強すぎると、「髪がバサボサになった・・・」とか「頭が痒くなってきた」っと感じる場合があるんです。
メーカー側は他社製品を差別化を図る為に「〇〇成分配合!」っと洗浄成分以外の成分をアピールしまくりますが、実はシャンプーで一番大事なのは洗浄成分なんです。
っというわけで、全部の成分を見てくれ!とまでは言いませんが、せめて洗浄成分だけでもチェックするようにしてください。絶対ですよ?!
っというわけで『ママバター ナチュラル シアバター シャンプー』の全成分をチェック。
水、ラウラミドプロピルベタイン、ラウラミドDEA、ジステアリン酸グリコール、ラウロイルメチルアラニンNa、シア脂アミドプロピルベタイン、ココイルグリシンNa、シア脂、シア脂油、シアバターノキエキス、アルガニアスピノサ核油、γ-ドコサラクトン、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ラベンダー油、オレンジ果皮油、ローマカミツレ花油、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、ポリクオタニウム-7、ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、エチドロン酸、クエン酸、BG、ポリクオタニウム-10、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、エチドロン酸4Na、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、塩化Na、フェノキシエタノール
黄色になっているのが、ママバターシャンプーの生命線とも言える洗浄成分になります。
メインの成分はマイルドになっていますね。ただ、1つだけ洗浄力が”とある条件だとかなり強めな成分”が配合されていたりするんです。
では、成分を1つずつ見ていましょー!
成分1、ラウラミドプロピルベタイン
水の次に記載されているので、この成分が最も配合量の多いメインの洗浄成分ということになりますね。
「もう全部のシャンプーに入っているだろ!」ってくらい良く見かける成分です。笑
性質としては、刺激性も洗浄力もかなりマイルド。で、原料も安価なので洗浄力のバランスをとるために殆どのシャンプーに配合されている成分ですね。
性質としては『コカミドプロピルベタイン』とほぼ同等の成分。
特にスゴイ!っと言うほどの成分でもないですが、その辺の粗悪な市販シャンプーより洗浄力がマイルドなのは間違いない。
成分2、ラウロイルメチルアラニンNa
2番めに配合されている成分がコレ。まぎれもなく、アミノ酸系の洗浄成分ですね。
弱酸性の性質で頭皮や髪に対して、刺激性が少なく洗浄力もマイルド。
アミノ酸系洗浄成分の中では若干洗浄力があるものの、ダメージヘアでも十分使える良質な洗浄成分です。
3000円超えのシャンプーにもメインで配合されていたりしますからね( ̄ー ̄)ニヤリ
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成分3、ココイルグリシンNa
最後に配合されているこの成分もアミノ酸系成分ではあるのですが、洗浄力は段違いに高い成分なんですよね。
ただ、アルカリ性だと”ぶっちぎりで洗浄力が高い性質を誇る成分”ではあるものの、弱酸性になると洗浄力が弱くなる性質もあるツンデレみたいな洗浄成分だったりします。
恐らく、、、全体的な成分を見る感じシャンプーの成分は弱酸性の性質だと思われるので、そこそこの洗浄力が高いくらいかなぁと思われます。
成分を総合的に見ると、、、ベタイン系のマイルドな成分をベースに更にアミノ酸系の2種の洗浄成分を配合しているという感じ。
シャンプーが全体が弱酸性なのか?アルカリ性なのか?によって洗浄力が変わってくる成分がありますが、総合的にはしっとり感が強いわけでも、サッパリ感が強いわけでも無いって感じ。
もし、あなたが「乾燥が酷いからしっとり感が欲しい!」っというなら、ちょっと物足りない可能性はありますね。
逆に「しっとりすぎると髪がベトつきやすい!」という人なんかは試してみる価値アリ!だと思いますよ!
4つの保湿、補修成分とは?
1,シア脂
商品名にもなっている『シアバター』ですね。保湿力がかなり高い成分なので、ボディクリームなんかにも使われていますね。
「本当に保湿力高いの?」っと思って調べてみると、確かにシアバターが配合されているクリームの方がグンッ!っと保湿されていたというようなデータもあるみたい。
10人の被検者の前腕に5%シア脂配合クリームまたは無添加クリームを1日1回30日間適用し、皮膚水分量を測定したところ、以下のグラフのように、
ただ、これはあくまでも皮膚の水分量が向上した!というようなデータで、「毛髪がこんだけ保湿力アップした!」というような研究結果なんかは見つかりませんでした(汗)
ある程度保湿力は期待できますが、保湿力が高いからと言って『リピジュア』みたいに髪に吸着しやすいとは限りませんので・・・
2,γ-ドコサラクトン
リニューアル版で新しく追加された成分がコレ!ドライヤーの熱にあたると毛髪に吸着して、補修してくれるという”ヒートアクティブ効果”的な成分ですね。
トリートメントなんかにも配合される成分で、ハリ・コシ感アップが期待できます。
3、ポリクオタニウム-7
シリコンに似た性質で髪の表面をコーティングし、手触り感や帯電防止効果が期待できるのがこの成分。
出典:ポリクオタニウム-7
よくノンシリコンシャンプーと謳っているシャンプーに、シリコンの変わりに配合されている成分ですね。
シリコン自体まったく悪者じゃないのですが、シリコン=悪者みたいな図式になりつつあるので、シリコンの変わりに配合しているって感じ。
⇛シリコンシャンプーのデメリットは「全て嘘」検証実験で証明されています。
あくまでも、表面的な手触り感をアップさせる成分ではあるものの、悪い成分ではないですね。
4,ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(ペリセア)
コレっ!私が補修成分の中でも大好物の成分!
ペリセアという補修成分で、毛髪に付着すると1分程度で浸透し、補修し続け更に毛髪に吸着しやすいという、変態的な補修成分です。笑
とりあえず、頭からペリセアをぶっかけたいくらいではありますが、安価なシャンプーなのでそこまで配合量は多くないと予想されます。
成分表を見てもかなり後半に記載されているので、シアバターのようにタップリ配合しているってことは無いんじゃないかなぁ~と。
1つマメ知識的な話ですが、他のサイトなんかでは「成分表の後半に書かれているので、配合量は少ないですね」っと断言している記事もみかけます。
ただ、成分が1%以下の配合量であれば順不同に記載してOKなので、後半にかかれているからと言って絶対に配合量が少ないとも限りません。
とは言ってもわざわざ後半だけ配合量を誤魔化す為にぐちゃぐちゃにするメーカーは殆ど無い(たまにある)ので、成分表通りに予想するのが良いかなと。
ただ、断言しちゃうのも違うかなという事で解説してみました。
【結論】この価格帯なら使ってみる価値アリ!
洗浄成分は高級な成分が使われている!ってわけではないですし、全体的にマイルド。
ココイルグリシンNaという洗浄力の強い成分がどこまで力を発揮するか?は使ってみないと分からないものの、その辺の市販シャンプーよりはどう見ても優しい洗浄成分しか配合されていません。
そしてその他の補修成分!
シアバターシャンプーという名前なので、シアバターくらいしか配合されていなんじゃないか?!っと予想していましたが、補修成分も中々GOOD!
まあ、流石にこの価格帯でタップリ補修成分が配合されているのまでは期待出来ませんが、この価格でこの成分なら使ってみる価値アリ!だと思いますよ!
そしてもし、あなたがダメージが酷い!っと悩んでいるなら、以下の記事も参考にしてみてください↓
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シアバターも悪くはないですが、『リピジュア』や『ペリセア』なんかの保湿、補修成分が多量に配合されているシャンプーも同価格帯でありますので。
というわけで『シアバター シャンプー 』を検討している人は参考の1つにしてみてくださいね!
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