【元美容師が解析】コスパ良いの?ZACCパールリッチシャンプーの成分を全力でレビューした結果・・・

元美容師Mです。

殆どのシャンプーは水が7割、洗浄成分が2,3割という設計なので、原価率が低く、メッチャ儲かる美容商品の1つなんです。

だから、最近では有名美容室でも「オリジナルシャンプー」を販売する傾向が強いですね。

しかし!有名美容室のネームバリューに騙されてはいけません。シャンプーで大事なのはどこが販売している、誰が紹介しているといった表面的な部分じゃないのです。(詳しくは後述します)

今回は「ZACCパールリッチシャンプー」の成分を徹底的に解剖していきます。

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【最重要】ZACCパールリッチシャンプーの洗浄成分は?

シャンプーで最重要なのは何が何でも成分の中身、「洗浄成分」です。冒頭でも伝えたとおり3割~を占めるのが、洗浄成分なのです。

この洗浄成分が強力だったり、粗悪品であれば他にどんなに植物のエキスをぶち込んだところで、髪質なんて改善するわけありません。

もし、あなたが新しくシャンプーを購入検討する場合は広告やネームバリューだけで決めるのではなく、ぜっったいに「どんな洗浄成分が使われているのか?」は120%見るようにしてくださいね!

という事でZACCパールリッチシャンプーの全成分がコチラ↓

コカミドプロピルベタイン スルホコハク酸ラウレス2Na コカミドメチルMEA ココイルグルタミン酸TEA グリセリン PEG-7グリセリルココエート セテアレス-60ミリスチルグリコール ポリクオタニウム-10 フェノキシエタノール メチルパラベン PEG-20ソルビタンココエート 香料 メントール グリチルリチン酸2K プロピルパラベン BG 炭 リンゴ酸 エタノール ホホバ種子油 加水分解コラーゲン ダマスクバラ花油 ココイル加水分解コラーゲンK パパイン リン酸アスコルビルMg 水添レシチン メドウフォーム-δ-ラクトン 加水分解シルク 加水分解コンキオリン DPG ラウレス-4カルボン酸Na ウメ果実エキス センブリエキス 加水分解シロガラシ種子エキス ボタンエキス アシタバ葉/茎エキス カンゾウ葉エキス ヒキオコシ葉/茎エキス フユボダイジュ花エキス アミリスバルサミフェラ樹皮油 コリアンダー果実油 ゼラニウム油 チョウジ花油 チョウジ葉油 パルマローザ油 マンダリンオレンジ果皮油 ローマカミツレ花油 トコフェロール サリチル酸

黄色にマーキングしている成分がシャンプーの命とも言える、洗浄成分。

この成分のみを抜き出してみるとこんな感じ↓

コカミドプロピルベタイン、スルホコハク酸ラウレス2Na、ココイルグルタミン酸TEA

洗浄成分1、コカミドプロピルベタイン

一番多く含まれているベースとなる洗浄剤が『コカミドプロピルベタイン』という超低刺激、低洗浄力の洗浄成分です。

ベビーシャンプーにも含まれるくらい、低刺激で安全性に関しても、洗浄力がマイルドな点に関しても◎

ただ、この成分はベタイン系で洗浄力が刺激が低いのは間違いないものの、市販のシャンプーなどにも刺激緩和剤として、よく含まれる成分なんです。

有名高級サロンの名前を冠してるなら、しっとり系アミノ酸の「ココイルグルタミン酸TEA」をメインに使用してほしかったというのが本音です。

洗浄成分2、スルホコハク酸ラウレス2Na

次点で多く含まれているのが『スルホコハク酸ラウレス2Na』ですがコチラも刺激性は低いのですが、洗浄力に関しては結構強め。

油分をゴッソリ落とすので、ハードWAXなど油分系の整髪料でもしっかり落ちるのくらいに強力です。

しかし!油分をゴッソリ取れるということは=髪や頭皮の油分もゴッソリ取れるということなので、この成分単体で言えばダメージが気になる人や乾燥毛の人にはオススメできないですね。

洗浄成分3、ココイルグルタミン酸TEA

そして最後にやっと出てきたアミノ酸系洗浄成分の『ココイルグルタミン酸TEA』私の大好きな、大好きなしっとり系洗浄成分ですね。

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私が愛用しているシャンプーについては、この成分が”メイン成分”です。
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しかしながら、ZACCパールリッチシャンプーは3番目に表記されている点からして、配合量が少なめだと予測できます。

公式販売ページにをみると、ほぼ全てがアミノ酸系成分のように書かれています↓

⇛ZACCシャンプー公式サイト

この販売サイトみた読者さんは「全部の成分がアミノ酸系の商品なんだ!」と思う人もいるかもしれませんが、”スルホコハク酸ラウレス2Na”なんかはアミノ酸系の洗浄成分じゃあないので注意。

アミノ酸系シャンプーと言うのがウリのシャンプーなのだから、ここはベタイン系ベースではなく、髪や頭皮と同じ弱酸性のアミノ酸系をメインにしててくれれば!っと思っちゃいました。

総合的に見ると、メッチャクチャ低刺激、低洗浄力のベタイン系をメインにおいて、サブのスルコハク酸洗浄剤でバランスをとっているって感じ。

ベタイン系ベースで更に『ココイルグルタミンTEA』というしっとり系のアミノ酸系成分も配合されているので、このシャンプーのせいで「パサツク」という事は無いはず。

ただ、スルコハク酸洗浄剤はそこそこ洗浄力が高い成分で2番めに配合量が多くなっています。

故にブリーチを何度もしているようなハイダメージがある場合向けというよりは「ダメージケアしつつ、そこそこ洗浄力も欲しい」という方向けのシャンプーかと思います。

洗浄成分以外の成分はどうなの?

洗浄成分に関しては悪くもなく、良くもなくと言った感じです、補助的成分について目を向けみると公式サイト的には『ブラックパール成分』と『ボタニカル成分』が目玉成分っぽく書かれています。

が!植物系成分については、正直そこまで効果があるとは思いません・・・

これはZACCシャンプーに限らず、、、なのですがとにかく沢山植物成分を配合して、差別化を図ろうとしているシャンプーが多いんです。

植物の成分なんて所詮は葉っぱの汁であり、人間の髪の毛を補修するために生まれているわけではないですよね。

植物性成分が配合されていると「なんとなく良さそう」という心理効果が働くだけであって、「実際に髪質がよくなるか?」と言うとそうとは思えません。

まぁ0,01%くらいの保湿効果はあるかもしれませんが・・・

ただし!ブラックパール成分については原料会社さんに問い合わせた所「ダメージがある場合に塗布するとハリ・コシ感、光沢感がアップした」という研究データを見せていただけました。

できれば、実験結果の資料をここで大公開してあなたにも見て頂きたいのですが・・・

原料会社さんから資料をネットで公開するのはNGと頂いたので、残念ながらここで公開することが出来ません(汗)

ただ、資料を見る限りダメージがある場合の光沢感やハリ・コシ感向上効果は期待できそうなので、あなたがハリ・コシ感アップさせたい!と言うなら使ってみるのはありかなぁと思います。

シリコンが油膜を貼り、カラーやパーマのかかりが悪くなるのは本当?

公式販売ページのQ&Aを見るとこのような記載が確認できます。

シリコンが髪の表面に油膜を貼り、カラーやパーマを阻害するといったことが書かれていますが、これについてはちょっと疑問です。

っというのも資生堂さんの研究チームが実証実験において、「シリコンはカラーやパーマのかかりを阻害しない」ということは既に数年まえから明らかになっています。
シリコンシャンプーのデメリットは「全て嘘」検証実験で証明されています。

私的にはシリコンは入っていようと、入っていなくとも他の成分が優れていればどっちでもいい!と言う立場です。

が、客観的にみるのであれば、阻害しないというデータが出ている以上、かかりが悪くなるという可能性がはかなり低いかと。

美容室でカラーやパーマのかかりが悪かったとしても「シリコンのシャンプーを使っているからです!」とシリコンのせいはしませんし、私も「シリコンのせいで失敗しました・・・」なんて言い訳はしたことないです(汗)

【結論】コスパ良し?ZACCシャンプーを選ぶべき人とは?

結論を言うと成分的だけを見るとアミノ酸シャンプーと言う割に「そこそこ洗浄力が強そうだなぁ」と言うのが私の正直な感想です。

洗浄分に関しては安価なベタイン系がメインではるものの、洗浄力が高めな『スルホコハク酸ラウレス2Na』が配合されていることから、そこそこ洗浄力が高いことが予想できます。

「ZACCパールリッチシャンプー」を選ぶべき人は「とにかくダメージケア重視!」というよりも、「洗浄力もある程度欲しい」という人向けかなぁと思います。

とにかくしっとり系のシャンプーが使いたい!と言う人にはコスパが良いとは言えませんが、そこそこ洗浄力も欲しい!と言う人は一度使ってみるのはアリ!かと思います。

逆に、あなたが「とにかくダメージケア重視」「乾燥毛をどうにかしたい!」と言うならばよりしっとり系のアミノ酸系シャンプーを選んだほうがコスパが良いと言えます。

3000円程度の価格ゾーンであれば髪の毛や頭皮と同じ、弱酸性のアミノ酸系洗浄分がメインのシャンプーはたくさんありますからね。
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という事であなたのシャンプー選びの参考になれば幸いです。

 

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※新規タブで開きますので「読む時間が無いわっ!」という人はとりあえずタップし、あとで読むと言うのもオススメですよ。

※記事の内容は個人の感想であり効果効能を保証、医師や薬剤師およびその他の資格をもった専門家の意見に代わるものではありません。そもそも髪質、頭皮質は人により大きく違い、ご自身に合った物を選択するのが重要です。

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