【元美容師が解析】どんな人向き?クレージュシャンプーの成分が向いている人、向いてない人とは?

元美容師Mです。

某人気コスメクチコミサイトで上位に君臨している「CLAYGE クレージュシャンプー」を解析&元美容師的視点から評価していきます!

ランキング上位にある=良いシャンプーとは限らないので「みんなが良いって言っているから」という理由だけでシャンプーを選ぶことは絶対に避けるべきです。

という事でクレージュシャンプーの成分を紐解いていきましょう!

その他よく読まれている記事
【2024年版】301品使って良かったと感じたアミノ酸シャンプー5選はコレ。

安いけど使用感良かった2,000円以下市販シャンプー8選を発表します。

正しいシャンプーの選び方と4つの洗浄成分の特徴とは?

※新規タブで開きますので「読む時間が無いわっ!」という人はとりあえずタップし、あとで読むと言うのもオススメですよ。

【最重要】CLAYGE クレージュシャンプーの洗浄成分は?

シャンプーを選ぶ際に最も大事なのは他人の口コミでも、CM方法でも無くシャンプーの中身。

特にシャンプーを構成する成分のほとんどが水と洗浄成分なんで、絶対に洗浄成分がどんな成分なのか?は見るべきです。

もし洗浄成分が強ければ間違いなく、毎日、毎日髪や頭皮にダメージを与え続けますからね。

という事でクレージュシャンプーの全成分がコチラ↓

水、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、コカミドDEA、BG、ベントナイト、ポリクオタニウム-51、バオバブ種子油、グリチルリチン酸2K、ユビキノン、加水分解ヒアルロン酸、加水分解ケラチン(羊毛)、ブドウ種子エキス、ザクロ果実エキス、ポリクオタニウム-10、センブリエキス、オタネニンジン根エキス、ショウガ根エキス、シャクヤク根エキス、セージ葉エキス、カンフル、メントール、ティーツリー葉油、ラベンダー油、グレープフルーツ果実エキス、レモングラス葉/茎エキス、ココイルリンゴアミノ酸Na、セラミドNG、エチルへキシルグリセリン、エチドロン酸4Na、リンゴ酸、ラウレス-4、PPG-4セテス-20、DPG、カラメル、グリセリン、エタノール、水添レシチン、ベタイン、PCA-Na、ソルビトール、セリン、グリシン、グルタミン酸、デキストリン、アラニン、リシン、アルギニン、トレオニン、プロリン、メチルパラベン、フェノキシエタノール、香料

黄色にマーキングされているのが洗浄成分。この2つの成分がシャンプーの命!!とも言える成分ですね。

オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン
※洗浄成分

洗浄成分1、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na

このシャンプーに最も多く配合されている成分がオレフィン(C14-16)スルホン酸Naという成分。

私の自身現役の時から、あらゆる種類の成分が配合されたシャンプーをいくつも、いくつも使ってきました経験から言わせてもらうと、ダメージがある場合や乾燥毛向きの成分ではないですね。

最近は一般的にラウレス硫酸系のシャンプーは洗浄力が高い!というのが広まってきているので、ラウレス系の成分が避けられる傾向にあります。

で、そのラウレス系の代わりに「サルフェートフリー=ラウレス硫酸系無配合」という表記で市販の製品に多く含まれているのがコレ。
「サルフェートフリーシャンプー=良い」は大間違い!3つの選び方を解説します。

頭皮の油分がかなり多いとか、剛毛の人であればいいんですがダメージがある場合や乾燥毛の人だと洗浄力は強く感じる可能性があるかと思います、

洗浄成分2、コカミドプロピルベタイン

こちらに関してはベビーシャンプーなんかにも含まれるくらい超低刺激!洗浄力もマイルド!なベタイン系の成分です。

この手の超強力な洗浄成分メインのシャンプーには刺激緩和剤としてサブ的に含まれる事が多い成分ですね。

というか最早、ダメシャンプーの教科書に載るくらいスルホン酸&ベタインのコンボは鉄板です(笑)

一応、強力なスルホン酸の洗浄力をベタイン系の成分で和らげるような設計にはなっているのですが、正直それでも洗浄力は高いということが予想されます。

頭皮の油分が気になるぅ!と言う人であれば良いのですが一方で、ダメージが気になる人はパサツキが気になるでしょうし、カラーやパーマの持ちも悪くなる事は予想されます。

もしあなたが上記に当てはまり「髪の乾燥が気になる」、「カラーやパーマをかけたばかりだ!」というのであれば、私はこの時点でこのシャンプーをオススメすることはできません。

逆に頭皮の油分等が気になるなら使ってみるのは十分アリ!かと思います。

その他の補修成分は意外に良い・・・

個人的には洗浄成分がアウツ!な時点で使う気すら起きませんが、その他の補修成分などについても目を向けてみましょう。

一応保湿目的としてポリクオタニウム-51=リピジュアという美容室のトリートメントなんかでも使用される、ヒアルロン酸の2倍ほどの保湿力のある成分も配合されています。

ただ、シャンプーは水が7割、洗浄成分が2,3割でその他の成分が数%とか殆どなので、どんなに一生懸命保湿成分などで頑張っても、洗浄力が高いともれなくパサつきます(笑)

他にもセラミドや加水分解ケラチンなど、保質効果の高い成分やハリがでる成分も結構配合されているんですけどね。。。

洗浄成分がアミノ酸系などのマイルドな成分であれば、かなり高い保湿力も期待できそうなほど、良い補修成分を配合しているのが勿体無い。

頭皮の環境改善向けにセンブリエキスなどのエキス類も複数配合されてはいるのですが、精々血行促進効果があるかな?くらいだと思われます。

というのも、この手のエキス類を頭皮に塗布したところで何かが改善した。と言うような研究データは見受けられないんですよね。
※もしあれば追記にて記載します。

まとめると、市販シャンプーにしては頭皮の保湿成分はアレコレ入っているので、頭皮ケアシャンプーとしてはアリ。

ただ、洗浄力は高いのでダメージがある場合とか乾燥毛が気になる人向きには見えなかった。というのが私がこのシャンプーを見た感想です。

【結論】まさにベタつきや油分が多い人向きでした。

補修成分に関してはリピジュアやセラミドなどなど、美容室でも前処理やトリートメントに使われるような成分が配合されて悪くはないです。

ただ、やはりスルホン酸は、経験上洗浄力の高い成分なので、ダメージがある場合や乾燥が酷い人が使うと乾燥しやすくなるかなと言うのが私の本音。

とは言え、頭皮スパしたい!というターゲット層を狙って、洗浄分を強くしているのでもしあなたが毛髪ケアよりも頭皮ケア重視!と言うならアリ。

頭皮の油分を取りつつ、頭皮や髪を保湿する役割成分も配合されているので、油分を取りつつ頭皮ケアも出来るまさにヘッドスパ的なシャンプーですので。笑

是非参考にしてみてくださいね。

※実際にクレージュシャンプーを使った私の感想はコチラ↓
【元美容師の口コミ】クレージュシャンプーを使った5つの本音とは?

 

その他よく読まれている記事
【2024年版】301品使って良かったと感じたアミノ酸シャンプー5選はコレ。

安いけど使用感良かった2,000円以下市販シャンプー8選を発表します。

正しいシャンプーの選び方と4つの洗浄成分の特徴とは?

※新規タブで開きますので「読む時間が無いわっ!」という人はとりあえずタップし、あとで読むと言うのもオススメですよ。

※記事の内容は個人の感想であり効果効能を保証、医師や薬剤師およびその他の資格をもった専門家の意見に代わるものではありません。そもそも髪質、頭皮質は人により大きく違い、ご自身に合った物を選択するのが重要です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です