元美容師Mです。
あなたは蜂蜜が好きですか?私は大好きです。ただし!これは食用に蜂蜜を使った場合の話。
と言うことで今回はシャンプーにハチミツをぶち込んだ、蜂蜜シャンプーハニーチェディープモイストシャンプーを解析。
シャンプーに蜂蜜が配合されているなんて一見すると「ナチュラルで成分でよさそう♪」と思っちゃいますが、シャンプーはあくまでも洗浄するもの。
絶対、絶対拘るべきなのは洗浄成分なのです。というわけで今回は、ハニーチェディープモイストシャンプーの洗浄成分を中心にガチで解析していきます。
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ハニーチェディープモイストシャンプーの洗浄成分を解析した結果・・・
冒頭でも言ったように、シャンプーをセレクトする際は何が何でも「洗浄成分」に何が配合されているのか?をよーーく見てくださいね。
これはハニーチェ以外のシャンプーを購入するときでも絶対ですよ!もしあなたが洗浄力の強い物を使い続ければ、365日間髪の毛と頭皮に、ダメージを与え続ける事にも繋がります。
と言うことで、ハニーチェディープモイストシャンプーの全成分がこちら↓
水、コカミドプロピルベタイン、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、PEG-8、ハチミツ、ナツミカン花油、ホホバ種子油、シア脂、ダイズステロール、アルギニン、γ-ドコサラクトン、クオタニウム-18、セバシン酸ジエチル、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-47、コカミドメチルMEA、イソステアリン酸、クエン酸、塩化Na、PEG-40水添ヒマシ油、EDTA-2Na、ベヘントリモニウムクロリド、安息香酸Na、イソプロパノール、プロパンジオール、エタノール、メチルイソチアゾリノン、香料
黄色に表示した成分が、シャンプーの命ともいえる洗浄成分です。これらを抽出すると・・・↓
コカミドプロピルベタイン、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、PEG-8
市販品としてはかなりシンプルな構成ですね。全体的には市販品としては、ややマイルドという感じ。
粗悪なシャンプーですとあれこれと、いろいろな洗浄成分を配合して誤魔化している感があるものが多いですが、ハニーチェに関しては非常に潔いというか何というか・・・
表記順的に一番配合量が多いと思われる『コカミドプロピルベタイン』がこのシャンプーの洗浄剤として、最も多く含まれていると予想されますね。
この洗浄剤はベビーシャンプーなんかにも含まれる事もあるくらいには刺激性も低く、洗浄力も弱い成分。
とはいっても一般的な500円くらいのシャンプーにも多く含まれる成分であり、よく洗浄力の強い『ラウレス硫酸系』の洗浄力を弱くする為に含まれることもあります。
ちなみにラウレス硫酸系のシャンプーは最悪とも言える成分。
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保湿力や補修力に関しては期待は出来ないですが、よくも悪くも・・・と言った印象。
ただし!次点に多く含まれると思われる、『オレフィン(C14-16)スルホン酸Na』については先述した『ラウレス硫酸』系の洗浄成分よりは幾分かマシなものの、洗浄力はかなり高い部類ですので、私はオススメしません。
洗浄力がかなり高いので、洗い上がりがバッサバサと言うことにもなりかねません。
最近はラウレス~という成分が極悪!という認識が広まってきているのか、代わりにこちらのオレフィン(C14-16)スルホン酸Naが使われることが多くなっていますね…
要注意成分です。
ハチミツは髪の毛にどんな効果が期待出来る?正直微妙な気が・・・
洗浄成分の分析が終れば次にめを向けるべきは、髪の毛の保湿や補修を促すそのシャンプー特有の成分であります。
で、このハニーチェの場合はその名の通り『ハチミツ』が特徴的な成分だと言えるのですが、正直いってハチミツが髪の毛を保湿や補修をしてくれるのか?と考えると結構微妙な気が…
確かにハチミツは栄養分など多く含まれているのは事実ですが、だからと言って髪の毛に塗りたくって栄養分が定着するのか?と言ったら微妙。
そもそも、髪の毛の表面はキューティクルという鱗上の鎧みたいなもんで覆われて防御されているので、分子の大きい成分は入り込んでいきません。
そして、例え入り込んだとしても、髪の毛に定着するには分子的な結合が必要になります。っと考えると、多少は表面にべとっと付着することで、洗っている間は多少しっとり感はでるものの、「洗い上がりも継続して保湿させてくれる」とは言いがたいとは考えられないでしょうか?
あくまでも『ハチミツシャンプー』という商品名で「なんとなく良さそう感」を出すために、平凡なシャンプーにハチミツを”とりあえず”配合した感が拭えません。
そもそも、ハチミツだって元を辿れば、ただの花の蜜ですし!
【結論】私はハニーチェディープモイストをオススメできない
結論を言うとハニーチェディープモイストを私はオススメする事ができない。
理由の1つは洗浄成分にコカミドプロピルベタインで、易しめに緩和されているとはいえ、オレフィン(C14-16)スルホン酸Naという強力な洗浄成分が含まれているのは、私としてはありえない。
そして、この商品の目玉成分ともいえる『ハチミツ』に関しても、「なんとなく良さそう」感はあるもののそこまで髪や頭皮に恩恵があるか?というと「うーーん・・・微妙!」という感じです。
本当に本当に効果が高い成分であれば、3000円を超えるようなシャンプーに含まれていてもおかしくないですが、あまり見かけたことがありません。
その点も考慮すると「あんまり効果無いんじゃ?」と推測するのは、間違っていないのではないでしょうか?
もし、あなたが「ハニーチェディープモイストシャンプー気になるぅぅ」と迷っていれば、是非是非、当記事を参考にして頂きたいです。
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