目次
元美容師Mです。
あなたは「アミノ酸シャンプーを使うとカラーって長持ちするの?」と思ったことないでしょうか?
弱酸性で洗浄力がマイルドなアミノ酸系を使ったほうが”理論的”にはカラーが退色しにくいのは間違いないと言い切れます。
しかし!いくら退色し辛いと言っても「人間が知覚できるレベルでなければ意味ないよなぁ~。」というのが私の考えです。
という事で、今回はアミノ酸シャンプーで本当に人間が知覚できるほど、カラーの退色は抑えられるのかっ?!実験してみましたので、その実験結果と考察を当記事で書き綴って行きますっ!
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実験概要と必要な4つのアイテム
できるだけ人の髪の毛に近いデータにしたい!
しかし自分の髪の毛をカラーリングして、3ヶ月退色具合を見るのでは遅すぎるし、実験をすればするほど髪の毛のダメージは蓄積するので実験をする度に不利な状態からスタートになってしまいます。
という事でなるべくフェアーな実験をするために今回は4つのアイテムを準備して、なるべく人間の髪の環境に近い状況を再現してみました。
実験概要はこう。人毛をゲットする⇛人毛をカラーリングする⇛シャンプーする⇛退色具合を比較する
といった具合に実際に美容室でカラーリングした後と、かなり近い環境を再現するというわけです。
アイテム1 100%人毛のブリーチ毛
今回の実験にずぇっったい欠かせないメインアイテムがこれっ!↓
※一本はカラーに失敗した時用の予備
人毛率100%のブリーチ毛。美容師さんがカラーの色味具合を見るために、毛束にカラーをして色味をみるというアイテム。
なるべく人間と同じ環境を再現するには、欠かせないです。ブリーチ毛の方が退色しやすいので、黒髪ではなくブリーチ毛をチョイス。
コイツをカラーリングして、シャンプーして退色具合を比較していくってわけですね。
アイテム2 カラー剤 (イルミナカラー6レベル)
そして、使っていくカラー剤に関しても、市販のものではなく実際に美容室で使われているカラー剤を使用。
最近流行りのイルミナカラーの6レベルをチョイス↓
6レベルというと、元々地毛が明るめの人ならこのくらいの明るさの人がいるくらいの明るさなので、結構暗めの色。
社会人でも6レベルくらいなら許されるくらい風潮があるくらいに暗め。実験の他にも色味が気になるという個人的願望もありこの色をチョイス。
アイテム3 【100円】ホイップるん
シャンプーを再現するのに役に立つのがコイツ↓
Theダイソーさんにて100円でゲットできる、もちもちの泡を作れるほいっぷるん。
このほいっぷるんでシャンプーを泡立て、その中に毛束をぶち込み、100回プレスして実際のシャンプーを再現しようというわけです。
文章で説明するとあなたは「何言ってんだ、コイツ・・・」と思われるかもですが、後ほどしっかり説明するのでここでは割愛。
ちなみに「シャンプーの泡が全ッッ然泡立たないっ!」と言う時にも役に立つアイテムなので一家に一台置いておくことをおすすめします。100円ですし。
⇛【元美容師直伝】シャンプーが泡立たない3つの原因と対策。裏技も教えます。
アイテム4 シャンプー
使用するシャンプーの1つが、私が愛して止まない今も絶賛使用中のharuシャンプー。
※何故かカッコつけて葉っぱと一緒に撮っている点には触れないで頂きたい。
そして当サイトでも「市販シャンプーの中では、結構良いっ!」と紹介しているひまわりシャンプー↓
⇛【解析】ひまわりシャンプーの購入は待て!使ってはイケない人とは?
お試し一回サイズなどあればよかったのですが、立ち寄ったドラッグストアには詰め替え用しかなかったので泣く泣く大容量のものを購入。
成分的には悪くない成分なので、WAXなどたくさん使った気合の入っている日は1シャン用に使おうと思っています。
今回はこのharuシャンプーとひまわりシャンプーとで「どのくらい色落ちぐらいが変わるのかっ?!」を比較しようということです。
実験開始!
まずはイルミナカラーで染めていきます!余談ですが、この手の毛束を染めるのは簡単そうに見えて意外に綺麗に染めるのが難しい・・・
カラー剤をべっちょり塗った後20分ほど放置。
染まり上がりがコチラ↓
くっく暗いっっ!圧倒的な暗さ!
この染まり上がった毛束ちゃん達をほいっぷるんで100回プレスの刑に処す。恐らく人類の毛生の中でも過酷な実験になるだろう・・・
まずはharuシャンプーで実験します。
haruシャンプーをほいっぷるんで泡立てて、毛束ちゃんを放り込む・・・
この状態でホイップるんを100回プレス!プレス!プレスッ!!させて、実際のシャンプーを再現するということですね。
実験結果・・・
そして気になる退色具合の結果・・・
の前に、お伝えしたいのがプレス直後の時点で「バサつき具合が最早全然違う!」という点です。
以下はひまわりのシャンプーで100回プレスした直後の写真なのですが、この時点でグッシャグシャに・・・
haruシャンプーでプレスした時はこんなことにはならなかったです(汗)
そして・・・本題である退色具合の比較がこちらっ!!!
お分かりいただけただろうか?
プレスして乾かした直後は「んっ?まさか対して変わらない・・・のか!?」と手がプルプルし始めていたのですが、並べて比較すると結構違いが出てました。
一番右が一切シャンプーをしていないものですが比べると、両者とも色味が変わっているのはあなたにもわかると思います。
青丸で囲った所を比較するとわかりやすいですが、特にひまわりの毛束はやや赤みをおび、退色しているのがお分かりいただけると思います。
正直に言うと「一瞬でわかるほどもっと明らかな差がでるだろう」と思ったのですが、ひまわりシャンプーもそれほど悪い成分ではないからか大健闘。
というか高級アルコール系の超強力なシャンプーでやればもっと差がわかりやすいのでは・・・と実験後に反省。
次回は評価の悪いシャンプーでプレス✕100してみようと思います。
【考察】やはりシャンプーは良いものを使うべしっ!
もしかしたら、あなたは「この程度の違いなら別にいいや!」と考えてしまうかもしれません。
しかし!この程度の違いでも1年、2年と積み重なればどんどんダメージ具合に差が出ててきますし、実は長い目で見た時にもコスパ的にも優れていたりします。
なぜなら本来3ヶ月持つカラーリングが、洗浄力MAXのシャンプーを使うことで2ヶ月しか持たなければ美容室に通う頻度もあがります。
一回のカラー代が6000円だとするば、3ヶ月周期の場合1年で2万4000円。これが2ヶ月周期になると1年で3万6000円!!1万2000円も差が出てしまいます。
しかもダメージが多ければ、それとは別にトリートメント代も掛かるし、スタイリングの時間も掛かるので更に余分にお金と時間を掛けることになるからです。
という点を考えると、もしあなたが金銭的にも時間的にもコストをあまりかけたくない!というのであれば「まずはアミノ酸系の優しいシャンプーを使うのが最善の投資だ!」と改めてお伝えさせていただいて、筆を置きたいと思います。
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