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元美容師Mです。
もしあなたがシャンプーだけで「育毛対策をしたい!」と考えているならば、どんなに育毛効果がある!と宣伝しているシャンプーでもモサモサと、髪の毛が生えることはまず無い」ということを声を大にして伝えたいです。
今回のS-1シャンプーの商品ページにも、「シャンプーでは育毛は出来ないのでアミノ酸系の洗浄成分で優しく洗い上げましょう!」とド正論が書かれているんですが・・・
正論が書かれている割には、配合されている成分の内容に「えっ?!コレ入れちゃう?」と目を疑うような成分が配合されているんですよね・・・
という事で『サラヴィオ化粧品 S-1シャンプー』の成分を全力で解析&評価していきます!
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【最重要】サラヴィオ化粧品 S-1シャンプー洗浄成分は?

シャンプーでいっちばあぁぁん最重要で、最低限見ておくべき成分が誰がなんと言おうと「洗浄成分」です。
どんなに「シルク成分配合!」とか宣伝していても、シャンプーで最も影響力の高い成分は洗浄成分。
もし、この洗浄成分が強力なものが配合されていれば、いくらその他の補修成分に力を入れても、強力な洗浄力の前にねじ伏せられる・・・というわけですね。
当記事をご覧頂いているあなたは、今日からでもいいので、シャンプーを新しく検討する際は絶対に洗浄成分をチラッと見るようにしましょう。
それさえもめんどくさければ、当ブログ内を検索して記事を参考にしていただければ!と思います。
と言う前置きを置いた上で『サラヴィオ化粧品 S-1シャンプー』の全成分がコチラ↓
水、ココイルグルタミン酸TEA、オレフィン(C-14-16)スルホン酸Na、ラウラミドDEA、ベタイン、センチフォリアバラ花水、ラウロイルシルクアミノ酸K、ラウロイルメチルアラニンNa、カルボキシメチルキチン、エタノール、フェノキシエタノール、ラウレス-9、ポリクオタニウム-10
黄色にマーキングしている成分がこのシャンプーの命取も言える、洗浄成分になります。
この洗浄成分を抜き出してみると・・・↓
ココイルグルタミン酸TEA、オレフィン(C-14-16)スルホン酸Na、ラウロイルシルクアミノ酸K、ラウロイルメチルアラニンNa
このような感じの構成で設計されているシャンプーです。公式サイトの宣伝ページには「アミノ酸系シャンプー!!」とデカデカと書かれていますが・・・
「あれ?君アミノ酸系じゃないよね?!ねぇ?」という成分がこの中に混じっています(笑)
洗浄成分1、ココイルグルタミン酸TEA
このシャンプーのメイン成分とも言える成分がコレ。『ココイルグルタミン酸TEA』という洗浄成分。
紛れもなくアミノ酸系の成分で、「うおおお。キタ━(゚∀゚)━!!」と叫ぶくらい私の大好きな大好きな、成分の1つです。
頭皮や髪と同じ弱酸性で刺激性は激少ですし、洗浄力もマイルド。間違いなくシャンプーの洗浄成分の中でトップクラスの性能を誇る最強の成分の1つです。
『ココイルグルタミン酸TEA』にラブレターを書いて贈りたいくらい、大好きな成分。
洗浄成分2、オレフィン(C-14-16)スルホン酸Na
上記とは打って変わって「うわぁぁ!でっでたー!」と泣き叫びたくなる成分がコレ。
この『オレフィン(C-14-16)スルホン酸Na』はアミノ酸系の成分ではなく、あの悪名高いシャンプーの洗浄成分『ラウレス硫酸Na』と同等レベルの洗浄力を誇る成分の1つ。
最近よく『ラウレス~』系の成分の変わりに、市販品に含まれる成分で私はこの成分が配合されているだけで、選択技から外します。
というのも使う理由は1つも見当たりませんし、「もっと洗浄力が高い方がいい!」と言う人でもアミノ酸系でも洗浄力が高いものはあるので、わざわざ安価なこの成分をを洗濯する意味は無いと思っています。
メイン成分では無いと言っても2番めに表記されていることから、配合量は多めと予想されますし「アミノ酸系シャンプーで優しく洗いましょう!」と宣伝しているくせに安価なこの成分を配合しているのが、なんか腹が立ちます・・・
洗浄成分3、ラウロイルシルクアミノ酸K、ラウロイルメチルアラニンNa
こちらの2種類の成分も間違いなくアミノ酸系でしかも『ラウロイルシルクアミノ酸K』はシルク系の洗浄成分なので、保湿力もバッチシ!
シルクアミノ酸成分をたぷり配合!と言っているのは、恐らくこの洗浄成分のことを謳っているのかと思われます。
悪い成分ではないのですが、シルクアミノ酸配合!と言っているのに、「洗浄成分かよ!」って感じですが・・・
そして、成分の表記順的にも、7,8番目とかなり遅れて表記されていることからして、シルク成分の恩恵を受けるのはかなり厳しそうです。
総合的に見ると、メチャマイルドなアミノ酸系をベースに、強力な洗浄力のスルホン酸でバランスを取っている感じです。
めちゃめちゃ強い洗浄力というわけではなさそうですが、スルホン酸系じゃなくて、洗浄力が強めなアミノ酸系の成分を2番手に持て来れば良いと思うのですが
私には3800円という価格帯で、この安価な成分をぶち込む事がイマイチ理解できませんでした。
アミノ酸”系”シャンプーに気をつけろ!
このシャンプーでもそうなのですが、アミノ酸”系”シャンプー気をつけましょう!と私は全国民に伝えたい。
アミノ酸シャンプーと記載されていたら、消費者からしてみれば「アミノ酸で作られた優しいシャンプーなんだ!」と勘違いしちゃいがちですが、アミノ酸系の成分をほんの少し入れただけで
「これは優しい、優しいアミノ酸で作られた、アミノ酸系シャンプーです!」と宣伝しているシャンプーはメッチャクチャ多いです。
アミノ酸シャンプーを謳うために、アミノ酸系の成分を何%以上配合しなければならない。等厳密なルールが現時点で無い以上、仕方ないのですが企業のやりたい放題、言いたい放題状態です。
このS-1シャンプーに関しても、宣伝ページを見るとミスリードを誘うような文言が目立ちます。
引用:https://www.kami-fusafusa.jp/cp/shampoo_afb.html
S-1シャンプーの場合はまだメイン成分がアミノ酸成分なので、マシではあります。
※と言っても、サブ成分が高級アルコール系の「スルホン酸」なのはマジで理解できませんが・・・
メイン成分が超強力な「スルホン酸」でちょぴっとアミノ酸系成分を配合しているだけで、「アミノ酸系シャンプー!!」ドヤっているシャンプーもあるので注意しましょうね。
【結論】アミノ酸シャンプーなのにオレフィンスルホン酸が配合・・・
ハッキリいって、このシャンプーを購入するメリットが何にも感じられないような・・・
価格に関してもたったの280mlで3800円と暴挙とも言える価格設定ですし、成分に関しても「このシャンプーならでは」という特別優れた成分も見当たりません。
育毛対策に悩んでいる、消費者がターゲットのような宣伝広告を打っていますが、育毛効果に期待できそうな成分が、シルク系の洗浄成分だけってちょっと酷すぎる気がするんですが。
ベタな成分ではありますが、「ノコギリヤシエキス」、「センブリエキス」とか育毛を謳うなら最低でも配合するべきでは?
もし、あなたが育毛効果を期待して、このS-1シャンプーを選択するなら、洗浄成分、育毛成分、価格どれをとっても勝っているコチラを強くオススメしたいです。
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もちろん、シャンプーだけで育毛できる!とは言いませんが、洗浄分も優しいですし、実証実験で育毛効果が期待できる成分も配合され、尚且つ価格も安い・・・
という点を考慮したら、S-1シャンプーを選ぶ理由ってどこにも無いと思います(汗)ぜひ参考にして頂ければ幸いです!
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※新規タブで開きますので「読む時間が無いわっ!」という人はとりあえずタップし、あとで読むと言うのもオススメですよ。
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