【元美容師が解析】こんな人は買うな!コラージュフルフルネクストシャンプーの成分をレビューした結果…

元美容師Mです。

頭皮のかゆみが気になる!という方もかなり多いですが、頭皮のかゆみを軽減するようなシャンプーって意外に少ないんですよね・・・あっても只々、洗浄力をMAX高くしているだけとか、そんな製品が多いんです。

しかし!今回のコラージュフルフルシリーズはその辺のただ洗浄力を高くして、かゆみ防止!と謳ってる商品とはわけが違います。

かゆみの原因となる、抗菌成分が配合され、尚且シャンプーの命とも言える洗浄成分はマイルドに処方されているという、本当に頭皮のかゆみに特化したシャンプーなんです。

結論を行ってしまえば、このシャンプーが優れているのは間違いない。間違いないんですが、使っていい人、使わない方がいい人はっきり分かれるシャンプーなので、成分解析と共に、あなたに解説して行きたいと思います!

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【最重要】コラージュフルフルネクストシャンプー(うるおいなめらかタイプ)の洗浄成分は?

コラージュフルフルネクストの現在の価格、詳細はコチラ

医薬部外品のシャンプーといえども、間違いなく一番重要な成分は洗浄成分です。もし、あなたが頭皮のかゆみに悩んで、悩んで悩みまくっているなら尚更です。

というのも、「かゆみを抑えるシャンプー!」と宣伝しているくせに、ちょっと抗菌成分を配合して、洗浄力はメチャクチャ高いという商品が殆どなんですよ。

もちろん油分の分泌量が多ければ、かゆみの原因になるのは間違いない。ただ、だからといってずーーーっと強力な洗浄成分でシャンプーし続ければ、分泌量は一向に減らないし、雑菌が繁殖しやすくなる⇛かゆくなるという負のループに突入します。

薬用シャンプーだからといっても、絶対にどんな洗浄成分が使われてるのかチェックしましょう!

という事で『コラージュフルフルネクストシャンプー(うるおいなめらかタイプ)』の全成分がこちら↓

ミコナゾール硝酸塩*、ピロクトンオラミン*、トリメチルグリシン、プロピレングリコール、塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルグァーガム、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルベタインヤシ油脂肪酸メチルタウリンNa液、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ジステアリン酸グリコール、無水クエン酸、HEDTA・3Na、水

今回のフルフルネクストシャンプーシリーズは、医薬部外品指定の商品。

なので、成分がの記載順に配合量が多いというルールから外れるので、どの成分が最も配合量が多いのか?は予測し辛いです。
(通常のシャンプーは化粧品登録で、早く記載している成分の方が配合量が多い)

とはいえ、シャンプーの配合は水が6~7割、洗浄成分が2~3割その他の有効成分が、1割以下という配合設計から外れることは無いので、成分をみれば大まかなシャンプーの性格を知ることができます。

という事で、洗浄成分だけ抜き出してみるとコチラ↓

アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルベタイン、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンNa液

医薬部外品登録なので、成分の名称も何だか小難しそう・・・に感じますが、化粧品登録の名称で表示するとそれほど珍しい成分でもありません。

ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム液=ココイルメチルタウリンNa

ラウリルジメチルベタイン=ラウリルベタイン

アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン=ココアンホ酢酸Na

と言った感じに、解析サイトをよく見る人なら「なんとな~く見たことあるっ!」と感じるかもしれません。

では1つずつ成分の特徴を見ていきましょう!

洗浄成分1,ココイルメチルタウリンNa

アミノ酸系にかなり近いが、実はアミノ酸系の成分ではないと記載されるこの成分。

と言っても、アミノ酸系洗浄成分レベルに超低刺激で尚且、洗浄力に関してはそこそこ強いので、頭皮の油分量が多かったり、かゆみが気になる人にはもってこいの洗浄成分ですね。

洗浄力が強い!と言ってもラウレス硫酸~などの高級アルコール系に比べれば、断然マイルドなので油分量が多い人が使う分にはまっったく問題無い良成分です。

洗浄成分2,ラウリルベタイン

殆どどんなシャンプーにも配合される『コカミドプロピルベタイン』などとほぼ同等の成分。とは言ってもベビーシャンプーに配合されるくらい超低刺激で洗浄力もかなりマイルドな良成分。

よく気泡力アップの為や、洗浄力を緩和するために配合される成分ですね。

洗浄成分3,ココアンホ酢酸Na

意外と配合されている事が少ない成分でですが、上記のココイルメチルタウリンよりも更に低刺激、マイルドな洗浄力の成分がコチラの『ココアンホ酢酸Na』

メッチャクチャ泡立ちにくい硬水でも、しっかり泡立つという性質を持っています。と言っても日本は軟水なのでそれほど大きなメリットとは言えないですが・・・

総合的に洗浄成分を見てみると、どの成分が最も多いか?までは医薬部外品なので、予測出来ないですが、恐らく『ココイルメチルタウリンNa』が最も配合量が多いと思われます。

というのも、他の洗浄成分もマイルドなのは間違いないですが、かなり洗浄力が弱いので、頭皮ケアシャンプーを謳うならマイルドの方が良いとは言え、ある程度の洗浄力は合ったほうが良いですからね。

で、ある程度洗浄力のあるココイルメチルタウリンNaをメインにベタイン系&酢酸系のマイルドな成分でバランスを取っていると予測できます。

ダメージケアに特化している成分とは言えませんが、ミドルダメージ以下であれば、バッサボサになるってことは無いかと思われます。

痒みが気になる人にとって「適度な洗浄力」とはまさにこのシャンプーの事を指すと言っても過言じゃないですね。

ミコナゾール硝酸塩、ピラクトオラミンは安全な成分?

このシャンプーの有効成分として上げられるのが、2つの抗菌成分「ミコナゾール硝酸塩、ピラクトオラミン」です。

もし、あなたがただ単に「頭皮がちょっとかゆい」というだけなら、この成分が配合されている成分の商品を使うことはオススメしません。

というのも、「頭皮の菌を殺菌してくれるから、何だか良さそうだっ!」と感じますが、頭皮には常在菌という頭皮を有害な菌から守ってくれる、味方になってくれる菌も存在しているんです。

この抗菌剤は都合よく、常在菌だけ残して有害な菌だけを殺菌するわけではなく、頭皮の防御を担う常在菌も減らしてしまうので、雑菌が繁殖していないのに使うのは逆に皮膚トラブルを招く可能性があります。

もちろんこれは、適当に言っているわけではなく、論文などで発表されているので間違いないです

ピロクトンオラミン等の強力な殺菌作用を示す成分も知られているが、皮膚常在菌に対する殺菌作用が無差別である点に問題がある。

中略~

幅広い種類の細菌、真菌に対して強力な増殖抑制効果が得られるとしても、その作用が様々な皮膚常在菌に対して非選択的である。

そのため、皮膚常在菌のバランスが崩れて、有害ではない細菌や真菌にまで影響を与え、結果的に却って皮膚トラブル(例えば、無害であった潜在的有害常在菌の有害化に基づく皮膚トラブル)を招来することが懸念される。
出典:身体用組成物及び抗マラセチア属菌剤

以上の点からして、もしあなたが原因もわからずに「ただなんとな~くかゆい!」というだけなら、このシャンプーを使う前に、自身のシャンプーの方法を見直してみる。
「アミノ酸シャンプーだとかゆくなる」あなたへ・・・3つの原因と対策とは?

もしくは抗菌剤が入っていないやや洗浄力の高い、アミノ酸系のシャンプーにシフトして、油分の分泌量を減らすなど検討してみるべきです。

ちょっとかゆいな~程度の人が使う場合は、一時的に使って症状が治まったら、通常のシャンプーと交互に使うなどして頻度を減らしていくのが良いかと思います。

【結論】フルフルシャンプーを使うべき人、止めるべき人はコレだ!

「かゆみが気になる人へ!」というシャンプーの殆どは、高級アルコール系の成分(ラウレス硫酸系など)でとにかく脱脂しまくる!という商品がほとんどなんです。

が、このフルフルシャンプーは、マイルドな洗浄力で尚且、抗菌成分を配合しているという数少ないシャンプーです。

ただ、上記でも書いたようにあなたが「ちょっと頭かゆいな~」程度であれば、永続的に使うのはちょっとオススメ出来ないです。

2つの抗菌成分はかなり抗菌力が高いので、かゆみも何も無いのに使い続ければ、頭皮の守ってくれる常在菌までも減らして、逆に皮膚トラブルを引き起こす可能性が高いです。

かゆみやフケが気になる!という時に一時的に使っていき、症状が治まったらいつものシャンプーに徐々にシフトしていくという感じが良いですね。

ただし!もし、「異常にフケがでる」「赤い湿疹」がポツポツ出まくる。

といった症状があるなら、菌が異常に増えてしまって脂漏性皮膚炎になっている可能性があるので、一度皮膚科などで診察を受けた後、このシャンプーを使ってみることをオススメします。

フケやかゆみの悩み向けのシャンプーも数多くありますが、皮膚科の先生もこのフルフルシャンプーを勧めているシャンプーはこのフルフルシャンプーくらいです。

石鹸やシャンプーは低刺激のものを選びましょう。
シャンプーではコラージュフルフルという硝酸ミコナゾールを配合したフケ、かゆみ防止のものがおすすめです。
出典:ふるはた皮ふ科クリニック

私が知る限り低刺激の「洗浄成分✕抗菌成分」の組み合わせのシャンプーはこのフルフルシャンプー意外に見たことが無いです。
(もし、これは!というシャンプーがあれば是非教えて欲しいです。)

ちょっと頭がかゆいな~程度のあなた⇛シャンプーの方法や、抗菌成分の入っていないシャンプー剤を変えてみる

頭がかゆい!⇛かゆい時だけ使う。治まってきたら通常のシャンプーに徐々に戻していく。

フケが大量にでる、赤い湿疹などポツポツ出ている⇛皮膚科など診察してもらった上で、フルフルシャンプーを使ってみる

このように、適切なシャンプーを選んでいけば間違いないはず。ぜひぜひ参考にしていただければ幸いですm(_ _)m

コラージュフルフルネクストの現在の価格、詳細はコチラ

 

その他よく読まれている記事
【2024年版】301品使って良かったと感じたアミノ酸シャンプー5選はコレ。

安いけど使用感良かった2,000円以下市販シャンプー8選を発表します。

正しいシャンプーの選び方と4つの洗浄成分の特徴とは?

※新規タブで開きますので「読む時間が無いわっ!」という人はとりあえずタップし、あとで読むと言うのもオススメですよ。

※記事の内容は個人の感想であり効果効能を保証、医師や薬剤師およびその他の資格をもった専門家の意見に代わるものではありません。そもそも髪質、頭皮質は人により大きく違い、ご自身に合った物を選択するのが重要です。

2 件のコメント

  • りりぱんと より:

    いつも参考にさせていただいております。
    頭皮のかゆみや頭皮湿疹系でメディクイックH頭皮のメディカルシャンプーというのがあります。
    夫が頭に赤いプツプツが出やすいので、この商品はどうなのかもレビューいただけると大変ありがたいです。
    コラージュフルフルより値段も安く、ドラックストアにも取り扱いがあって買いやすいので。
    宜しくお願いします。

    • ブログ運営者 元美容師M より:

      コメントありがとうございますm(_ _)m
      メディクイックというやつは洗浄成分もアミノ酸系っぽいのでよさそうですね!
      コラージュフルフルも成分は良いのですが、確かにコスト的にはメディクイックの方が上手かもしれません。

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