【元美容師が解析】コスパ悪しッ!ビオロジーリペアシャンプーを成分を評価した結果・・・

元美容師Mです。

以前解析したシュワルツコフのビオロジー”アクア”シャンプーの別バージョン。ビオロジー”リペア”シャンプーの成分を全力解析&評価していきます!

結論からいってしまうと…この「リペアシャンプーは買うべきではない」というのが私の意見です。前回のアクアも大して良いシャンプーだとは思えませんでしたが、このリペアはもっと微妙・・・

※前回のシャンプーはこちら↓
【元美容師が解析】食器洗剤と同じ成分?ビオロジーアクアシャンプーを全力レビュー!

というのもシャンプーにおいて最も重要な洗浄成分の中に私が嫌いな”ある成分”が配合されているんです。

ただ、これだけでは私がタダのワガママ人間だと思われてしまうので、その”ある成分”と私が嫌いな理由、使うべきではない理由をあなたに解説していきます。

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【最重要】ビオロジーリペアシャンプーの洗浄成分は?

 

もし、あなたが「このシャンプー気になるぅぅ!」と購入を検討する事があるならまずは絶対に洗浄成分を見るべきです。

なぜなら、どんなに補修、保湿成分に優良な成分を配合しても、最も影響力の高い洗浄成分がメチャメチャ強かったら、いくら補修成分などに力を入れても無意味。

シャンプーは髪や頭皮を洗浄するものですから、優しく優しく洗い上げる洗浄成分を選ぶべきです。じゃないと365日毎日毎日、髪や頭皮を痛めつけることになりますからね・・・

今日から、自分が使うシャンプーの洗浄成分にどんなものが配合されているのか?は最低でもチェックしましょう!それすらも面倒くさければ、当ブログの検索窓であなたの気になるシャンプーを検索していただければ!と思います。

という前置きをおいた上で今回の『ビオロジーリペアシャンプー』の全成分がこちら↓

水、ラウレス硫酸Na、ココアンホジ酢酸2Naヤシ油脂肪酸PEG‐7グリセリル、塩化Na、クエン酸、PEG‐12ジメチコン、ジステアリン酸グリコール、安息香酸Na、ポリクオタニウム‐10、ラウレス‐2、ラウレス‐4、水添ヒマシ油、PG、コカミドプロピルベタイン、パンテノール、オレイン酸PEG‐55PG、酸化チタン、サーマスサーモフィルス培養物、グリセリン、水酸化Na、アンズ核油、ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解コムギタンパク、カラフトコンブエキス、加水分解ケラチン(羊毛)、PEG‐40水添ヒマシ油、キイチゴ果汁、クランベリー果汁、ザクロ果汁、トリデセス‐9、ペンチレングリコール、ダマスクバラ花油、ニオイテンジクアオイエキス、ビサボロール、香料

この2「つの成分がこのシャンプーの明暗を分けると言っても言いすぎじゃあ無い、洗浄成分になります。

この成分を抜き出してみるとこんな感じ↓

ラウレス硫酸Na、ココアンホジ酢酸2Na

解析サイトを何度か見る機会がある人はこの時点で「あっ!・・・」と察していただけるかと思います(笑)

そう!私が嫌悪するシャンプーの洗浄成分の中で”ワースト”とも言っていいある成分が混じっているんです。

では、1つずつ成分の特徴と性格を見ていきましょう!

洗浄成分1,ラウレス硫酸Na

「出たッ!出たーーーーー!」と大声で叫びたくなる成分がこの『ラウレス硫酸na』という強力に洗浄力が高い成分。

あなたが解析サイトなど見る機会が多ければ、このラウレス硫酸がどれだけ強力な洗浄力を持っているかご存知かと思います(汗)
ラウレス硫酸ナトリウムのシャンプーは強力すぎ?3つのダメな点とは??

最近は美容室などでも、「ラウレス硫酸はヤバイっすよ~」と教えてくれる美容師さんも増えているので、この成分を配合するシャンプーも少なくなりつつあります。

が!

未だに外資系企業のシャンプーには、まだまだ配合されている傾向がありますね。そもそも、外国人の髪質と日本人の髪質はまっったく違うので、髪の毛の強度が高い外国人に適したシャンプーをそのまま日本人が使ったら強すぎるんですよ。

もし、あなたがこの成分が配合されているシャンプーを検討しているなら、「止めておけ!」と強く言いたいです。

洗浄成分1,ココアンホジ酢酸2Na

こちらは上記のラウレスに比べるとかなり低刺激の成分で、ベビーシャンプーなどでも配合されるくらい低刺激。

洗浄力に関しても優しく、ラウレス硫酸Naの洗浄力を多少はマイルドに押さえてくれる効果が見込めます。

ただ、それにしてもラウレス硫酸ナトリウムはかなり洗浄力が高いので、この成分を配合したからと言って抑えられるとも思えませんね。

総合的に見ると、、、洗浄力が高い洗浄成分に+して、その洗浄力を抑えるためにココアンホジ酢酸2Naを配合しているという感じ。

しかし!ココアンホジ酢酸2Na単体の洗浄力はマイルドなのは間違いないんですが、ラウレス硫酸はそのマイルドさを遥かに凌駕する洗浄力があるんです。

この成分を配合したからと言って、「よし!丁度良い洗浄力になったぞ!」とはなりません(汗)

もし、あなたがカラー等の施術をしているなら間違いなく、持ち具合は悪くなるし、ダメージが気になっている人なんかはもれなくパサツクと思います。

「何がリペアなのか?!」と小一時間問い詰めたくなる設計ですね。

保湿成分も微妙すぎる・・・これじゃ「リペア不可」です。

リペア=補修というネーミングを付けるくらいだから、洗浄成分が強くても補修成分にかなり力を入れているはず!

と思ってその他の補修成分なども見てみましたが、ハッキリ言って微妙。というかショボい、ショボすぎる。

一応、ケラチン系の成分が配合されているので、毛髪のハリ・コシアップ効果など期待できる成分もあるっちゃあるんですが、洗浄成分が強すぎるのでほぼ無意味かと。

そしてこのリペアシャンプーの目玉成分の1つとして、”サーマスサーモフィルス培養物”が配合されています。

この成分自体はアンチエイジング効果がある!というデータが出ているので、ある程度の効果は期待できると思います。

老化抑制効果をクリームの安定性テストで評価。過酷な条件化でプラシボクリーム
またはヴェニュセアンヌ配合クリームを6ヶ月間使用後の老化の兆候の出現を測定した。
出典:http://matsumoto-trd.com/product/pdf/concept/h26.pdf

と言っても、肝心の毛髪の”リペア”機能についてはあまりにも弱すぎると思います・・・

”世界が認めた革新的な補修テクノロジーを搭載”と記載されていますが、どのあたりが革新的なのかイマイチわかりませんね。
出典:シュワルツコフ公式ページ

毛髪理論が書かれていますが、どの成分が補修テクノロジーに貢献しているのか?は書かれていません・・・ちょっと意味がわかりません。

【結論】コスパ悪し!市販シャンプーの方がマシだと思います。

ちょっと厳しい言い方になってしまいますが・・・このシャンプーを検討しているあなたの為にハッキリ言ってしまうと「市販シャンプーの方がマシ」だと思います。

やはりどう考えても、洗浄力は高すぎるしだからといってその他の成分に関しても「植物エキス~」とかばかりで保湿、補修効果が高いとは全ッ然思えないんですよ。

価格に関しても市販のシャンプーにしては高めの設定ですし、このシャンプーを選ぶ理由が見当たりません。

ぶっちゃけ、この成分でこの価格はコスパ悪すぎます・・・

ただあなたが「どうしてもシュワルツコフのシャンプーが使ってみたいんだッ!!!」というならリペアではなくアクアの方が、まだ洗浄力がマイルドなので良いと思います。
【元美容師が解析】食器洗剤と同じ成分?ビオロジーアクアシャンプーを全力レビュー!

まぁこちらのアクアもオススメ!!とは言えませんが、リペアシャンプーを使うよりは幸福度は高いかと。

シュワルツコフのシャンプーにコダワリが無いのであれば、国産の市販シャンプーを選ぶことを強くオススメします。
元美容師が全力で2017年最強の市販シャンプーランキング5選を発表します。

 

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正しいシャンプーの選び方と4つの洗浄成分の特徴とは?

※新規タブで開きますので「読む時間が無いわっ!」という人はとりあえずタップし、あとで読むと言うのもオススメですよ。

※記事の内容は個人の感想であり効果効能を保証、医師や薬剤師およびその他の資格をもった専門家の意見に代わるものではありません。そもそも髪質、頭皮質は人により大きく違い、ご自身に合った物を選択するのが重要です。

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