目次
元美容師Mです。
今回は『フラガール ふわシャンプー』という洗うとふわふわしそうなシャンプーの成分を解析&全力評価していこうと思います。
商品名だけみるとふわっふわして可愛いぃネーミングなのですが。。。
正直中身の成分は同価格帯の市販シャンプーよりも劣っているというのが私の本音です(汗)
最近の市販シャンプーはレベルがかなり上がっているのもあるのですが、同じ1500円前後の市販シャンプーにレベルが追いついていない印象。
では一体どんな成分が配合され、どんな特徴があるのか?!見ていきましょう!
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【最重要】フラガール ふわシャンプーの洗浄成分は?
当ブログで何度も何度もお伝えしているのがシャンプーを選ぶ際は最低限、洗浄成分だけはチェックせよっ!という事です。
メーカー側は「ボタニカル成分!」とか「オーガニック成分!」とシャンプーの良い面しかパッケージに書きません。当然ですが。笑
しかし!シャンプーはどんな成分が配合されようとも、頭皮と髪を洗浄する洗剤です。この洗剤がどのような性質を持っているのか?!がシャンプー選びに置いて最重要なんです。
いくら、ボタニカル成分とか配合されようとも、メイン成分である洗浄成分が強すぎたら無意味ですからね・・・
っという事で「フラガール ふわシャンプー」の全成分がコレ!↓
水、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Na、コカミドDEA、ココアンホ酢酸Na、(PCA/イソステアリン酸)グリセレス-25、セテアレス-60ミリスチルグリコール、ソルビトール、コカミドプロピルベタイン、グリセリン、ヤシ油、マカデミア種子油、ククイナッツ油、ハチミツ、海水、ビスグリセリルアスコルビン酸、アルテア根エキス、セージ葉エキス、タチジャコウソウ花/葉/茎エキス、ラベンダー花エキス、ハイビスカス花エキス、ローズマリー葉エキス、ポリクオタニウム-10、BG、クエン酸、塩化Na、エチドロン酸、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料
黄色にマーキングされているのが、シャンプーにおいて命!とも言える洗浄成分です。
うーん・・・サルフェートフリー(硫酸系未使用)とパッケージに書かれているものの、硫酸系と同じくらい強い洗浄力を持っている成分が配合されちゃっていますね。(汗)
この時点でオススメとは絶対に言えませんし、ふわシャンプーと言う割に”ふわ要素”がありません。
もう少しハッキリ言ってしまうと、1,000円くらいのシャンプーと左程変わらない成分構成です。というかそれ以下かも・・・
では一体どんな成分が配合され、どんな特徴があるのか?!1つずつ見ていきましょう!
成分1、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
最も早く表記されているのでメイン成分とも言えるのが、このオレフィンスルホン酸という高級アルコール系成分。
サルフェートフリーと記載しているシャンプーに多く配合される、洗浄力がダメージがある場合には洗浄力が高い成分。それこそ、『ラウレス硫酸Na』と同じくらい強力な洗浄力。
最近は成分の知識がある人が増えはじめ、「ラウレス硫酸とつくものは、なんか使わない方が良いらしい!」と避ける人が増えてきています。
っというのもあって「サルフェートフリー」とパッケージに書いて、ラウレス硫酸不使用を打ち出している商品が増えてきているんですよね。
しかし!確かにラウレス硫酸系不使用でも代わりのこのオレフィンスルホン酸という同等レベルに洗浄力が高い成分が配合されている事が殆どなんです。
⇛「サルフェートフリーシャンプー=良い」は大間違い!3つの選び方を解説します。
確かに嘘じゃないけどさ・・・結局同じような成分配合しているじゃん!と思っちゃいますよねこの売り方。
もし、あなたがサルフェートフリーと書かれたシャンプーを見つけた際はぜひパッケージの裏側を見て欲しいです。
殆どのシャンプーにオレフィンスルホン酸が配合されているのが分かると思います(汗)
成分2、スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Na
こちらも洗浄力がかなり高めな成分。泡立ちが良いので気泡力アップの為に配合される事が多いです。
上記の高級アルコール系のシャンプーよりは、幾分洗浄力はマシではありますが、ハードワックスなども一撃で落とすほど洗浄力は高いです。
ダメージへアの人には、、、向いていないですね。
成分3、ココアンホ酢酸Na
今回の3つの成分の中でもっとも優しい洗浄力なのがコレ。恐らく2つの洗浄成分の洗浄力を抑える為に配合されているのかと思われます。
性質的には殆どのシャンプーに配合されている”ベタイン系”のマイルドなシャンプーに近い性質で刺激性や洗浄力はマイルド。
この成分単体で言えば悪くない成分です。スゴイ良い!っというわけでも無いですが。
成分を総合的に見ると、、、洗浄力がかなり高いスルホン酸をベースに気泡力アップの為洗浄力の強いスルホコハク酸を+。
更に洗浄力のバランスを取る為にココアンホ酢酸Naを配合しているという感じか。
うーん、やはり記事冒頭でお伝えしたように市販レベル・・・っというか最近の市販シャンプーと比べてしまうと、見劣りする内容です。
同価格帯でもアミノ酸系のみで作られたシャンプーはかなり多く出てきていますので↓
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もし、あなたが「髪の乾燥が気になる」「カラーやパーマを長持ちさせたい」「ふわっとさせたい!」っと言う人には不向きな成分かなぁというのが正直な感想です(汗)
その他の成分もイマイチに感じました・・・
洗浄成分がビミョーなら、その他の保湿成分などに力を入れているのか?!っと思いきやその他の保湿成分などもビミョー。
イロイロなショクブツのエキスは配合されているものの、あまり何か効果が期待できるとは思えないですし・・・
アルテア根エキス、セージ葉エキス、タチジャコウソウ花/葉/茎エキス、ラベンダー花エキス、ハイビスカス花エキス、ローズマリー葉エキス
恐らく、植物エキスを配合して最近流行りの”ボタニカルっぽさ”を全面に押し出しているのだと思います。
が!個人的にはボタニカルとかはどうでも良いです。植物のエキスが配合されているからと言っても、植物の液が毛髪の状態を改善するのに最適化しているわけじゃないですし・・・
⇛【元美容師が警告】ボタニカルシャンプーとは?「殆ど効果が無い」と思います。
ボタニストというボタニカルシャンプーがかなり売れているから、他の会社もこぞってボタニカル!、ボタニカル!っと真似しているだけなんですけどね。
⇛ボタニストシャンプー 全4種類の違いと選び方。あなたはこれを選べばOK
お肌の状態が悪くなる?ある成分とは?
更に言うと『マカデミア種子油』という成分は使い続けると、肌の状態が悪くなる、キメの状態が悪くなるという報告もあります。
私がこのシャンプーにケチを付けたくて、言っているわけじゃなく、資生堂さんの研究結果で発表されているのである程度信憑性はあるはず!↓
一方で2004年に資生堂によってオレイン酸やパルミトレイン酸など二重結合が1つの不飽和脂肪酸が恒常的に過剰に存在すると、顔面毛穴周囲の肌状態およびキメの状態が悪化する可能性が高いことが報告されています(文献6:2004)。
出典:マカデミア種子油とは…成分効果と毒性を解説
あくまでも、シャンプーに配合されている1成分なのでそれほど、影響力があるとも思いませんが、あえて使い続ける意味もないかなぁと。
【結論】ふわシャンプーなのに、”ふわっ”要素はなしか。
ふわシャンプーというネーミングからすると、『ラウロイルメチルアラニン』などのサラサラ系の洗浄成分が使われるかと思いきや、洗浄力がかなり強いオレフィンスルホン酸がベースだとは・・・
確かにサルフェートフリーだけど、、、サルフェートフリーだけどさぁ・・・
もっとふわっとさせる成分は他にあると思いますし、あえてこのシャンプーを選ぶ理由が見いだせませんでした。
保湿成分などもいろんな植物エキスは配合されているものの、コレはッ!っと思える成分は特に見当たりませんし・・・
同シリーズの白髪カラートリートメントは市販のカラートリートメントにしては中々良商品だったので、ちょっと残念です。
⇛【全5色比較!】色を選びに注意!「フラガール カラートリートメント」の染まり&色持ちをレビュー!
もし、あなたが『フラガールふわシャンプー』を検討しているなら、参考の1つにして頂ければ幸いですm(_ _)m
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こんにちは!質問があるのですが、以前こちらでオススメされていたデアボーテのひまわりシャンプーを使っているのですが、やはりキシキシしてしまいました。そこでこのシャンプーを見つけたのですが、ディアボーテのひまわりシャンプーと比べてどっちの方が良いでしょうか?質問①洗浄成分が良い またわ強くない ②元美容師Mさんがこのシャンプーをオススメできるか③補修性能があるかです。またこの質問以外にも元美容師Mさんがこのシャンプーについて思ったことなどお願いします。
ハホニコ/HAHONICO ディスデモカ ヘアクレンジング
水、ラウロイル加水分解シルクNa、PCAイソステアリン酸PEG-40水添ヒマシ油、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドメチルMEA、ベタイン、ジオレイン酸PEG-120メチルグルコース、加水分解ケラチン、イソステアロイル加水分解コラーゲンAMPD、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン、コメヌカスフィンゴ糖脂質、セイヨウオトギリソウエキス、トウキンセンカ花エキス、フユボダイジュ花エキス、ローマカミツレ花エキス、水添レシチン、リゾレシチン、ラベンダー油、ポリクオタニウム-10、PEG-12、エタノール、PG、DPG、BG、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン(Amazon説明欄から引用)(正しくない可能性あり)アマゾンで4リットルで1万6千という値段で心が揺れました!。元美容師Mさんがharuのシャンプーが一番いいと言っていたのですが、少し高くて だったらこっちの方が劣るかもしれないけど長く使えるのなら?と思い質問しました。 もしオススメでないのなら、諦めて元美容師Mさんが一番オススメしていたharuの三本セットを購入しようと思います。こちらの記事が最新のだったのでこちらで質問させていただきました。記事と関係ない質問ですいません。
質問者の髪質は、剛毛で少し癖っ毛、水分を含むと広がります。最近はこちらのブログで紹介していたボタニストのダメージケアのトリートメントを使用しており髪質は良くなってきている。
こちらのブログのファンです!これからも有力な情報を発信していってください!応援しています!
返信が遅れて大変申し訳無いですm(_ _)mコメント機能がエラーが出ていたようで、返信できませんでした。
おお!ディスデモカ!懐かしいです。笑 確か10年以上前からあるシャンプーですよね。
成分的にはかなりイイと思います。シルク系の洗浄成分をベースに、加水分解ケラチンなどの基本的な補修成分は配合されていますので、GOOD!かと思います。
当時は500mlで1万とかだった気がするのですが、4リットルで1万6千ですか。笑
やや洗浄力が優しすぎな感じも否めませんが、癖毛剛毛さんの人でも問題なく使える成分かと!
ただ、4リットルも購入して合わない可能性も無きにしもあらずなので、最初は割高でも少量のものを購入してチェックしたほうが良いと思いますよ!
いつも参考にさせていただいてます。
成分解析してもらいたいシャンプーがあります!
ハーバルエッセンスビオリニューです。
宜しくお願いします(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
コメントありがとうございます!
検討してみたいと思います!