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なんかスゴイニュースキタ━!同業他社の広告表現に大して訴訟を起こすなんてレア中のレア。
ダイソンはドライヤーも販売しているので、同業他社であるパナソニック”ナノイー”の広告を取り下げろ!っと提訴したみたいです。
ナノイー愛好家だった私はこのニュースを聞いた時「ん?何やってんだダイソン!自分の商品を売りたいだけだろ!」
っと血管がぶちギレそうにはならなかったですが、なんか嫌な嫌がらせしているなぁくらいに思いました。
ネット上みても「ダイソンだって!」みたいにパナソニック擁護が多い感じ。
ただ、冷静にみると確かにな・・・と思った点もいくつかあります。
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ダイソン3つの主張
今回のダイソンの3つの主張は以下のもの↓
1,パナソニックナノイードライヤーの広告表現が誤解を招く表現になっている
2,ダイソン側による第3者期間による試験結果を証拠として提出してる
3,広告を抹消を請求(金銭は請求せず)
パナソニックのヘアードライヤーナノケア「EH-NA0G」の広告の中で述べられている、同商品のナノイー技術が髪への影響、髪の潤い、髪の保護に与える影響に関する複数の広告表示が誤解を招くものであると考えている
パナソニックの広告表示が誤解を招くものであるというダイソンの主張を裏付ける独立した第三者機関による試験結果を証拠として提出している
あくまでも業界を健全にするための訴訟であって、金銭的な要求はしないとのこと。
ではこれが本当に誇大広告なのか?ですが
2022年でもマイナスイオンの効果は未だに謎
ナノイードライヤーを使ってたんで、分かりますが確かに他のドライヤーよりちょっとサラッとした仕上がりになる”感じ”はあるんですよね~
ただ、マイナスイオンが流行ったのって2000年辺りなんですが、20年以上経ったいまでも”なぜ髪が潤うのか?”は解明されてないんですよね(汗)
論文検索[注 14]を用いて、題名に「マイナスイオン」を含み、かつ、生体・生物学的影響に関する国内学会発表を検索すると、少なくとも29学会[注 15]で計56件の発表を確認できる。筆頭発表者の所属を見ると、大学が37件[注 16]、その他が19件[注 17]であった。産学共同の状況では56件中14件が大学と企業との共同研究であった。発表年別集計では、1994年が1件、1995-1999年が8件、2000-2004年に46件と大きく増加したが、2005年以降が1件と激減している。
自分で論文ひとつひとつを精査していったわけではないのですが、最後の引用で研究数が2000-2004年には46件あったものが、2005年以降になると1件と激減(汗)
という点を考えると、これ以上研究しても何らかの効果は見込めないから、研究が激減したのでは?と思ってしまいますね・・・
シャンプーでもiPhoneでもそうですが、なにか1つ発見があれば「おお!こんなスゴイ効果が!」っと研究⇛商用化⇛研究⇛商用化と繰り返されるもんです。
にもかかわらず研究が打ち止めされてしまっているということは、これ以上研究しても効果が期待できないからでしょう。
で、私の意見を言ってしまうとナノイーに髪をサラっとする効果があるか?!は・・・
かなり微妙だと思います(汗)
(ナノイーファンの人すいません)
・(高浸透技術によって)“水分発生量が従来の18倍”
⇛ドライヤーって熱で水分を飛ばして乾かすんだよね?水分発生したら乾きにくくなるだけじゃ?
・(イオンなしのドライヤーに比べて)“ヘアカラーの色落ちを抑えます
⇛他のドライヤーに比べて風の温度が低めだから色落ちが少ないのでは?
完全否定まではしないものの、パナソニックの広告通りの効果があるか?と言われるとかなり微妙な気がします。
ナノイーが髪の内部まで浸透して、水分が維持されるのであれば、風をあてる乾かすのと水分を送り込むのとで、板挟みになるだけな気がする。
ヘアカラー退色防止については髪の内部の色素って温度によって色が飛ぶ性質があります。
通常のドライヤーで、高温の熱風を当てるとたしかに色落ちはします。
ただ、だからといって水分を髪の内側に浸透させてヘアカラーの退色が抑えられる?というのがちょっと謎。
確かに他のドライヤーよりもサラサラ感あるなぁ~と感じてはいたんですが、流石にヘアカラーの持ちが良くなるっていうのは・・・笑
ナノイードライヤーは温度が低いだけ?ナノイーが優れていると感じる4つの理由はコレ?
これも検証したわけじゃないし、私が使っていたナノイードライヤーは2年半でおなくなりになられたので、妄想でしかないんですがなぜナノイードライヤーが良く感じるのか?!予想してみると。
・温度が低いと髪に負担がかからない
・オーバードライにならないのでパサツキにくい
・高熱での退色が抑えられる
・最近のヘアケアアイテムの質が飛躍的に上がっている
この辺りが考えられそうです。
正確に計測したわけじゃないんですが、昔のドライヤーより若干温度が低めな気はするんですよね。
例えば、現場でNObyとかの業務用のやつ使ってましたが、お客様を速攻で乾かす必要があるのでちょっと油断するだけで髪がパッサパサになったりしました・・・
逆にW数が少ない家庭用ドライヤーは風量がぜんっっぜんないのに、やけに温度だけ高くてこれもパサパサになる。
ナノイーは風量と温度のバランスが絶妙なんじゃないか?というのが私の予想。(大外れだったらすいません。笑)
もう1点はカラーの退色が抑えられるという効果。
カラーの色素って高熱で破壊されて色が落ちます。
こちらの美容室さんの検証とかめちゃ分かりやすかったので、見ていただきたいのですが↓
色落ち検証第三弾【アイロンの熱でヘアカラーって褪色するの?】
180度のアイロンを10回スルーしただけで、めちゃくちゃ退色しちゃってます。
ドライヤーなので髪に直に鉄板を当てつけるアイロンほどではないですが、高熱だとジワジワ退色してくのは間違いないかなと。
ちなみに過去にナノイードライヤーのレビューを書いた時に「さらっさらになる!」っと興奮してました。笑↓
⇛【徹底レビュー】効果は嘘?ナノイードライヤー3つのメリットとデメリットとは?
ただ、上の記事でもちゃんと科学的根拠は無いっ!っと言ってました(あぶないあぶない)
他のドライヤーに比べて温度がやや低め&多少のナノイー効果によってサラッとした仕上がりなるんじゃないかな?と予想。
ドライヤーはあくまでも熱風を排出する機械なだけなので、どうしても限界はあります。
ドライヤーにコダワリまくるのであれば、365日、毎日直接髪と頭皮に触れるシャンプーやトリートメントにコダワッた方が絶対有意義でしょ!っというのが私の持論。
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超強力な洗浄成分で365日間、髪と頭皮を脱脂し続けるのと、髪や頭皮にあったマイルドな洗浄成分で洗い続けるか?の方が手触り感が大きく変わってくるのは間違いないハズ。
もちろん、シャンプーやトリートメントをコダワッた上で、ドライヤーもコダワルのはありなんですが、あくまでもドライヤーの優先順位はそんな高くないかな。
どんなドライヤーを使うか?よりもどうやってドライヤーを使うか?の方が100倍大事ですし
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【まとめ】ナノイードライヤーは完成度が高い。が、広告表現はちょっと行き過ぎな気もする
私の意見をまとめるとこんな感じ。
過去愛用してた私からしても、ナノイードライヤーは確かにかなりかなり完成度が高いドライヤーだと感じます。
チョー高熱の熱風を当てるだけの古いドライヤーに比べると、かなりサラっとした質感に仕上がりますし。
ただ、ナノイーによってカラーの退色が抑えられるとか、髪がプルプル保湿されるとかは正直・・・うぅ~ん?!って感じはします。
パナソニックやドライヤーに限らず、化粧品やどんな家電とかでもそうですが、自社の実験って有利な環境で行う場合が殆ど。
なんで、実際に使った時の結果とぜんぜん違うなんてことは当たり前のようにあります。
ナノイーよりもアレ?!って思うドライヤーはいくらでもありますけどね・・・
なんかまとまりなくなってきたので、最後にまとめるとこのような感じ↓
・とは言えナノイーの効果はちょっと?
・ダイソンのドライヤーを使いたいとも思えない
・ドライヤーよりもシャンプーやトリートメントにコダワルべき
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