【元美容師が解析】守り髪シャンプーの成分は意外に洗浄力が高め?

元美容師Mです。

今回は美髪ベースメイクシャンプー守り髪】というシャンプーの成分を解析元美容師の経験と知識を全てつぎ込んで評価してみたいと思います。

なぜ、今回美髪ベースメイクシャンプー【守り髪】を選んだのかというと、オススメシャンプーまとめ!のようなサイトで「美容師さんオススメするシャンプーランキング1位!」と言うことで紹介されていたのですね。

なのでど~してもそこまで言うなら、どんな中身なのか?気になって解析しちゃいました(笑)

もしあなたが守り髪シャンプーの使用を検討しているなら、是非是非、当記事を購入の参考にして頂ければ幸いです。

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【最重要】ベースメイクシャンプー【守り髪】シャンプ―洗浄成分は?

 

どんなシャンプーでも言えることですが、シャンプーは洗浄するのが目的のアイテム。この洗浄成分が強すぎたり、刺激が強い物が使われていれば、いくら他の補修成分が配合されていようと、あまりにも洗浄力が強いのでダメージの方が上回ってしまうのです。

よく「○○エキス配合!、保湿成分Z配合!」と謳われている商品を目にしますが、よく見ると洗浄成分がメッチャ強く、「これ保湿成分とか意味ないじゃん・・・」

といようなシャンプーはかなり多いです。というか大半がそんな商品ですね。

と言うことでベースメイクシャンプー守り髪】の全成分がコチラ↓

水、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドDEA、BG、ココイルグルタミン酸TEA、ココアンホ酢酸Na、セラミド2、セラミド3、セラミド6Ⅱ、γ-ドコサラクトン、クオタニウム-18、クオタニウム-33、ベヘントリモニウムクロリド、加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解シルク、加水分解コラーゲン、メドウフォーム-δ-ラクトン、アルガニアスピノサ核油、サピンヅストリホリアツス果実エキス、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、アルキル(C12,14)オキシヒドロキシプロピルアルギニンHCl、ポリクオタニウム-10、アラントイン、グリチルリチン酸2K、センブリエキス、オタネニンジン根エキス、ヒキオコシ葉/茎エキス、クララ根エキス、トウキンセンカ花エキス、セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス、カミツレ花エキス、フユボダイジュ花エキス、ヤグルマギク花エキス、ローマカミツレ花エキス、フィトステロールズ、トコフェロール、シア脂、コレステロール、ラウロイルメチルアラニンNa、トリイソステアリン酸PEG-160ソルビタン、プロパンジオール、ペンチレングリコール、エタノール、PG、塩化Na、ペンテト酸、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、香料

黄色にマーキングしている成分がシャンプーの命!とも言える洗浄成分であります。これらの洗浄成分だけを抽出すると・・・↓

オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ココイルグルタミン酸TEA、ココアンホ酢酸Na

これらの成分が今回の守り髪シャンプーの命運を分ける、成分ともいえます。

で、成分表は記載している順番に、成分の濃度が高いので一番メインの洗浄分とも言えるのが、『オレフィン(C14-16)スルホン酸Na』と言う成分。

このオレフィン(C14-16)スルホン酸Naは洗浄力が高い成分ですね。ダメージがある場合や乾燥毛向きの成分ではないです。

最近は一般消費者の方にも「ラウレス硫酸ナトリウムは洗浄力高いらしい・・・」というのが広まってきているので、ラウレス硫酸ナトリウムなどの代わりに1000円以下の市販シャンプーに良く配合されてる成分です。

そして、この成分はアミノ酸系洗浄成分ではありません。

にも関わらず、公式サイトの質問欄にはこの様に、アミノ酸系洗浄成分のみで構成されているように感じさせる一文が見受けられます。

画像引用 守り髪公式販売ページ

あなたは,この一文を読んだら「守り髪はアミノ酸系だけで作られているから、優しいのね♪」こうは思わないでしょうか?

少なくとも私は、このページを読んだ限り「市販のシャンプー剤よりもかなり優しい成分アミノ酸系”のみ”で作られているのだな。」と感じましたよ。

更に言うと、「市販に含まれてるラウレス硫酸ナトリウムは洗浄力が非常に強く、カラーリング直後に使うと色落ちする」と言及しています。

にも関わらず、メインの洗浄成分が市販のラウレル硫酸ナトリウムなどと、同等レベルに強力な洗浄成分が使用されているのは、私は納得がいかないし、怒りさえこみ上げてきます。ちなみに『ココアンホ酢酸』もベタイン系の洗浄剤でアミノ酸系ではありません。

一応、申し訳程度に『ココイルグルタミン酸TEA』という私の大好きな、優しいアミノ酸洗浄成分は配合されてはいます。私が愛用しているシャンプーもこのココイルグルタミンTEAをメインに設計されていますからね。

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が!メインにこれほど強力な洗浄成分が使われているのであれば、洗浄パワーが強すぎだ!と私は声を大にして言いたい。

「守り髪は優しく洗い上げるので、全く問題ありません。」と記載しているけれど、カラーリング直後になんか絶対使いたくないです。

本来、アミノ酸系のみなら1ヶ月カラーリングが持つとすれば、2週間位の持ちになるのでは無いか?って位に強力ですので私は絶対にオススメしない。

守り髪の補修成分は意いいのだが・・・

正直言って、洗浄成分が強力なので、ダメージがある場合向きとは言い難いです。

と言いたいのであるけれど、デメリットだけに目を向けていては、ややアンフェアなので一応補修成分にも触れてみます。

改めて全成分を見て貰うと、○○エキスなど植物性エキスやオイルなど配合されているのが目につきますが、植物のエキス系はほぼ意味が無いと言うのが私の意見。

ただ、成分の中に「おっこれは良いね!」という成分だったのが、『ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(ペリセア)』という髪の毛の補修に特化した成分。

この成分は、髪の毛の内部に1分ほどで高速浸透し、内部でネチネチ、ネチネチと補修してくれるという美容室のトリートメントなんかにも含まれるほどgood!な成分です。

この成分に関しては、私も大好きですし、先ほど少し紹介した、haruシャンプーではアミノ酸系の優しい洗浄成分に加えて、このペリセアまでも含まれています。

ペリセアに関しては「おお!良いね!」と評価したいですが、洗浄力が強すぎるので「これじゃあ、折角のペリセアの効果も感じられないだろうなぁ」という感じはしますね。

【結論】守り髪では髪は守れない。コスパも悪い。

ハッキリ言ってしまうと、消費者の方に「これは優しい、アミノ酸シャンプーなんだ」とミスリードを誘うような、公式ページの書き方が私は気に入らないです。

成分を見ても「本当に、本当に消費者さんの髪の毛を綺麗にしてあげたい!」という、熱意や愛が全く感じられません。

ちょっとアミノ酸系洗浄分入れたから、「アミノ酸系シャンプーでやさしいでっせ!」という感じがヒシヒシと感じられるですが、あなたはいかがでしょうか?

更に言うと、価格に関しても通常で2800円(税抜き)と市販レベルの洗浄剤なのに、市販よりもかなり高いといえます。

今回の守り髪のように、アミノ酸系の洗浄分を少し入れたからと言って、アミノ酸系シャンプーを謳うものがかなり増えてきているが現状です。

もし、あなたがシャンプーをアミノ酸系のシャンプーを購入する際は絶対に裏面や成分表記をみて、自身の目で判断するようにして下さいね。

※記事の内容は個人の感想であり効果効能を保証、医師や薬剤師およびその他の資格をもった専門家の意見に代わるものではありません。そもそも髪質、頭皮質は人により大きく違い、ご自身に合った物を選択するのが重要です。

「どのシャンプーも満足出来ない」シャンプージプシーのあなたへ。

もし、あなたが「どのシャンプー使っても満足出来かった」と言うことであれば、参考にしてみてください。

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