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元美容師Mです。
もし、あなたが「オーガニックシャンプーと科学シャンプーどっちかを選んで」と選択を迫られたらどっちを選びますか?
恐らく殆どの人が「なんとなく、オーガニックの方が良さそう!」と感じて、前者を選ぶと思います。
しかし!そんなあなたは”オーガニック”という言葉の魔力に取り憑かれている可能性があります。もっと具体的に言うとメーカー側の「オーガニック商法」に振り回され続けることになります。
今回は200種類以上のシャンプーを見てきたであろう、元美容師Mがオーガニックシャンプーの真実を暴露し、正しいシャンプーを選ぶ方法をお伝えしていきます。
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そもそもオーガニックとは?
そもそもオーガニックってなんなの?!って所ですが、簡単に言ってしまえば農薬を使わないで、有機肥料のみで育てた作物のことです。
農水省は有機農産物を、3年以上化学肥料と農薬を使用していない田畑で栽培した作物と定義しています。
農薬を使ってないからなら、安全そうじゃん!と突っ込みたくなる所ですが、農薬の使用量には基準値が設けられているし、農薬を使った野菜を食べたからと言って健康被害が出ている!というデータもありません。
むしろ、有機栽培の方が農薬を使っていない分「害虫や、病気だらけで危険だ!」という声もあります。
私は農業のプロフェッショナルでもないですし、どっちが正しいか?は分かりません。というか今の所どっちも健康被害が出ているようなデータも無いですし、どっちも安全なんだと思います。
が!シャンプーにおいては「オーガニックだろうと、無かろうとどっちでも良い」という点は強く主張させていただきたいです。
オーガニックシャンプーの方が”何となく”良さそうと感じるだけで、
真実1、日本オーガニック協会ですら「安全」とは言い切っていません。
オーガニックというネーミングからしてもう、安全そうなイメージがふつふつと湧いてきますが、オーガニックを代表する日本オーガニック協会ですら、オーガニック=安全とハッキリは言っていません。
多くの人は「化学農薬や化成肥料を使わないで、食品の安全性を高めること」と答えるでしょうか?
しかし残念ながら、食品の安全性というのは、オーガニックの目的ではなく結果に過ぎないのです。オーガニックに何を求めるか? それは人それそれ、「安全」「健康」「美味しい」「綺麗」などなど、どのように考えてもいい。でも忘れてならないのは、私たち人間は微生物や植物がいなければ生きていけないという事実です。
出典:日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会
文章を読み解く限り、オーガニックとは安全を求めるものではなく、農薬や科学的な方法を使わず、自然な方法で栽培しよう!という思想っぽいものが伝わってきます。
そもそもオーガニック自体人間の安全性を追求してできたものではなく、自然環境に配慮した結果生まれた栽培方法がオーガニックと言う感じですね。
つまり!「オーガニックだから安全!」と勝手にイメージしているのは私達消費者であったり、過剰にオーガニックは安全!宣伝しているメーカー側ってことですね。
真実2、シャンプーに完全オーガニックはありえない
そもそも、シャンプーに完全なオーガニックってあり得ません。使っている原料が全て完全にオーガニック原料を使っているシャンプーって無いんです。
なぜなら、シャンプーの中には防腐剤やコンディショニング成分と言った”人工的に作られた成分”はぜっったい1つくらいは入っています。
ペンチレングリコール、ポリクオタニウム-10、香料などなど考えたらキリがないくらいに、人工的に作られた成分は配合されていますね。
人工的に~とか科学的に~と聞くとなんだか健康に悪そうなイメージがありますが、今は21世紀。安全性が高い成分しか配合されていません。当たり前ですが・・・
オーガニックシャンプーと聞くと「このシャンプーは植物成分だけで作られているんだ!」と我々消費者は勝手にイメージが湧いてしまいますが、これがメーカーの策略です。
真実3、1滴でもオーガニック成分を入れれば「オーガニックシャンプー」になります
オーガニックシャンプーと言うと配合している全ての成分が、植物系の成分と勘違いしますが、そもそもオーガニックシャンプーと記載するのに明確な基準は無いんですよ。
つまり!ふっつーーのシャンプーに、ほんの一滴でもオーガニックエキス!を配合しちゃえば、それはもうオーガニックシャンプーと宣伝できちゃうってわけです(汗)
オーガニックシャンプーを使いたい人は、”オーガニックエキスが配合されているシャンプー”を使いたいんじゃなく「全ての成分が無農薬の植物で作られた原料のシャンプーが使いたい!」と思っているはず。
私もオーガニックシャンプーと謳う商品を10数商品以上は見てきましたが、完全に全ての成分がオーガニックで作られたシャンプーは見たことがありません。
【重要】オーガニックシャンプー=悪なのか?
ココまで聞くと「オーガニックシャンプーは使わない方がいいの?」とか「オーガニックシャンプーって書いてあるのは悪なの?」と思っちゃいますが、オーガニック=悪では無いんです。
というか私がオススメしているシャンプーでもオーガニックって宣伝しているシャンプーもあります。例えばコチラのハーブガーデンとかそうですね↓
⇛【成分解析】ハーブガーデンシャンプーの購入は待て!使っちゃ駄目な人、良い人とは?
アミノ酸系のマイルドな洗浄成分に+して『ペリセア』などの補修成分が配合されている点で「優良シャンプー!」と評価しているわけですが、オーガニックという点は全く評価に入れていません。
つまり、「オーガニックかどうか?はどちらでも良い!それよりも、洗浄成分や補修成分を見るべし!」というのが私の意見です。
【結論】「オーガニックシャンプー」と言うだけで、良いシャンプーかどうかは判断できない!
私の意見としては、「オーガニック成分とかどうでも良いッ!」というのが心からの本音です。
オーガニック成分が配合しているからと言って、髪や体に良いという客観的な資料は無いですし、もしあったとしてもシャンプーで完全に100%純粋なオーガニック製品など現時点ではあり得ません。
ただ・・・もし、あなたが「絶対にオーガニックシャンプーを使いたい!」というのであれば、私は引き止めもオススメもしません。
しかし!私が当ブログで以前からずーーーっと言い続けている『洗浄成分』これだけは絶ッ対!に見てほしいです。
どんなにオーガニック成分を配合しようと、シャンプーにおいて最も影響力の高い『洗浄成分』が強力であれば、頭皮や髪を365日ダメージを与え続けることになりますからね。
オーガニックシャンプーだから良いシャンプー、悪いシャンプーとイメージだけで決めつけるのではなく、冷静に「どんな成分が配合されているのか?」を見て判断していきましょう!
もし、あなたがどんな成分のシャンプーを選んだらいいのか?がわからなければ、元美容師も知識、経験をすべて詰め込んだコチラの記事もぜひぜひ参照していただければと思います↓
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「いやいや、成分とか覚えるのは面倒くさいから、良いシャンプーをとりあえず教えてください」というのであれば、私が全力で書き綴っているランキング記事も参考にして見てくださいね。
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私は北麓草水のカーミングシャンプーというシャンプーを使用しております。オーガニック感丸出しなのですが成分的にはどうなのでしょうか?
コメントありがとうございます!
オーガニックを謳っている=ダメ
というわけではなくて中身がダメなのにオーガニックゴリ押ししているものがダメ!って感じですね。
北麓草水のカーミングシャンプーは以前もコメント頂いたのですが、確か成分的には良かったと思いましたよ~
返信ありがとうございます。自分が以前このサイトのどこで質問をさせていただいたか忘れてしまい、そこでの返信を見ることができず同じ質問をさせていただきました笑。申し訳ありません。