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元美容師Mです。
あなたは担当美容師さんにシャンプーを薦められて、使ってはみたものの「なんかイマイチっ!」だった経験はないでしょうか?
元美容師の私の経験から言わせると、美容師さんが勧めてくれたからと言ってすぐに「良いシャンプーだ!」と信じるべきではないです。
もちろん、本当に本当にお客さんのことを考えて、勧めてくれる神様のような美容師さんも間違いなくいます。
が!!悲しいことに美容師さんの中には売り上げの事しか考えていない!という人も実は多いんですね。
今回は美容師さんがオススメシャンプーを信じてはいけない3つの理由を解説していきます。
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【不都合な真実】美容師さんオススメシャンプーを信じてはいけない3つの理由
理由1、店で扱っているシャンプーしか勧められない
まず一番の理由がコレ。「自分のお店で扱っているシャンプーしかお客さんに薦めることができない」という理由はかなり大きいです。
私もこれには美容師時代に何度も、何度も、何度も!!!悩まされました。。。
どんなに自分で「うおぉぉこのシャンプー最高だ!!」と思っているシャンプーがあったとしても、自分のお店でそのシャンプーを取り扱っていなければ薦めることは基本タブー。
お客さんの施術中にシャンプーを薦めたくても、お店の中では店長や先輩美容師が常に聞き耳を立てているので、お店のシャンプー以外を薦めようものなら後で呼び出しを食らいます(笑)
この辺りは、お店によるとは思いますが・・・少なくとも、自分の店で扱っていないシャンプーを薦めまくっていたら良い顔はされないでしょう。
私が過去に勤めていた店ではケラス◎ーゼという、最低なシャンプーしか店で取り扱っていなかったので
「良いシャンプーないですか?」お客さんに相談されても心の底から、薦めることが出来なかったのでこれが実にモドカシイ!
「こんなシャンプー絶対薦めたくねぇぇ!!」と内心思っていたので、こっそり伝えたりもしたのですが、知ってか知らずかそんな会話をしているときに限って、先輩美容師がヘルプに入ってくるんですよ(笑)
お客さんも空気を読んでくれるのか、その時は一瞬「シーーーン」となった後に、全く別の会話が始まったりしたものです。
話がそれましたが、お店で扱っているシャンプーが良いもの、悪いものに限らず、「美容師さんはお店で扱っているシャンプーしか勧められない」という制約があるのは、覚えておきましょう!
理由2、悪しき制度 シャンプー売り上げノルマ
これは店によると思います。が!美容師業界はいまだに時代遅れな体育会系な店が多いので、殆どのお店がノルマ制度があると思います。
季節によりますが、例えば、夏休みになると「店のみんなでミントシャンプーを売り出すぞ!!」と意味不明なキャンペーンが始まったりします。
私もミントシャンプーは大好きですが、お客さんによってはミントシャンプーが合わない人もいるでしょうし、ダメージによってはミントシャンプーよりもダメージケアに特化したシャンプーを薦めたほうが良い場合もあります。
そんなお客さんの髪質を無視してお店の都合で、ノルマ達成の為にシャンプーを薦めまくる自己中心的な美容師がかなり多かったです。
「良い商品をお客さんにもっと広めよう!」という意味合いのキャンペーンなら、私も大賛成です。
しかし!お店の売り上げを上げるためだけのキャンペーンは、大反対。
キャンペーンという大義名分で、お客さんにミスマッチな商品や、粗悪な商品をゴリ押ししても、購入したお客さんを不幸に陥れるだけです。
美容室で店販キャンペーンをやっている雰囲気があれば、「これは本当に自分に合っている商品なのか?」冷静に判断しましょう。
大体キャンペーンやってる時期は「これでもか!!」ってくらいお店の中にポップが貼りだされていると思います(笑)
理由3、ぶっちゃけシャンプーの知識なんてほとんどない人が大半
ぶっちゃけると、シャンプーの知識なんてほとんど無い美容師さんが大半です。
正確に言うと「自分は知識がある!」と思い込んでいる美容師さんがかなり多い。
美容師さんは基本的に”デザイン”に興味がある人はかなり多く、カットや新しいカラーの技術なんかに対しての知識は貪欲なまでに、セミナーなどで知識を入れる人は多いです。
が!シャンプーの知識に関しては、自分のお店と取引している業者から知識を入れて終わり、という美容師さんがかなり多いので、偏った知識の人が多いんですよ。
つまり、業者側に「このシャンプーは○○という最新成分が配合されているので完璧です!!」と説明されたら美容師側はなんの疑問も無しに、業者の説明を信じこんじゃうんです。
例えば、私の大嫌いなシャンプーケラス◎ーゼに関して言えば、「ニュートリオイルが配合されているので、くせ毛が抑えられます」と説明されると
「なぜニュートリオイルがくせ毛を抑えるのか?」
「そもそも、ニュートリオイルとは何なのか?」
疑問を抱かずに、業者の言っていることを鵜呑みにし、そっくりそのままお客さんに伝えて、オススメしているという人が大半なんです。
例え疑問に思ったところで、お店と取引先の業者の関係で取り扱う製品が決まるので、1店員である美容師が疑問を持っても「どうしようもない」というのが実情です。
過去に私の尊敬していた科学成分オタク系の先輩美容師さんもいて「このシャンプーはクソだな!」と一緒に語り合ったりもしたのですが、取り扱い商品を変えられるわけでもなく・・・
1店員でしかない私たちは「なすすべが無いっ!」という感じでしたね。(結局その先輩は店のやり方に納得いかずに、辞めて行ってしまいましたが・・・)
美容師さんはデザインに直結する(目に見える)技術、知識は大好きだけれど、シャンプーの知識の様に目に見えない知識はあまり興味がない人が多いという点と
もし、疑問があったとしても、お店と業者の取引という大人の事情の前では、”なすすべがない”ということが殆どだということです。
【結論】全ての美容師さんが悪では無い!
もしかしたら、あなたは今回の記事を読んで「美容師って最悪~」と勘違いされるかもしれないので、最後にこれだけは言っておかなければならないです。
確かに美容師は仕事なので、売り上げを気にしなければいけない面もあります。
しかし!私の過去の科学オタクの先輩美容師のように「どうすればお客さんにとって最高の選択か?」を常に考えて考えて、考えまくっている神様のような美容師さんも中にはいるという事です。
「売り上げが上がっている奴が偉いんだよ」みたいな売り上げ至上主義の最低な美容師も山ほど見てきました。
が、逆に売り上げだけじゃなく、「お客さんの髪のことを365日考えているような、素晴らしい美容師さんも多くいる!」という事は伝えておきたいです。(そういう美容師さんはやはり売り上げもついてくるのですが)
そして、当ブログでも完全匿名性という利点を活かして、業界の圧力に潰されない限り、これからも正しい知識を発信し続けていきます。
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