知ってた?あなたの髪がアミノ酸シャンプーでキシむ3つの原因と対策とは?

元美容師Mです。

せっかくアミノ酸系のシャンプーに切り替えたのに「なんか前のシャンプーより引っかかるぅぅ」とお問い合わせをいただくことが稀にあります。

アミノ酸系シャンプーは間違いなくシャンプーの洗浄成分の中で、アミノ酸系の成分が最高なのは間違いない。

ただし、いくらアミノ酸シャンプーであれ、魔法でもなければ髪をツヤッツヤにする劇薬でもありません。

今回はアミノ酸系シャンプーを使ってもキシッキシになってしまう原因を解説していきます。

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原因1、アミノ酸シャンプーなのに、ほんのちょっぴりしかアミノ酸系成分が入っていない

私が常々当ブログでお伝えしているのが「シャンプーを購入するときは絶対に洗浄成分をチェックしましょうッ!!」という事。

その理由の1つとして、シャンプーのパッケージに「アミノ酸洗浄成分配合!」とデカデカと書かれていても、実はほんのちょっぴりしかアミノ酸系の洗浄成分が配合されていないシャンプーも多々あるんです。

例えば、具体的な商品名はここでは伏せますが「アミノ酸系シャンプー」と宣伝しているシャンプーに以下のような配合のシャンプーがあります。

水、コカミドプロピルペタイン、ラウロイルメチルアラニンNa、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドDEA
※黄色にマーキングしているのが、シャンプーの洗浄成分

この配合を見てみると確かに「ラウロイルメチルアラニンNa」というアミノ酸系の洗浄成分は配合されています。

しかし!その直後に配合されているのが,洗浄力がメチャクチャ強力と言うことで有名な、ラウレス硫酸Naと同等レベルの「オレフィン(C14-16)スルホン 酸Na」が配合されていますね。

いくら、アミノ酸系の成分を配合していても、直後にメチャ強力な洗浄成分を配合してたら、せっかく洗浄力が適度にマイルドなアミノ酸系成分を配合しているのに、一気に洗浄力が高くなってしまいます。

例えるなら、「オーガニック成分配合!」と書いてあるのにオーガニック成分はほんの一部だけで、他の成分は化学薬品たっぷりみたいなイメージです。

オーガニック製品自体、私にはメリットは一切感じませんが・・・

このようにアミノ酸系成分はほんの一部だけで、他の成分は強力な洗浄力の成分を配合しているシャンプーをつかえば「あれ?アミノ酸系シャンプーなのにキシむ・・・」となるのは当然の事ですね。

ぶっちゃけパッケージや広告に書かれている宣伝文句なんて、業者側の都合の良いことや商品にとってプラスになる事しか書かれていません。

そもそも、アミノ酸系の定義自体まだまだ曖昧ですし、この成分が何%以上配合していないとアミノ酸シャンプーと書いちゃダメ!なんてルールも全く無いんです。

つまり!!業者がその気になれば、ほんの一滴だけアミノ酸系成分を入れて、「アミノ酸シャンプーで優しく洗いあげる」と宣伝できちゃうってことです。

もし、あなたがアミノ酸”系”シャンプーを使ってキシッキシになるなら、今一度洗浄成分をチェックしてみてくださいね。

原因2、あなたの髪のダメージがハイダメージの可能性

もし、あなたの髪が既にボロッボロにダメージを受けている、いくら洗浄力のマイルドなアミノ酸系に切り替えても、即効果を感じることは難しいかもしれません。

シャンプーはあくまでも洗浄するものなので、髪の毛をみるみる復活させるわけではないんですね。

いかに髪に優しいシャンプーを使ってダメージを最小限に留めるか?!が重要なんです。

もし、あなたがカラーやパーマ、縮毛矯正、ブリーチなどを繰り返して既に髪がボロボロであれば、アミノ酸系シャンプーでダメージを最小限に抑えつつ、トリートメントなどでキシキシを抑えるようにしてくださいね。

原因3、シリコン系シャンプーに慣れてしまっている。

私が思う一番多そうな理由がコレ。もし、あなたが今までシリコンがたっぷりどっぷり配合されているシャンプーを使い続けていたなら、このシリコンの感触になれてしまっているからキシんでいるように感じる可能性が高いです。

シリコンがたっぷり配合されているシャンプーやコンディショナーを使うと「あれ?流しても流してもヌルヌルする…いつまで流せばいいんだ?」と感じるのですぐに分かるはず。

あのヌルっとした感触はシリコンの感触ですね。

アミノ酸系シャンプーと謳われているものは、一時的に髪の毛サラサラにするシリコンが配合されていないものがほとんど。

アミノ酸系成分自体は洗浄力こそマイルドで、ダメージを最小限に抑えてはくれるもののシリコンのように髪の毛をコーティングして、手触り感をアップさせるわけではないので、即効性はないです。

誤解がないように伝えておくと、シリコン自体は悪いものではないです。

シリコンというプラスティックを連想させるネーミングから「毛穴に詰まる」とか「髪の毛をコーティングして痛めつける」ようなイメージが湧いてしまいますが、これらは既に10年くらい前から実証実験で否定されています。
シリコンシャンプーのデメリットは「全て嘘」検証実験で証明されています。

中にはカラーが染まりづらくなるんですか?と仰るお客様もいましたが、これも全く心配ないですね。

シリコン自体は髪の手触り感アップ、静電気防止効果などあるので悪者じゃあないんですが、問題はシリコンシャンプーの多くが洗浄成分がめっちゃ強いという事。

「シリコンでサラサラになるなら良いじゃん!」と思っちゃいがちですが、強力な洗浄力で髪の毛の洗浄しつづけるので、どんどんダメージを受けてきます。

このダメージをシリコンで一時的に誤魔化しているだけ・・・ってわけですね。

もし、あなたがシリコン系シャンプーを使っていて「最初はサラサラ感あったけれど、使っていくうちに引っかかるようにななってきた・・・」という事があればこのような原因からです。

シリコン=☓じゃなく、シリコンシャンプー=洗浄力が強いものばかり=☓って感じですね。

「アミノ酸系シャンプーに切り替えたけどキシむ」2つの対策とは?

いくら最ッ高の洗浄成分といえども、使った直後からサラッサラのツルッツルにしてくれるわけではありません。

ここでは、私の全知識を取り入れた対策方法を解説していきます。この対策方法をとりいれても尚「キシむ!」という場合はもはやシャンプーだけではどうにもならない状態と考えてOkです。

対策1、より洗浄力がマイルドなアミノ酸系シャンプーに切り替える

一言でアミノ酸系洗浄成分と言っても、洗浄成分が高めのものもあれば、しっとり系でマイルドな洗浄力ものもあります。

例えばアミノ酸系の中でも「ココイルサルコシン酸TEA」なんかはアミノ酸系で、刺激性はやや刺激性もあり、洗浄力はアミノ酸系の中ではかなり高い方です。
(と言っても、ラウレス硫酸系やオレフィンスルホン酸などに比べれば、かなりマイルドです)

逆に私が愛してやまない「ココイルグルタミン酸TEA」等は超低刺激の洗浄成分でありながらしっとり保湿力もあるという、良い意味で変態的な洗浄成分です(笑)

そしてよくアミノ酸系のシャンプーに配合される「ラウロイルメチルアラニン」はアミノ酸系の中では低刺激で尚且、中程度くらいの洗浄力があります。

もし、あなたがアミノ酸系シャンプーなのにキシッキシなるなら、アミノ酸系の中でも洗浄力が高いシャンプーを使っている可能性がありますので、更にマイルドなアミノ酸系のシャンプーに切り替えることを強くオススメします。。。

と言ってももう何がどれだかややこしいので、アミノ酸系シャンプーによく配合される成分の強弱を記載して見ますので要チェック!

・ココイルサルコシン酸TEA⇛刺激があり、洗浄力もある

・ココイルアスパラギン酸TEA⇛低刺激でアミノ酸系の中では中程度の洗浄力

・ココイルメチルアラニンTEA⇛低刺激で、やや洗浄力がある

・ココイルグルタミン酸TEA⇛低刺激でかなりマイルドな洗浄力

ココイルの部分がラウロイルになって配合されているシャンプーもありますが、ココイルもラウロイルもほぼ一緒です。

もし、あなたが「もうややこしくて、分からない!」というのであれば、当ブログからあなたの使っているシャンプーの解析記事を参考にしていただければ幸いです。

対策2、補修成分も配合されているものを選ぶ!

アミノ酸系洗浄成分の次に、重要なのが補修成分。

洗浄成分がメチャ強かったらいくら補修成分なんて配合しても、洗浄力の強さが上回りますが洗浄力がマイルドなアミノ酸系で更に、補修、保湿成分も配合されてればもう最強。

正直言って、洗浄成分がマイルドなアミノ酸系で更に補修成分も配合されているシャンプーを使っているのに、キシキシになる場合はもうシャンプーだけでどうにかするレベルを超えています。

ただ、注意点としてはパッケージに〇〇保湿成分配合!と書かれていても「この成分ほぼ無意味でしょ・・・」という成分しか配合されていないものも多いです。

例を挙げると「植物性のエキス配合!」と言ったように保湿力があると謳っているシャンプーもありますが、私の考えでは植物性のエキスとか入っても入っていなくても分からないレベルだと思います。

というのも、これらの植物エキスなどを毛髪に塗布して、これだけ補修された!という客観的な実験データとかってほぼ無いんです・・・

もし、あなたが絶対にダメージを抑えたい!!というのであれば、実証実験などで既に補修効果が認められている『ペリセア』などが配合されているシャンプーを選ぶことを強く、強くオススメします。

特に私が現時点で最高だと断言できるシャンプーがコチラ↓
『ペリセア』配合のアミノ酸系シャンプーharuシャンプーとは?

全てがアミノ酸系のマイルドな洗浄成分にも関わらず、補修成分にも「ペリセア」が配合されているんです。

私自身、200種類以上のシャンプーは見てきましたが、、、正直その辺のサロンシャンプーを軽く凌駕しています(笑)

対策3、トリートメント不要と書かれていてもトリートメントを使う!

いくら「トリートメント不要のアミノ酸系シャンプー」と書かれていても、あなたのダメージ具合、髪質によってはトリートメントを使ったほうが良い場合もあります。

シャンプーはあくまでも洗浄するものであり、トリートメントは毛髪を保護するものですからね。

ただ、注意してほしいのはいくら高級なトリートメントだろうが、一時的に手触り感をアップさせるだけで「髪の毛が生えたてのように復活することはありえない!」ということです。

これはサロントリートメントでも一緒で、どんな最高品質のトリートメントでも一時的に髪の毛の成分に近い疑似成分を髪の毛に詰め込んでいるだけでいつかは流れ出てしまいます。

故に私は以前から、トリートメントよりもシャンプーの方が100倍重要だ!と発信しているわけですね。
トリートメントよりシャンプーが絶っ対重要だと言える3つの理由とは?

どうやって髪の毛のダメージを回復させるか?を考えるよりも、以下にダメージを減らすか?を考えるべきなんです。

【結論】21世紀現時点でアミノ酸系より優れた洗浄成分は存在しない。

現時点でアミノ酸系を超える洗浄成分は存在しない!と思っています。これは私がアミノ酸信者だから言っているわけではなく、本当にアミノ酸系より優れているシャンプーの洗浄成分が無いんです。

もし、アミノ酸系以上に優れた洗浄成分が開発されればもちろん当ブログでも惜しみなく発信する予定。アミノ酸系の成分を使うことは髪の毛や頭皮をきれいする手段であり、目的ではないですからね。

ただ、私がこの記事を書いている現時点では間違いなくアミン酸成分が最強の成分なので、当記事を参考にしつつあなたは安心してアミノ酸系シャンプーを使い続けてほしいです。

「いや、もうアミノ酸だかなんだか知らんけど、とりあえず良いシャンプーが知りたい!」

というあなたは200種類位上のシャンプーは見てきたであろう、私の全知識を投入したアミノ酸シャンプーランキングも是非参考にしてみてください。
197品解析して分かった!ダメージ&乾燥毛向きのアミノ酸シャンプー5つを理由を添えて発表します。

ランキングに載っているシャンプーを使って「キッシキシになる!」という事はまず考えられないほど高クオリティなのは保証します。

 

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正しいシャンプーの選び方と4つの洗浄成分の特徴とは?

※新規タブで開きますので「読む時間が無いわっ!」という人はとりあえずタップし、あとで読むと言うのもオススメですよ。

※記事の内容は個人の感想であり効果効能を保証、医師や薬剤師およびその他の資格をもった専門家の意見に代わるものではありません。そもそも髪質、頭皮質は人により大きく違い、ご自身に合った物を選択するのが重要です。

1 個のコメント

  • まろ より:

    こんにちは!

    N.が流行ってますね!
    両方への意見を聞かせてください!!

    モイスチャーはダメだと思うのですが…。

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