目次
元美容師Mです。
よく聞かれるのが、「シャンプーとトリートメントなどは一緒のシリーズを絶対使った方が良いのか?!」という質問です。
結論から言ってしまうと、NO!!!です。笑
いや、NOと言うとライン使い自体がNOっぽく聞こえてしまいますが、正しくは”ケースバイケース”というのが正しいですね。
ライン使いでもOKな人もいれば、ライン使いじゃない方があっている人もいる!っというのが私の考えです。
というわけで、ライン使いのメリット&デメリットとどういう場合にライン使いするべきなのか?を300種以上のシャンプーを使ってきた元美容師が解説してきます!
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シャンプー&トリートメントライン使いの4つのメリットとは?
まずはライン使いのメリットから解説。
1,シャンプーとトリートメントの方向性はかなり近い
当たり前だろ!っと思われるかもですが、同シリーズのシャンプー、トリートメントなので配合されている成分も近い。
っというかかなり同じような成分が配合されていることが多いんです。
1つ例を挙げるとコチラの『ラスティークシャンプー』というめちゃしっとり感があるアミノ酸系シャンプーの成分を見てみるとこんな感じ↓
水、ココイル加水分解コラーゲンK、コカミドプロピルベタイン、コカミドDEA、ココイルメチルアラニンNa、ココイルグルタミン酸2Na、デシルグルコシド、グリセリン、ソルビトール、スクワラン、アルガニアスピノサ核油、ツバキ種子油、加水分解コラーゲン、加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解シルク、白金、ヒアルロン酸Na、プラセンタエキス、フラーレン、レスベラトロール、ブドウ葉/皮/種子エキス、セラミドEOP、セラミドNP、セラミドAP、コレステロール、加水分解コンキオリン、ポリクオタニウム-51、(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー、カンゾウ根エキス、 トレハロースヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、クエン酸、フィトスフィンゴシン、キサンタンガム、カルボマー、 BG、マルトシルシクロデキストリン、シクロデキストリン、マルトース、コカミドMEA、ココイルアルギニンエチルPCA、ラウロイルラクチレートNa、PVP、ポリクオタニウム-10、ペンテト酸5Na、炭酸水素Na、エタノール、メチルパラベン、フェノキ シエタノール、香料
そして、同シリーズのモイストトリートメントの成分がコチラ↓
水、セタノール、グリセリン、イソノナン酸エチルヘキシル、ベヘントリモニウムクロリド、ジメチコン、アモジメチコン、スクワラン、アーモンド油、メドウフォーム油、アルガニアスピノサ核油、ツバキ種子油、バオバブ種子油、マカデミア種子油、 ホホバ種子油、アボカド油、シア脂、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、加水分解コラーゲ ン、加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解シルク、白金、ヒアルロン酸Na、プラセンタエキス、ジメチルスルホン、セラミドEOP、セラミドNP、セラミドAP、コレステロール、加水分解コンキオリン、ポリクオタニウム-51、(メタクリル酸グリセリル アミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー、カンゾウ根エキス、フィトスフィンゴシン、キサンタンガム、カルボ マー、BG、乳酸、ベヘニルアルコール、コカミドMEA、ココイルアルギニンエチルPCA、ビスジグリセリルポリアシルアジ ペート-2、メトキシPEG/PPG-7/3アミノプロピルジメチコン、ラウロイルラクチレートNa、オレイン酸ポリグリセリル-10、 ステアルトリモニウムブロミド、アミノプロピルジメチコン、炭酸水素Na、エタノール、イソプロパノール、メチルパラベ ン、プロピルパラベン、フェノキシエタノール、香料
※黄色になっている成分が同じ成分
⇛【元美容師が解析】本当に良い?ラスティークディープセラムシャンプーの6つの優良成分はコレだッ!
代表的な成分のみ黄色でマーキングしてますので、他にもあるかもだけどかなり同じような成分が配合されているのがわかるはず。
しっとり感重視のシャンプートリートメントなので、植物セラミドの15倍もの保湿力があると言われている『天然セラミド』だったり、『リピジュア』なんかの高保湿成分はどっちにも入ってますね。
成分のことに語りだすと、それだけで記事が埋まってしまうので詳細の説明は省きますが、両者とも”しっとり感重視”という方向性が同じってのは成分見るとわかりますね。
ほとんどのシャンプー&トリートメントがこのような感じで、同じラインだと同じ成分が入ってることがかなり多いです。
市販のものとかでも、シャンプートリートメント
こう聞くと「え?じゃあ私は乾燥が気になるから、この場合だとライン使い一択ね!」
っと思う人もいるかもしれませんが、実は必ずしもライン使いが正解でもなかったりします(汗)
詳しくは後述のデメリットの欄で解説しますが、同じ成分が多く使われる=ライン使いが正しいとも言えない部分があるのでこの点は注意。
2、選ぶのが楽
なんと言ってもライン使いは選ぶのが楽。
星の数くらいあるんじゃないか?!ってくらいあるシャンプーを選ぶだけでも大変なのに、トリートメントも探すのは正直言ってメンドウです(汗)
同じラインであれば、大抵シャンプーが置いてあればその横に同じシリーズのトリートメントもおいてある場合が多いです。
ライン使いなら”とりあえず”すぐに使えるので、選ぶのが楽。悩む時間、別々に購入する手間を考えると、意外にメリットとしてはデカイ。
現代人は忙しいのだ。
3、ボトルデザインがいっしょなので統一感ある
いくらシャレオツぅなデザインのボトルでも全く方向性が違うデザインのボトルだと、お風呂場に統一感がでなくなるのはデメリット。
私の家はシャンプーレビューしまくっているのもあって、もはや統一感どころかシャンプーの倉庫みたいになっているので、諦めてますが(汗)
シンプルなデザインなら良いんですけど、デザインの主張が激しいものだと
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バッラバラになるのが気になります。
4、香りも近い場合が多い
これも意外にメリットですね。シャンプーが柑橘系のスッキリ系の香りなのに、トリートメントが甘ったるい香りとかだと、香りに統一感がないので疲れます。
疲れるだけならまだしも、香りが強くて髪の毛に残る場合だと、香りが混ざって変に感じることもあります。
シャンプー&トリートメントライン使いの3つのデメリットとは?
続いてデメリット。ライン使いが正しいとも言えない点がいくつかあるので解説
1,あなたの髪質にあっているとは限らない
一番私がお伝えしたいのがコレ!「ライン使いだとシャンプートリートメントの方向性が同じ」とお伝えしましたが、コレがあなたの髪質にあっているとも限らないんです。
どういうことかと言うと、先程のラスティークシャンプー&トリートメントの場合だとしっとり感重視のため、シャンプートリートメントどちらにも、セラミドやらリピジュアの高保湿成分が配合されてましたね。
ただ、人によっては”シャンプーだけ高保湿ならちょうど良いけど、トリートメントも保湿力が高いと保湿力が過剰になりすぎて、べとついてしまう”という場合もあるんです。
逆にさっぱり感重視のラインで”シャンプーの洗浄力がすんごく強くて、トリートメントもすごく質感が軽いものだと、トリートメントを付けてもパサツキが全然改善されない!ってパティーンもありえます。
ほとんどのシャンプートリートメントは、さっぱり系なら洗浄力強い&トリートメントの軽め。
しっとり系ならシャンプーの洗浄力はマイルド&トリートメント重め
って傾向があるので、一概にライン使いが正しいとも言えないってわけですね。
「ライン使いするとちょっと重くなりすぎる」っと言った場合は、シャンプーはしっとり感重視で、トリートメントは軽めのものを選ぶ
っと言った感じで髪質に合わせて使うのがベストなんです。
どうやってトリートメントの重さを判断する?
とは言っても何が質感重くて、何が軽いのか分からないよ。
っという人もいると思いますので、ちょーざっくりですが判断基準をお伝えすると、シリコンが多く配合されているものの方が重い傾向があります。
トリートメントの成分を見ると『ジメチコン』や『シクロメチコン』『アモジメチコン』などが配合されていると思います。
これらのシリコン系の成分が、成分表記順が早ければ早いほど、シリコンの配合量が多く(傾向にある)どちらかと言うと重めなトリートメントと判断できます。
1例を挙げると、私がハイダメージ毛さんに推奨しているかなり重めな『ハホニコ ビッツル トリートメント・ヒーティングタイプ』の成分を見ると
水、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、シクロメチコン、ヒドロキシエチルセルロース、セトリモ二ウムクロリド、アモジメチコン、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン、コメヌカスフィンゴ糖脂質、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、アルギニン、リシン、トレオニン、プロリン、パーフルオロポリメチルイソプロピル、ベタイン、ヒアルロン酸Na、トレハロース、ムラサキ根エキス、PCA-Na、ソルビトール、水添レシチン、リゾレシチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ジココジモ二ウムクロリド、ステアルトリモ二ウムクロリド、ラウレス-25、エタノール、BG、リン酸、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン
ジメチコン!シクロペンタシロキサン!シクロメチコン!っとシリコンのオンパレードです。笑
っと言った感じにちょーざっくりではあるんですが、トリートメントを選ぶ判断の基準にはなると思います。
他にも『グリセリン』やら『〇〇オイル』の配合量とか色々な保湿成分の要素もあるので、必ずしもシリコンが多い=重めとも言い切れない場合もありますけどね(汗)
ただ、何も知識無しでメーカーの広告をそのまま鵜呑みにして”感”だけで選ぶよりは良いでしょ!
2,季節や髪の状態に合わせて変えられない
これも上とかなり近いんですが、髪の状態って季節などの環境でも変わります。
最初はライン使いでも良かったけど、季節が変わって乾燥したらしっとり感が足りない。
けど、しっとり感が強いラインに乗り換えたら、今度はしっとり感が強すぎるなどなど。
ラインごと乗り換えることで、自分に合わなくなる場合は片方のみ今までのアイテムを使い、片方だけ別ラインのものを使うのもアリ。
また、季節以外にもスタイルチェンジした時なんかも、髪質は変わるのでこれが当てはまります。
3,どちらかが良いアイテムでも、片方は微妙なことが結構ある
今まで300種以上のシャンプーは使ってきましたが、「シャンプーは良いのにトリートメントはイマイチだなぁ」っというものも結構ありました。
逆にトリートメントは良いのに、シャンプーの洗浄力強過ぎぃい!みたいな。笑 (こっちの方が多いかな)
と言った具合に片方が良いアイテムでも、もう片方が微妙ってことは結構あります。
4,香りが全く別の可能性
メリットの欄でもお伝えしたように、香りが全く別だとちょっと萎えます・・・
【結論】同じシリーズ”だから”使うのではなく、あなたの髪質にあっているものを!
っとここまでライン使いのメリットとデメリットを長々とお伝えしましたが、一番お伝えしたいのは”あなたにあったアイテムを使おう!”ってことです。
とは言っても、「一々組み合わせまで考えるのはめんどくさいッ!」
っという人も多いと思うので私が推奨するのは”まずはシャンプーの成分をチェックする”ことを強くオススメします。
っというのもいくらトリートメントが成分良し!使用感良し!口コミ良し!でもシャンプーの洗浄力がめちゃ強かったりだとOUT!!です。
前の記事でも書きましたが髪の毛は一度傷んだら、何しても復活しないので如何にシャンプーで傷めせないか?!が重要になります↓
⇛トリートメントよりシャンプーが絶っ対重要だと言える3つの理由とは?
ライン使いするつもりなら、ぜっったいにシャンプーからチェックしてください。
ただ正直、成分チェックして~使用感もチェックして~とかやっていられないと思います。笑
そんな方はコチラの記事なんかも参考にして↓
⇛⇛【2022年版】元美容師が市販シャンプーランキング8選を発表します。
⇛【元美容師が選ぶ!】髪質改善アミノ酸シャンプーランキング4選を理由を添えて発表します。
まずはどんなシャンプーがあってるのか?使ってみてシャンプーがあってれば、トリートメントもライン使いするというのが良いと思います。
っというわけで、ライン使いしようか?!迷っている人は参考にしてくださいまし。
その他よく読まれている記事
⇛【2024年版】301品使って良かったと感じたアミノ酸シャンプー5選はコレ。
⇒安いけど使用感良かった2,000円以下市販シャンプー8選を発表します。
※新規タブで開きますので「読む時間が無いわっ!」という人はとりあえずタップし、あとで読むと言うのもオススメですよ。
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