【元美容師が解析】本当に産前産後にオススメ?ドルチボーレアマンナシャンプーの成分をレビューした結果。

元美容師Mです。

産前産後にオススメ！と宣伝されているシャンプー「ドルチボーレ　アマンナシャンプー」の成分を全力で解析＆評価していきます。

ネット上ではあちこちで「産前産後の方にオススメ！」とゴリ押しされている印象ですが、、、私の意見としては産前産後の方にオススメ！って感じでもありません。

かといって、「オススメじゃない！」とも言えません（笑）というには理由があります（理由は後述）

ということで、アマンナシャンプーの成分を一緒に見ていきましょう！

【最重要】ドルチボーレ　アマンナシャンプー洗浄成分は？

Dolci Bolle(ドルチボーレ) amanna(アマンナ) シャンプー 300ml

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あなたが新しくシャンプーを選ぶときにずぇえっったいに見て欲しいのが誰がなんと言おうと『洗浄成分』

シャンプーの成分は水が70％程度、洗浄成分が20～30％程度で、残りの10％以下が補修成分やら保湿成分香料などが配合されているんです。

水は何をどう頑張っても水なので、、、次に配合量が多い洗浄成分が最も影響力が出てくるというわけですね。

特に産前産後なんて、ホルモンバランスが通常と変わって、かなりデリケートになっているで、抜け毛も増えてきます。

もう「洗浄成分を見ないなんてありえない」くらいに思っていいくらいです。

ということで「ドルチボーレ　アマンナシャンプー」の全成分がこちら↓

水、コカミドプロピルベタイン、グリセリン、ココイルメチルタウリンNa、ペンチレングリコール、ラウレス-4カルボン酸Na、ケイ酸Na、PCA-Na、ヒアルロン酸Na、加水分解ケラチン(羊毛)、オタネニンジン根エキス、センブリエキス、サピンヅストリホリアツス果実エキス、マンダリンオレンジ果皮油、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、ポリクオタニウム-10、ベタイン、トレハロース、PEG-20ソルビタンココエート、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、クエン酸、クエン酸Na、エチルヘキシルグリセリン、カプリル酸グリセリル、ポリアミノプロピルビグアニド

いつものように黄色にマーキングしている成分がこのシャンプーの命運を分ける『洗浄成分』になります。

コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、ラウレス-4カルボン酸Na

この３つで構成されているんですが、表記が早ければ早いほど、配合量が多いので『コカミドプロピルベタイン』が最も配合量が多くメイン成分だと言えます。

ではこの3つの成分の特徴をみていきましょう！

洗浄成分１、コカミドプロピルベタイン

アマンナシャンプーのメイン！とも言える洗浄成分がコレ。どんなシャンプーにも大抵入っているベタイン系成分ですね。

市販のシャンプーから、3,000円を超えるような高級シャンプーまで幅広く配合される成分ですが、特徴としてはTheマイルド。

ベビーシャンプーにも配合されるくらい、刺激性も低く、洗浄力も優しい成分です。産前産後にオススメ！と謳っているだけあってかなり優しい成分がメインになっていますね。

確かに洗浄力はマイルドなのは間違いないんですが、私の経験上アミノ酸系の成分よりもベタイン系の成分の方がややパサツキが気になるかなぁという感じはあります。

ただ、優しい成分なのは間違いないですし、赤ちゃんにもそのまま使えるのは嘘じゃないです。

洗浄成分２、ココイルメチルタウリンNa

ココイル～と書いているので一見すると「おっアミノ酸系成分入っているやん！」と興奮しそうになりますが、”タウリン”と記載されているものは正確にはアミノ酸系成分じゃあありません。

といっても、市販によく配合されるんメッチャ強い洗浄成分「ラウレス硫酸」や「オレフィンスルホン酸」に比べると全っ然！優しい成分です。

アミノ酸系に近く、頭皮や髪と同じ弱酸性です。ただ、他のアミノ酸系成分よりも洗浄力がやや高めなので、細毛の方やカラー、パーマを何度かしている髪であれば、ややパサツキが気になる可能性はあるかなぁと言う感じ。

刺激性が低くやや洗浄力がある成分が使いたい人にオススメの成分。

洗浄成分３、ラウレス-4カルボン酸Na

ちょっと成分解析サイトなんかあちこち、見ている方だと「ラウレス～」と出た時点で身構えてしまいますが、、、

「カルボン酸」と記載されているので、酸性石鹸系で、一般的にめちゃ強い洗浄力と言われる「ラウレス硫酸Na」よりも刺激性は断然低いです。

ただし！洗浄力に関しては結構、高い成分でベチョベチョに整髪料をつけるような人であれば、一発で落ちるので重宝します。

なんですが、産前産後のデリケートなお肌に向いているか？というとう～んという感じ。

酸性石鹸系なので、皮膚刺激とかは低いけど、洗浄力は強めなので、あえてこの成分じゃなくてもいいでしょっ！というのが私の意見ですね。

総合的に見ると、、、ベビーシャンプーに配合されるほどマイルドなベタイン系をベースにやや洗浄力があるタウリン系、更に洗浄力が強めな酸性石鹸系を＋して洗浄力をアップさせているという感じ。

産前産後と宣伝しているだけあって、メインの成分は確かにマイルド。なんですが、タウリン系とカルボン酸については、洗浄力もあるしコレじゃなくても良いと思います（汗）

胡散臭い？ケイ素って効果あるの？

アマンナシャンプーが大々的に宣伝している成分の１つが珪素というミネラル成分。この珪素が濃縮された水溶液UMOという成分を髪とお肌のために配合しましたと書かれています。

ただ、珪素が髪やお肌にどのような効果があるのか？は謎です（汗）

まぁ薬事法なんかがありますので、効果がある！なんてことは絶対に言えないんですが、珪素自体がちょっと胡散臭いというか、効果が実証されたような実験データがないんですよね・・・

UMOと検索をかけると、「UMOは胡散臭くない」とか「UMOでガンが治りました」「ハゲが治りました」とか、そういう記事ばっかりで逆に胡散臭いです（汗）

悪い成分ではないんでしょうが、客観的なデータがないので現時点ではなんにも期待しないほうがいいでしょう。

珪素の他にも毛髪保湿成分として『ヒアルロン酸』が配合されていたり、ハリ・コシアップ成分として『加水分解ケラチン』なんかが配合されていますが、、、

う～んこのくらいの価格帯のシャンプーであれば「当たり前」のように配合されている成分なので、このシャンプーじゃないと！って感じは正直感じません。

産前産後にオススメ！と謳うなら「豆乳発酵液」などホルモンバランスを整えるような効果が期待できるシャンプーの方が良いかなぁというのが本音です。
⇛育毛効果にも期待できる「豆乳発酵液」配合したアミノ酸シャンプーはこちら

【結論】「悪くはないが、良くもない」といった印象でした

洗浄成分に関しては一番配合量が多いのがベタインで、次点の成分も刺激性が低い成分なのは間違いないです。

ただ、洗浄力に関しては、全てがアミノ酸系のシャンプーに比べると強いのは間違いないですし、産前産後の方にオススメか？！と言われると「コレじゃなくても・・・」というのが私の意見です。

どうしても、産前産後ってホルモンバランスの影響で髪が細くなりがちなので、もっともっと洗浄力がマイルドなシャンプーで良いと思います。
⇛【元美容師が選ぶ！】髪質改善アミノ酸シャンプーランキング4選を理由を添えて発表します。

価格に関しても300mlで3000円と価格に関しても、結構高めの設定ですし「オススメぇぇ！」とは言えません。ダメシャンプー！ってわけじゃないんですけどね・・・

もし、あなたが「ドルチボーレ　アマンナシャンプー」の購入を検討してれば、ぜひぜひ当記事も参考の1つにしていただければ幸いです。