元美容師Mです。
今私はかつて無いほどの怒りにぷるぷる手を震わせながらポチポチとタイピングしている。
と言うのも、オーガニックを謳っている、ジョンマスターオーガニックの自主回収騒動を知り、あまりにも酷い対応に怒っています。
私個人としては『オーガニック』に何の魅力も感じませんし、オーガニックだからといって、優れているとは思いませんがオーガニック製品を愛し美を追究する女性を裏切る行為は許されないないでしょう。
ハッキリ言って、訴訟問題になっても大袈裟じゃないレベルだと私は強く怒りを覚えます。
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ジョンマスターオーガニック製品、オーガニックじゃ無かった件
公式サイトの上に小っさく、小っさく「お客様へ重要なお知らせ」と書いてあるだけ
これ騒動知らなくて、サイト見ていただけなら、絶対気づかないでしょ↓
今回、自主回収の対象製品の一部に少量ながらシリコンなど天然由来とはいえない合成成分が含まれていたことが確認されましたため、かかる製品説明を直ちに取り止めました。この点、お客様への説明が正確でなく誤解を招いたことにつき、深くお詫び申し上げます。
なお、上記の合成成分は、いずれも厚生労働省より化粧品への使用が認められている成分です
http://www.jmo-group.jp/s/announcement/201709.html
つまり要約すると「今までオーガニックと言って、販売してたけれどシリコンとか入っていてオーガニックじゃなかったわ~。だからオーガニックって言うの辞めたわ。すまんすまん。あっ一応成分は厚生労働省認可の成分だから安心しといて。」と言うことです。
ジョンマスターオーガニックの自主回収のニュースを知ったとき、私は「精々、製品の中の成分の2,3成分が違っていたくらいだろう」と考えていたのですね。
ただ、調べていくと「全く別の物の商品にオーガニックを謳う成分表が貼り付けられていた」というくらいに完全に別物製品だったのですよ。
例えば、ジョンマスターの『イブニングPシャンプー』の間違って貼られていた成分表というのがこちら
旧成分表↓
アロエベラ液汁*、水、ババスアミドプロピルベタイン、デシルグルコシド、ココアンホジ酢酸2Na、パンテノール、ホホバ種子油*、セイヨウイラクサ根エキス*、ソルビトール、ハニーサックル花エキス、レモン果皮油*、グリセリン、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、加水分解ダイズタンパク、カミツレ花エキス*、トクサエキス*、ラベンダーエキス*、コンフリー葉エキス*、セイヨウノコギリソウエキス*、チャ葉エキス*、ソルビン酸K、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス*、アルギニン、セリン、トレオニン、塩化Na、安息香酸Na、ヒアルロン酸Na、PCA-Na、ルリジサ種子油*、ヒマワリ種子油*、アマニ油*、月見草油*、イオウ、トコフェロール、イランイラン花油*、グレープフルーツ果皮油*、ジュニペルスメキシカナ油*、ゼラニウム油*、パチョリ油*、ビャクダン油*、リナロール、シトロネロール
(*オーガニック認証成分です。)
そして、コチラが、新しい成分表
新成分表↓
水、コカミドプロピルベタイン 、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、デシルグルコシド、塩化Na、クエン酸、加水分解ダイズタンパク、ソルビトール、アロエベラ液汁、パンテノール、ババスアミドプロピルベタイン、イランイラン花油、アトラスシーダー樹皮油、ニオイテンジクアオイ油、ローズマリー葉油、ラベンダー花/葉/茎エキス、カミツレ花エキス、チャ葉エキス、アルニカ花エキス、PCA-Na、トコフェロール、ホホバ種子油、ココアンホジ酢酸2Na、トレオニン、アルギニン、セリン、月見草油、ヒマワリ種子油、ルリジサ種子油、アマニ油、ヒアルロン酸、アトラスシーダー木油 、ニオイテンジクアオイ花油、グレープフルーツ果皮油、レモン果皮油、パチョリ油、ユッカシジゲラ根エキス、セイヨウノコギリソウエキス、セージ葉エキス、ローズマリー葉エキス、ウルチカジオイカエキス、トウキンセンカ花エキス、安息香酸Na、ソルビン酸K、カラメル
見て貰えば一目瞭然ですが、全っ然違う商品なんですよね。これがまだ優しい成分で構成されているシャンプーであるならば、まあある程度は理解出来ます。
ただ、実際の成分内容をみると、ドラッグストアなんかに売られている1000円以下のシャンプーよりも酷い洗浄成分が配合されていたり、目玉成分の1つである『アロエベラ液汁*』よりも水の方が断然配合量が多かったりと完っ全に別物です。
簡単に洗浄成分を分析してみても
・コカミドプロピルベタイン⇒刺激自体は優しいが安価な一般シャンプーにもよく配合されている
・オレフィン(C14-16)スルホン酸Na⇒かなり刺激が強い洗浄成分、ラウレス硫酸などよりは幾分マシか?レベル
いやいや、これはヤバいでしょう・・・最早オーガニック云々というよりも、髪や頭皮に対して微塵も考えてないでしょう?ってレベルの粗悪な製品だと感じますね。
ジョンマスターでは「一部の表示不備」という表記で済まそうとしているみたいですが、ハッキリ言って成分詐称と言われても仕方無いレベルだと言えます。
ニュースなんかでもたまに「国産牛として販売していたけど、実は海外産でした」のような報道がされることもありますが、そんなものが「一部の表示不備」で済まされるはずないですよね?
ジョンマスターオーガニックの対応が最悪レベル
一応、旧成分表の商品を持っている消費者に対しては、新しい商品と交換すると言う対応を取っているようですが、意味不明です。
だって、新しい成分は先ほども書いたように「オーガニックではない、市販レベルのシャンプー」と交換されるんですよ?
ジョンマスターを使いたい人は、天然素材で作られた、完全なオーガニック商品を使いたいはずです。にも関わらずオーガニック商品ではない、しかもシャンプーとしてレベルの低い商品と交換するという対応を取っているんです。
いやいやいや、オーガニックが使いたくて使っていたのにオーガニックじゃなかったし、更に『交換する商品もオーガニックじゃない』ってもう狂ってるとしか言いようがないでしょう。
普通でしたら、返金対応するべきです。私もいろいろな会社をみてきましたが、これほど対応が最悪な会社は初めてですよ。ホント。
自主回収騒動中に新製品販売の意図とは?
私が驚いたのが、自主回収騒動が収まっていないにもかかわらず、新製品を販売する会社の態度には怒りを通り越して、最早笑いすらこみ上げてきた。
いやいやいや、おかしいでしょ?旧製品が全くオーガニック製品では無く、多くの消費者が騙されていると言うのに、堂々と「10,5Debut!」と発表出来る神経が理解出来ません。
そしてこのシャンプーの成分表がコチラ↓
水、アロエベラ液汁*、グリセリン、ココイルイセチオン酸Na、ラウリルスルホ酢酸Na、コカミドプロピルベタイン、トクサエキス*、ローズマリー葉エキス*、ローズマリー葉油*、セイヨウハッカ油*、ダマスクバラ花油、ホクベイフウロソウ油、スペアミント油*、ヒマシ油、パンテノール、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、レブリン酸、レブリン酸Na、p-アニス酸、クエン酸、クエン酸Na、シトラール、シトロネロール、ゲラニオール、オイゲノール、ファルネソール、リモネン、リナロール
(*はオーガニック認証成分です)
流石にヤバい!と思ったのか、アロエベラ液の配合量を増やした商品を慌てて販売したようにしか私には見えません。
これはあくまでも私の予測ですが、自主回収の騒動が落ち着いたら、しれっと旧製品は廃盤にし徐々にオーガニック系新製品を増やしていこうとしているんじゃないかと。
信頼性0ジョンマスターを使う理由って?
私自身はそもそも、オーガニックだからといって優れているとは思いませんが、それでも自然派思考でオーガニック製品を使いたいという人の気持ちも分かります。
オーガニックヘアケアの大御所とも言える、ジョンマスターの商品が全くオーガニックでは無く、しかも中身に関しても1000円以下の市販レベルであったと知ったら、私でしたらショックで2ヶ月は寝込むでしょうね・・・
オーガニックがウリだったにも関わらず、全くオーガニックでは無いジョンマスターを使う理由なんて1つも見当たりませんよね。
さらに一番腹立つのが、会社の対応です。全く中身が別の商品を販売していたにも関わらず、HPでコッソリと発表し返品対応のみ、しかも今まで何年もの間嘘の表記で売り続けていたにもかかわらず、しれっと新製品の販売。。。
この騒動自体無かった物にしようと企てているのでは?と感じざるを得ません。
私でしたらこんな会社の製品使いたくもないし、視界に入るだけで吐き気すら催しますね。
また、続報があれば当サイトでも取り扱っていこうと思います。
⇒【元美容師が解析】ジョンマスターシャンプー成分は本当に最低だと思う。
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※新規タブで開きますので「読む時間が無いわっ!」という人はとりあえずタップし、あとで読むと言うのもオススメですよ。
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