【成分解析】ボタニスト(バウンシーボリューム)シャンプー2つの良成分がコレだ！

元美容師Mです。

あの！あの優良シャンプーシリーズボタニストの新作がデター！！それが今回の『ボタニストバウンシーボリュームシャンプー』

猫っ毛の人や細毛の人向けに”ボリューム感アップ”がコンセプトのシャンプーみたいですね。

で、早速肝心の成分を見ていくとやっぱり、、、やっぱりボタニストなだけあって素晴らしいぃ・・・市販シャンプーとしては間違いなくハイレベルなシャンプーかと思いました。

ただ、正直言うと以前、当ブログでも解析したボタニストダメージケアの方が好きかな・・・笑

では一体どんな成分が配合され、どんな人向きのシャンプーなのか？！見ていきましょう！

※ボタニストシリーズは2021年リニューアルしました！リニューアル版のまとめ記事はコチラ↓
⇛【全8種類比較】ボタニストシャンプー(リニューアル版)元美容師があなたへのおすすめを解説

【最重要】ボタニスト(バウンシーボリューム)シャンプーの洗浄成分は？

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当ブログでずーーーっと伝え続けようと思っているのがシャンプーを選ぶ際は”洗浄成分”をチェックせよ！という事。

いくら、ハリ・コシ感アップ成分やらダメージ補修成分やら配合されていようが、シャンプーのメイン成分である洗浄成分が刺激の強い成分だったり、洗浄力が強い成分だったら無意味です。

シャンプーの成分は殆どが水と洗浄成分なので、この洗浄成分が強すぎると補修成分の効果以上に、乾燥やダメージを招きますからね(汗)

もし、あなたが新しくシャンプーを購入する時は、全部の成分をチェックせよ！とは言いません。ただ、最低でもどんな洗浄成分が使われてるのか？！はチェックしましょう！

お肌に直接触れる洗剤なんで重要ですよ？！

っという事で『ボタニストシャンプー(バウンシーボリューム)』の全成分がコチラ↓

水、ココイルメチルタウリンＮａ、ラウリルベタイン、コカミドプロピルベタイン、ココアンホ酢酸Ｎａ、ラウレス－４カルボン酸Ｎａ、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、ソルビトール、トレハロース、乳酸桿菌／豆乳発酵液、ユズ果実エキス、ジラウロイルグルタミン酸リシンＮａ、グルタミン酸、センブリエキス、ローズマリー葉水、マンダリンオレンジ果皮エキス、シャクヤク根エキス、シラカバ樹液、サボンソウ葉エキス、サピンヅストリホリアツス果実エキス、リンゴ酸、デシルグルコシド、ＢＧ、ポリクオタニウム－１０、コカミドＭＥＡ、ジステアリン酸ＰＥＧ－１５０、セテアレス－６０ミリスチルグリコール、エタノール、塩化Ｎａ、ＥＤＴＡ－２Ｎａ、フェノキシエタノール、安息香酸Ｎａ、香料

黄色にマーキングされている成分がこのシャンプーの命！とも言える洗浄成分です。

見てみると、以前解析したボタニストのダメージケアと配合されている成分はかなり近いですね↓
⇛【元美容師が解析】本当に良成分!BOTANISTシャンプー(ダメージケア)を全力でレビュー！

サロンシャンプーのメイン成分にも配合されるような洗浄成分がメインになっている点も一緒。

ただ、、、ダメージケアシャンプーで配合されていた優良アミノ酸系成分がコチラには配合されていません(涙)

では１つずつ洗浄成分の特徴を見ていきましょう！

成分1、ココイルメチルタウリンＮａ

ダメージケアと同じくメイン成分になっているのが、このタウリン系の洗浄成分。サロンシャンプーのメイン成分になっていたりすることもあるくらい良成分ですね。

アミノ酸系成分よりも洗浄力がちょっぴり洗浄力が高いのですが、刺激性はマイルドでダメージがある場合の方でも問題無く使える成分。

流石にブリーチ毛や何度も何度も縮毛矯正をかけているような、ハイダメージがある場合だと厳しいですがカラーやパーマを月１する程度なら難なく使える洗浄成分です。

成分2、ラウリルベタイン、コカミドプロピルベタイン、ココアンホ酢酸Ｎａ

どんなシャンプーにも配合されるベタイン系の成分ですね。３つ共名称は違いますが、ほぼ近い性質。

頭皮や髪に優しく刺激性や洗浄力はマイルドな成分です。私の感覚だとアミノ酸系の成分よりもやや洗浄力は高い印象です。

本当にほぼ全てのシャンプーに配合される成分なので、この成分自体は珍しくともなんとも無いですね。

成分３、ラウレス－４カルボン酸Ｎａ

ラウレス～と付くので、安いシャンプーに配合される『ラウレス硫酸Na』に近い成分か！？っと思われますが、全然違う成分です。笑

ラウレス硫酸Naとちがってコチラは酸性石鹸系と呼ばれる刺激性が低い成分ですね。

ただ、洗浄力にかんしては結構強めでどちらかと言うと、ベタつきが気になる！と言う人や皮脂量が多く整髪料もたっぷりつけるメンズ向けの成分です。

「ダメージが気になる！」という人や「乾燥が気になる！」という人はこの成分が多く配合されているシャンプーだとパサツキが気になるかも(汗)

コレはあくまでも成分単体の話ですけどね(汗)

で、成分を総合的に見ると、、、タウリン系の優しいけど洗浄力がちょっぴりある成分に、ベタインのマイルドな成分。更に洗浄力が強い酸性石鹸系を配合しているという感じか。

う～む。。。ダメージケアシャンプーに配合されていたアミノ酸系洗浄成分『ラウロイルメチルアラニン』を抜いた感じですね・・・

ダメージケアと差別化を図る為なのだろうけど、優良アミノ酸系成分が無くなっているのはちょっと残念。

アミノ酸系成分が配合されていない分、ダメージケアシャンプーよりもやや洗浄力が高いと予測されます。

とはいえ、市販シャンプーとしてはクオリティが高いのは間違いないですし、「ダメージケアだとちょっと洗い心地が物足りない」という人はコチラの方があっているかも。

２つのボリュームアップ成分とは？

１，グリコシルトレハロース

とうもろこしのデンプンから抽出される成分で”毛髪の表面とコーティング＆補修”する事でハリ・コシ感アップを期待できる成分ですね。

ただ単にハリ・コシ感アップさせるだけじゃなく、毛髪のダメージも補修してくれるのはスゴイぃぃ！

健常毛にブリーチ処理を行い損傷毛をつくり、50%グリコシルトレハロースと加水分解水添デンプン混合物に損傷毛を20分間浸漬し、水で洗浄後に余剰水分を除去し、ドライヤーで乾燥させ、電子顕微鏡で観測した。

観測の結果、損傷毛を50%グリコシルトレハロースと加水分解水添デンプン混合物で処理した場合は、毛髪の亀裂およびキューティクルのリフトアップは認められず、またキューティクルの配列状態は健常毛と差異がなかった。

これは、グリコシルトレハロースと加水分解水添デンプン混合物でコーティングされた影響であると考えられた。
出典：グリコシルトレハロースとは…成分効果と毒性を解説

どの程度ボリューム感がアップが期待できるのか？が分かるようなデータが見つからなかったのが残念ではありますが、ブリーチ毛にドライヤーを当てても健常毛と変わらないってのはスゴイ。

２，ジラウロイルグルタミン酸リシンＮａ(ペリセア）

おおおおお！ダメージケアに引き続き採用されている！っと私が喜び勇んだ成分がコレ！ペリセア。

トリートメントなんかにも配合されるような成分で、毛髪に塗布後１分程度で高速浸透＆補修してくれるという補修成分ですね。

しかも、洗浄後も毛髪に定着しやすいので、補修力継続力もかなり高い。

引用：旭化成ファインケムより

「ああどうせ、ペリセアはダメージケアの専売特許だろうな・・・」っと思っていたのですが、まさかバウンシーにも配合されているとはっ！

毛髪を強くする成分でもあるので、むしろこの成分でもハリコシ感アップは期待出来ると思います。

今回紹介した成分以外では『センブリエキス』や『シャクヤク根エキス』等の頭皮ケア成分も配合されていますね。

恐らく即効性が高いトレハロースなどのハリコシアップ成分だけじゃなく、頭皮の血行促進成分などを配合することで、毛髪の成長を促す⇛長期的なハリ・コシ感アップを狙っているのだと思われます。

シャンプーに配合されている成分なので、数ヶ月くらい使ったくらいじゃこの辺の効果を感じるのは難しいですが、”表面的に誤魔化すだけ”じゃないのが好印象！

【結論】べたつきやすい人、細毛の人にはおすすめ！

ボタニストの新シリーズということで、不安と期待があったのですが成分を見て安心。

今回のボタニストも間違いなく、市販シャンプーの中では良シャンプーだと思います。

洗浄成分はサロンシャンプーとそこまで変わらないクオリティだし、補修成分もペリセアなどが配合されていますし・・・

ただし！ダメージケアと違って『アルガニアスピノサ核油』『ホホバ油』等の保湿成分は配合されていませんし、補修成分に関しても『ゼイン』や『メドウフォーム－δ－ラクトン』も配合されていません・・・

っと考えるとあなたがダメージケア、髪の乾燥が気になる！という場合は間違いなくダメージケアを選んだほうが良いと思います。
⇛ボタニストシャンプー 全5種類の違いと選び方。あなたはこれを選べばOK

この辺りの保湿成分が配合されてしまうと、細毛や猫っ毛の人はべた～っとシてしまう可能性があるので、バウンシーではあえて外しているんでしょう。

ただ、ダメージケアにも『加水分解ケラチン』などのハリ・コシ感アップ成分は配合されているからなぁ～。

今回のバウンシーボリュームも良シャンプーなのは間違いないけれど、個人的にはダメージケアの方が好きです。笑

もし、あなたが『ボタニストバウンシーボリューム』を検討していたら、参考にして頂ければ幸いですm(_ _)m

※ボタニストシリーズは2021年リニューアルしました！リニューアル版のまとめ記事はコチラ↓
⇛【全8種類比較】ボタニストシャンプー(リニューアル版)元美容師があなたへのおすすめを解説