【元美容師が解析】この成分でこの価格?!タマノハダシャンプーを徹底レビュー!

元美容師Mです。

今回もオシャレぇぇなシャンプーを見つけてしまったので、全力で成分解析&レビュー!していきます。

シャンプーボトルは最近流行り(?)に透明感あふれるオシャレなボトル何ですが、、、正直内容成分については、口が裂けても「オススメっ!!」とは言えない成分構成でした。

なぜ、ボトルはメッチャオシャレなのに、オススメじゃないのか?!一緒に成分の特徴を見ていきましょう!

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【最重要】タマノハダシャンプー004の洗浄成分は?

あなたはシャンプーを選ぶ時何を重視して選びますでしょうか?私が美容師時代にお客様に同じような質問をすると「カワイイボトル!」「いい匂いのヤツ!」という答えが実は大半でした・・・(恐らく、6割くらいはこのような回答だったと思います)

しかし!私があなたにぜったいに伝えなければいけないのは「シャンプーでもっとも重要なのは、洗浄成分!」ということです。

シャンプーは頭皮や髪を洗浄するもの、この洗浄成分がメッチャ強いものだったら、無駄に髪や頭皮にダメージを与え続けることになります。それも365日、毎日、毎日、、、です。

一回、一回のダメージはそりゃカラーやパーマなんかよりは、全然小さいものだけれど、これが5年、10年と続けばダメージを受け続けるわけです。

というわけで、当記事を読んでしまったあなたは今日からでもいいので、「自分が使っているシャンプーの洗浄成分は何が使われているのか?!」は絶対チェックしましょう!!

という事で今回の『タマノハダシャンプー004』の全成分コチラ↓

水、ラウレス硫酸Na、コカミドDEA、ココアンホ酢酸Na、香料、オレアミドDEA、クエン酸、エチドロン酸、ジステアリン酸PEG-150、安息香酸Na、EDTA-2Na、水酸化K、ポリクオタニウム-10、塩化Na

ちなみにタマノハダシャンプーは000~005まであるのですが、香りは違えど内容成分についてはほぼ一緒なので、当記事を参考にして頂ければ問題無しです。

洗浄成分だけを抜き出してみると↓

ラウレス硫酸Na、ココアンホ酢酸Na

このシャンプーの性格を決めるのはたったの2つの成分といっても間違いないです。

シンプルなので、かなり好感は持てるんですが、当ブログではお馴染み。私の嫌悪する成分が配合されています・・・

でhあ、成分の特徴を1つずつ見ていきましょう!!

洗浄成分1,ラウレス硫酸Na

シャンプーは早く成分が記載されているもの程、配合量が多い成分です。(医薬部外品を除く)

つまり!ラウレス硫酸Naが2番目に表記されている点からして、この成分がタマノハダシャンプーメイン成分といえる成分ってわけですね。

ただ、この成分こそ、シャンプーの洗浄成分の中でもトップクラスに洗浄力が高い、私が嫌悪する成分なんです・・・
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これは私が理由もなく、勝手に嫌っているわけじゃなく、市販で販売される500円程度のシャンプーは必ずと言っていいほど、この成分がメイン成分になっています。

洗浄力も脱脂力めっっちゃ高いので、もしあなたがダメージや乾燥に悩んでいるのであれば、そのお悩みは更に加速する可能性が高いです。

原価が安く、泡立ちはメチャ良いので表面的な満足度は高くなる傾向があるので、メーカー側は使いたがる成分ですが、我々消費者にとってメリットはな~んにも無いです(汗)

しいて言うのであれば、シャンプーの価格が安くなりやすいことくらい。(このシャンプーは高いけど・・・)

洗浄成分2,ココアンホ酢酸Na

ココアンホ酢酸Naは「酸」とついているから警戒しがちですが、ベビーシャンプーにも配合されるほどの超低刺激!&洗浄力もかなり優しい!という成分。

ラウレス硫酸NAのメチャクチャ強力な洗浄力を、抑えるために配合していると思われます。

シャンプーのPHが中性になると、洗浄力が出てくるのですが、成分表を見ると『クエン酸』など酸性成分が配合されているので、洗浄力は抑えられているかと。

この成分自体はGOOD!な成分ですね。

総合的に見ると、メチャクチャ洗浄力が高いラウレス硫酸をメインにその洗浄力をマイルドにするために、『ココアンホ酢酸Na』を配合しているといった構成。

こう見ると、洗浄力が高いラウレス硫酸とマイルドな『ココアンホ酢酸Na』で丁度良い洗浄力になるんじゃないか?!と思っちゃいそうですが・・・

こんな成分を配合したところで、ラウレス硫酸Naの洗浄力は抑えきれません・・・それほどまでに『ラウレス硫酸NA』は強力なんです。

もし、あなたが「少しでもカラー・パーマを長持ちさせたい」「パサつきが気になる!「ダメージヘアを抑えたい」というお悩みがあるなら、私はぜっったいにオススメできない配合です。

ぶっちゃけ、この配合だったらドラッグストアで購入できるシャンプーの方が質が高いと思います。市販シャンプーも進化してきていますからね。
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ノンシリコンで大丈夫?補修成分が皆無です。。。

普通この手のラウレス硫酸などのかなり洗浄力が高いシャンプーは、洗浄力の強さを誤魔化す為に、シリコンを配合する場合が多いんです。

例えばこのシャンプーに近い成分構成で有名なパンテーンシャンプーの成分を見てみると…

~パンテーンエクストラダメージケアシャンプーの成分~
水、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウロアンホ酢酸Na、コカミドプロピルベタイン、ラウリル硫酸アンモニウム、ジステアリン酸グリコール、コカミドMEA、セタノール、香料、ジメチコン、ポリクオタニウム-10、、、

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『ジメチコン』というシリコン系の成分が配合されています。洗浄力が強い割に、洗い上がりがサラサラに感じちゃうのはこのシリコン成分のおかげなんです。

洗浄力自体がめっちゃ高いので、ジワジワ傷んでいき、ある日突然パサツキを感じるんですけどね・・・

しかし!このタマノハダシャンプーは洗浄力が高いにも関わらず、シリコンも配合していません。というかほぼ補修、保湿成分が配合されていません(汗)

「ノンシリコン!」と宣伝したいが為にシリコンを排除したんでしょうけど、この配合だったらシリコンを入れたほうがマシだと思います。

シリコンが悪影響を及ぼすというのは既に嘘だと否定されていますし、
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これだったらまだシリコンをいれて静電気防止、物理的摩擦を軽減してあげたほうが、髪に優しいと思います。

【結論】買う必要無し。ただ高いだけだと思います。

私はできるだけ成分を解析する時は、微妙だなぁと思うシャンプーでも、「いい面も読者さんに全力でお伝えしたい!」と思っているんですが、、、

このタマノハダシャンプーについては「ここは良い!」と言える点が1つも無い。ほんとに無い。

ボトルはオシャレといえばオシャレですが、購入するきっかけになるほどでもないですし、価格も1,000円ちょっとと安くも無いです。

香りに力を入れているっぽいですが、正直この成分だったら「香りにこだわる前に、洗浄成分をもう少しどうにかしてくれぇぇ~」というのが私の本音です。

もし、あなたがダメージや乾燥に悩んでいるなら、ラウレス硫酸などの強い成分がメインのものではなく、アミノ酸系の優し成分で作られたシャンプーを使ったほうが100倍幸せになれるはず。
197品解析して分かった!ダメージ&乾燥毛向きのアミノ酸シャンプー5つを理由を添えて発表します。

ぜひぜひ、参考にしてみてくださいね!

 

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※新規タブで開きますので「読む時間が無いわっ!」という人はとりあえずタップし、あとで読むと言うのもオススメですよ。

※記事の内容は個人の感想であり効果効能を保証、医師や薬剤師およびその他の資格をもった専門家の意見に代わるものではありません。そもそも髪質、頭皮質は人により大きく違い、ご自身に合った物を選択するのが重要です。

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