ボタニストシャンプー 全8種類の違いと選び方。あなたはこれを選べばOK

元美容師Mです。

数年まえからちょくちょく「市販の中で良いシャンプー」と話題に上がるボタニカルシャンプーですが、全く違う3つのラインナップが用意されているのでどれを使えばいいのか?分からない!と言う人もいるかと思います。

と言うことで、今回は「ボタニストが気になるけれど、8つの中のどれを使えばいいの?!」と迷いに迷っている、あなたの為に元美容師の私が超本気で選び方を伝授していきます。

それでは、LET’S GO!!

※ボタニストシリーズは2021年リニューアルしました!リニューアル版のまとめ記事はコチラ↓
【全8種類比較】ボタニストシャンプー(リニューアル版)元美容師があなたへのおすすめを解説

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シャンプーを選ぶ前に己を知れっ!あなたはシャンプーに何を求める?

焦ってシャンプーを購入する前によく考えて貰いたいのが、あなたの髪質の状態とシャンプーに何を求めているのか?を自問自答してみてください。

私が美容師時代にも「とりあえず良いシャンプーが欲しいのよ!」と言われる方もいたのですが、超、超重要なのがまずは自分を知ること。

美容室であれば、直接髪の毛に触れることやそのお客様のヘアスタイルの傾向などから、いくらでも提案する事が可能です。

が、これが市販のシャンプーを購入するとなると自分の今の髪質や、求めるスタイルをしっかり把握しなければお金をドブに捨てることにもなりかねません。

いくらダメージが気になるからと言ってもあなたの髪が細毛猫っ毛だった場合、しっとり系のシャンプーを使ってしまえば、ベットベトになる可能性が非常に高いですし、頭皮が弱い人であれば痒みが出たり、出来ものがでる可能性だってあるのです。

周りの人が「このシャンプー良い!」と言っているシャンプーでも「それがあなたにもそのまま当てはまると言うわけではないっ!」と言うことですね。

そりゃそうですよね。100人いれば100人とも髪質、頭皮の状態、ダメージ具合全員違うのは当然。

ですからしっかり自分の状態を知り、求める物に応じたシャンプーを選んでいきましょう!

ボタニスト8種類の特徴と違いとは?

私がこの記事を書いている時点では、ボタニストには『スカルプ、スムース、モイスト』の3種類のラインナップが用意されています。

※2019年9月に新たにダメージケアのラインナップが追加されました。

スカルプ<スムース<モイストの順でしっとり感が強くなってくると考えればOKです。つまりモイストが一番重い仕上がりで、スカルプが最も軽い仕上がりになるという事ですね。

と言うことでスカルプから順にどういう髪質の人がどういう目的の人で使うべきなのか?を1つずつ紹介していきます。

【ボタニストスカルプ】 頭皮ケア用向け 最も軽い仕上がり

スカルプ=頭皮という名称の通り、髪の毛に対して保湿成分や補修する成分なんかは殆ど含まれていません。

ただ洗浄成分に関しては、1000円以下の市販シャンプーなどと比べると、比較にならないくらい低刺激かつマイルドな洗浄成分なので多少、敏感肌の人にもオススメ出来ると言えます。

スカルプを謳う割には、これと言った育毛成分とかフケ防止成分とかが多く含まれているわけでもなく、しいて言えばグリチルリチン酸という消炎作用のある成分が含まれているので、痒み防止にはなるかな~といった程度。

本気の本気で頭皮ケアに悩んでいるのであれば、物足りない感はかなり感じる物の「髪のダメージはそこまで気にしていない」「頭皮のニオイや油分が気になる」と言った人であれば、ボタニストスカルプを選択するのも1つではありますね。

「頭皮の油分が気になる」

「カラーパーマなどの施術をそこまでしていない」

「猫っ毛で他のシャンプーだとペタっとしてしまう人」

より細かい解析はこちらも参照してくださいね。

⇒【解析】ボタニストシャンプー(スカルプ)の成分を元美容師が評価。使うべき人、止めるべき人教えます。

【ボタニストスムース】 最もバランスのとれた優良シャンプー ライトダメージ向け 軽い仕上がり

高価なシャンプーに比べてしまえば、「やっぱり洗浄力は高いなぁ」と感じてしまう物の市販のシャンプーとしてはかなり刺激もマイルドですし、洗浄力も控えめに設計されています。

流石ボタニカルを謳うだけあって、殆どの洗浄成分がアミノ酸系の成分で構成されているのですが、1つ懸念されるのが『ラウレス-4カルボン酸Na』という洗浄成分。

一般的に普及しているような、ラウレス硫酸ナトリウムなどよりかはかなり優しいものの、折角ここまで優しいアミノ酸シャンプーで構成するのであれば、全ての成分をアミノ酸系にしてコダワリ抜いて欲しかった。。。1500円弱という価格設定では、贅沢を言いすぎかもしれませんがw

洗浄成分については、アミノ酸系シャンプーとしてはやや強力な物の、髪の毛にハリコシ感を与える『加水分解ケラチン』『加水分解コラーゲン』なども配合されているのでボリューム感アップも多少期待出来ます。

「それほどダメージが無い細毛の方」や「髪の毛を立ち上げたり、軽いスタイルを求めている方」向けのシャンプーだと言えますね。

「細毛でダメージはそこまで気になっていない方」

「ヘアスタイルにボリューム感を求める方(ショートヘア、ライトダメージのパーマスタイル」

ボタニストスムースのより詳しい成分解析結果などはこちらも参照してくださいね。

【解析】ボタニストシャンプー(スムース)の成分を元美容師が全力で解析するとこうなる。

【ボタニストモイスト】私はこれをシャンプーとは認めたくない…その理由とは?

4つのシリーズの中で、最も重い仕上がり感を重視しているのが、こちらのモイストなのですが・・・

最初に言ってしまうと、私はこれをシャンプーだと認めたくありません。(厳密にはシャンプーなのですがw)

いつもいつも✕100くらい言っているのですが、シャンプーは本来髪の毛や頭皮を洗浄するのが使命。

どんなにダメージを負っている髪をケアしたいからと言っても補修成分や保湿成分なんかよりも、洗浄成分を最も多く配合するべきなのです。

にも関わらず、このボタニストモイストシャンプーは成分の表記を見ると重い質感を演出したいが為に、洗浄成分よりも保湿成分の方が多く含まれているんです。

水、グリセリンコカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルアラニンNa、ラウラミドプロピルベタイン、ラウロイルサルコシンNa、ラウレス-4カルボン酸Na、ココイルグルタミン酸Na、デシルグルコシド

黄色でマーカーしているのが、洗浄成分になるのですがそれよりも配合量が『グリセリン』が先に表記されていることからして、洗浄成分よりも『グリセリン』が多く含まれていると予測できますね。

グリセリン自体は、一般的なシャンプーにも保湿力をだす為に多く含まれています。(保湿だけで、補修はしません)

安全性も高い成分ではあるんですがだからといって、洗浄成分よりも多く含んでしまうのにはかなり疑問。というか超疑問。

いくら重さ重視のモイストシャンプーだからといっても、洗浄成分よりも多く保湿成分を入れれば髪の毛がべたつきやすくなるのは当然のこと。

ボタニストシャンプーを使うとべたつく!という口コミをかなり見かけるのはこれが原因かと。

本当に本当に髪のダメージを最低限に抑えたいのであれば、保湿力で誤魔化している物ではなく、髪の毛を補修する成分がふんだんに配合されているシャンプーを使うべきです。

髪の補修成分も頭皮の補修成分も入っているリニューアル版haruシャンプーとは?

ストレートヘアや重いカール感を演出したいのであれば、上記のようなダメージを補修するシャンプーを使いつつ、トリートメントで調整するのが最善だ!とここに宣言します。

と言うことで、私はこのボタニカルモイストは全くオススメしません。

「該当者無し」

【解析】ボタニストシャンプー(モイスト)の成分を元美容師が評価。絶対に止めるべき人とは?

【ボタニストダメージケア】シリーズ最高峰はガチでした。

「ダメージケア」最初に見たときは「他のと大して変わらないんだろうなぁ」と思って成分みてみたのですが、このボタニストだけ明らかに次元が違います(笑)

他のボタニストシリーズはとりあえず、保湿させるグリセリンなどの成分が殆どなんです。

が、このボタニストは「ペリセア」などの3,000円超えのシャンプーにも配合されるような、補修成分がしっかり配合されています。

やや洗浄力が高い成分は配合されているものの、バサバサになるレベルではないですし、あなたがダメージヘアで悩んでいても満足度は高いはず。

5つのシリーズの中でぶっちぎりで良シャンプーだと思います。というかこんな良シャンプーが出てきた以上、他のボタニストは使わなくて良いような・・・

「ダメージを抑えたい人」

「軋み、パサツキが気になる人」

「どのボタニストがいいのか?迷っている人」

⇛【元美容師が解析】本当に良成分!BOTANISTシャンプー(ダメージケア)を全力でレビュー!

実際に使ってみた感想はコチラ↓
ボタニストダメージケアシャンプーを使って分かった5つの真実と弱点とは?

【バウンシーボリューム】細毛、猫っ毛の人、ハリ・コシ感重視の人向き!

ダメージケアがあまりにも良すぎたのでちょっと不安もあったのですが・・・

このバウンシーボリュームも、洗浄成分はダメージケアにかなり近く良シャンプーでした。

が、確かにハリ・コシ感をアップさせるような『グリコシルトレハロース』が配合されているのですが、その他の洗浄成分に関してはダメージケアの方が上だと感じます。間違いなく。

ダメージケアには配合されていた、アミノ酸系の優しい~洗浄成分も配合されていないですし、保湿成分なんかもほぼ無い。

っと考えると「ダメージケアだとベタついてしまう!」というような細毛、猫っ毛さん向けですね。

「ダメージケアだとベトつく」

「髪のダメージは気になっていない」

「細毛、猫っ毛さん」

⇛【成分解析】ボタニスト(バウンシーボリューム)シャンプー2つの良成分がコレだ!

【チャコールクレンズ】炭成分配合。スカルプよりはややマイルドか。

執筆している時点で最も新しいのが、炭成分が配合された真っ黒なシャンプーチャコールクレンズです。

炭成分のおかげで汚れが落ちやすい!っというのが特徴・・・

なのですが、実は洗浄成分もこだわっており、アミノ酸系成分でありながら適度な洗浄力がある成分が配合されてます。

メイン成分がベタイン系のマイルドな成分なので、「スカルプだとちょっと洗浄力が強すぎるけど、しっかりめに洗いたい!」という人向きのシャンプー。

炭以外にもハリ・コシ感アップが期待できるポリマー成分なんかも配合されています。

どっちかと言うとメンズ向けのシャンプーかな。。。

「ダメージや乾燥毛ではない」

「スカルプよりやや優しい成分で洗いたい」

「頭皮の油分、ニオイが気になる」

【元美容師が解析】ボタニスト チャコールクレンズシャンプーの成分を徹底解説!

【プレミアム シルキースムース】

ボタニストシリーズから新しく販売された、プレミアムラインの1つがコレ。

タウリン系の洗浄成分がメインなので、サロンクオリティと言っても間違いない出来。

ただ、タウリン系の洗浄成分は”ダメージケア”や”バウンシー”でも使われているので、そこまでプレミアム感はないかも・・・

他のボタニストと違って、和植物『アズキ種子エキス、コメヌカエキス、クズ根エキス、ダイズ種子エキス、シャクヤク根エキス、イチジク果実エキス、アセロラ果実エキス、アロエベラ葉エキス等』

で保湿力アップを狙っているみたいですが、、、どうなんでしょう。悪くはないですが、すごく保湿力が高いようには思えません(汗)

髪の毛を保湿するために生まれてきたわけでもない、植物のエキスですからね。

他にも『ペリセア』などの補修成分は配合されていますが、通常のボタニストの倍以上の価格にしてはイマイチな気がします。

っというか、ダメージケアがコスパ良すぎなんですよね。笑 市場破壊レベルのコスパの良さなので、それと比べちゃうとイマイチ感は正直あります。

より詳しいレビューはコチラ↓
【元美容師が解析】何が違う?プレミアム ボタニカルシャンプー(シルキー)の成分レビュー!

プレミアム ボタニカルシャンプー(シルキースムース) 公式

【プレミアム ベルベットモイスト】

こちらもプレミアムラインで、よりしっとり感強め。

シルキースムースよりもやや洗浄力がマイルドなものに変更され、『リピジュア』という保湿力が高い成分も追加されています。

こちらもシャンプーとしてはかなり良質。ではあるものの、やはり倍近い価格っと考えると・・・

オススメ!!とも言い切れないのところが正直ありますね(汗)

和植物成分がどれだけ保湿力あるのか?!にかかってますが、それほど高い保湿効果は期待出来ないかと。

より詳しいレビューはコチラ↓
【元美容師が成分解析】プレミアム ボタニカルシャンプー(ベルベットモイスト)をレビュー!

プレミアム ボタニカルシャンプー(ベルベットモイスト)

【結論とまとめ】あなたはこれを使えばOK。

長々と書いてしまいましたが、もしあなたがボタニストを検討しているのであればスカルプ、スムース、ダメージケアの3択から選ぶことを強く、強くオススメいたします。

ただ、ダメージケアだけ突出して良成分が配合されてるので、もしあなたが「どれが良いのかわからない」場合は、ダメージケアをとりあえず使用してみることをオススメします。

スカルプ:頭皮に少し痒みがある、頭皮の油分が気になる 猫っ毛、細毛

スムース:ダメージはあまりに気にならない、且つ軽い仕上がりを求める ローダメージの細毛

ダメージケア:とにかくダメージケア、パサツキが気になる人。

バウンシーボリューム:ベタつきやすく、細毛の方

チャコールクレンズ:頭皮の油分、ニオイが気になる。スカルプだとちょっとぱさつく

いずれも、ダメージの補修力はかなり弱い物の洗浄成分に関しては刺激も少なく、市販の安価な物に比べるとマイルドなのでそこそこの満足感は得られるはず。

そしてもう一点、念を押して伝えたいのが「モイストはオススメしない!」と言うことです。なるべくダメージを抑えたい!と言うことであれば、保湿成分が配合されている物よりも、補修成分が入っている物を選ぶべきなのですよ。

重い質感=補修していると勘違いされる方も多いのですが、保湿と補修は似て非なるものなので注意してくださいね!

それでは、当記事で一人でも多くのビューティヘアが生まれますように!

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※新規タブで開きますので「読む時間が無いわっ!」という人はとりあえずタップし、あとで読むと言うのもオススメですよ。

※記事の内容は個人の感想であり効果効能を保証、医師や薬剤師およびその他の資格をもった専門家の意見に代わるものではありません。そもそも髪質、頭皮質は人により大きく違い、ご自身に合った物を選択するのが重要です。

2 件のコメント

  • ゆみ より:

    はじめまして。
    何年も、色んなシャンプーを使ってみて
    結局どれがいいのか、わからないままでいます。
    年齢と共に、うねりや癖が気になって、まとまりにくくなってきました。
    今はMARUというシャンプーを使いはじめてみたところです。
    このシャンプーは、どうでしょうか?
    HARUの方が良ければ、そちらに変更したいなと思ってます。

    • ブログ運営者 元美容師M より:

      はじめまして!
      MARUシャンプーの成分も見ましたが、優しめの成分がメインなので悪くないと思いますよ!

      まだ使い始めてみたとのことなので、しばらく使ってみてイマイチ・・・
      っと思ったらharuも使ってみるのが良いかなぁと思います。

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